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最小メモリーPCは、どこまで使えるのか #2

前回、MacBook Air のSSDを換装し、今回は、Kubuntuのインストールと検証をしていきます。前回までの内容は、↓から

インストール~検証

インストールは、Kubuntu 22.04 LTSを入れていきます。こちらは、タブレットPCと同じバージョンです。

インストール

細かなインストール手順については、省略します。気になる方は、↓の記事を参考にしていただければと思います。

新規インストールでしたので、すんなりと終わる予定でしたが、以外と時間がかかりました。その訳は、このMacBook Air mid 2011モデルは、USB端子がUSB 2.0端子しかないのです。(遅いはずです。)

一応、最低限のインストールとアップデートを済ませたので、タブレットPCの時、設定したMUSTとWANTがどれくらい実現できたか検証します。
(詳しくは、↓の記事を)

MUST検証

ウェブブラウジングができること
問題なくです。

タブレットとして活用できること
今回は、ノートPCなので、この項目は、除外

マルチタスクができること
最初、フリーズもしましたが、ドライバー更新後、安定しているので一応

WANT検証

YouTubeが見れること
連続5回再生を繰り返しましたが、安定していましたので

ゲームは、ブラウザゲーム程度ができること
こちらの繰り返し行いましたが、もたつきもなく動作したので、

動作が軽いこと
今回は、Mac OS High Sierraとの比較になりますが、これは、微妙です。
次にまとめていきます。

動作が軽い = 微妙な点

例えば、アップデート時に対象ファイル読込やブラウザでの読込時にもたつきが見られます。これは、Mac OSも同様です。また、アプリの立上もMac OSよりは、若干速いですが、もたつきを感じ、Mac OSでは、しなかったフリーズも発生しました。

そんな訳で、Mac OSから乗り換えたところで、劇的に動作速度が改善したという体感が無いので、微妙=△とします。

タブレットPCと比較してみる

タブレットPCでは、YouTube視聴が完璧にできたと言い難く、逆にMacBook Airでは、すんなり視聴できたので、そのあたりを比較します。

YouTube視聴時のスワップは?

スワップに関しては、両方共に発生しています。
メモリー2GBでは、スワップ発生は、避けられないようです。

MacBook Air のスワップ状況

システムモニターで違いを比較すると、↓のようになります。

左 : MacBook Airのシステムモニター
右 : ASUS T-100Hのシステムモニター

開いているアプリに違いありますが、動作状況を見るとCPUの負荷が若干低減されている程度の差があります。

素人予想では、スワップ発生時、CPUの処理とスワップがあるメディアに依存していると想定します。キャッシュを超えたものがメモリーやディスクに行ったとき、その処理過程でフリーズしたりしなかったりするのだろうと思います。

少なくともノートPC位のCPUとSSDであれば、メモリー2GBでもなんとか使えるのだと思います。タブレットPCに関しては、CPU処理が不足気味とストレージがeMMCなので、フリーズする可能性が高いかなと思いました。

とはいえ、ノートPCのメモリー2GBもPC立上後にアプリを起動したりすると、フリーズの可能性は、あります。基本的には、メモリー不足気味です。

その他の機能について

タブレットPCでは、以下の機能に制限がありましたが、このMacでは、どうだったのかを検証します。

Webカメラが使えない : 〇
タブレットPCでは、特殊(?)なカメラで、Linuxサポートされていないカメラでしたが、MacBook Airでは、ノートPCにおいて一般的なデバイスであるUSBカメラだったため、問題なく使用できます。

Bluetoothのペアリングができない : 〇
こちらもMacBook Airでは、認識、ペアリングができ、Bluetoothデバイスを使用することができました。この問題は、タブレットPCの個体問題かもしれません。

次回は、MacBook AirをUbuntu化するにあたって、気になっていた点を見ていきます。

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