見出し画像

USBメモリーレビュー : KIOXIA TransMemory U304

KIOXIA TransMemory U304 64GBのレビュー

今年4月に発売され、気になっていたKIOXIAのプッシュスライド型USBメモリーをレビューしていきます。



カタログスペック (メーカー公表値)

幅 : 20.50mm、長さ : 55.50mm、高さ : 10.40mm、重さ : 9.0gのノックスライド式プラボディです。性能は、未公表です。


ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)

シーケンシャル読出速度は、バリュークラスに近い値です。
全体的に既視感の数値ですが、これは、TransMemory U301の別バリエーションといってもよいのかと思います。

そういった意味で、キャップ式のU301か、ノックスライド式のU304かという形状違いになると思います。

KIOXIA TransMemory U304 64GB (FAT32)ベンチテスト

容量・リード・ライトテスト (H2testw)

リード・ライトテストでも、個体差は、あるもののU301との相違点は、ほぼなく、基本構成は、同一であることがわかります。

読出は、得意だが、書込は、少々苦手というKIOXIAメモリー全般の特長も引き継いでいます。

KIOXIA TransMemory U304 64GB (FAT32)容量テスト

Ubuntu インストール・ブートテスト

インストール(書込)テスト
インストールには、22分48秒要しました。検証済USBメモリー全体平均が26分18秒ですので、平均程度、気持ち速いかなという測定結果です。
参考速度は、14.62MB/sになります。

ブート(読出)テスト
ブートには、57秒かかりました。検証済USBメモリー全体平均が2分49秒です。全体でも速い部類に属する結果です。読出性能は、良いと思います。
参考速度は、140.35MB/sになります。


その他良い点、気になった点

良い : ノック式の押し出し感は、後発なだけに感触が良い

気になる : U301と同等性能。クラス違いを考えると。

ノック式の中では、デザインとコンパクトなサイズで好感が持てます。
現状。販売しているノック式では、エレコムと甲乙つけがたいです。

一方で、気になる点として、挙げた性能ですが、同じノック式で比較すると、ちょっと見劣りする部分もあるので、多少の性能差をつけて欲しかったなと思うところがあります。


KIOXIA TransMemory U304 検証結果まとめ

ざっくりまとめると性能等は、以下のようになります。

  • ファイル読出 - ★★☆☆☆ (USBメモリーの中ではやや遅い)

  • ファイル書込 - ★★☆☆☆ (USBメモリーの中ではやや遅い)

  • アプリ系インストール - ★★★☆☆ (USBメモリーの中では平均的部類)

  • アプリ系ブート - ★★★★☆ (USBメモリーの中では平均より速い)

  • コスパ - ★★★★☆ (USBメモリーの中では平均より安い)

※ コスパは、2024/8/29 Amazon販売価格を基に評価しています。

性能面では、U301と同等。同じカテゴリーの製品と比較すると、少々、苦しいかも。コスパに関しては、26.44円/GBと平均よりやや安いといった価格設定をされています。

KIOXIA TransMemory U304 の検証テストを終えて
デザイン面では、ノックスライド式では、コンパクトさとまとまり感に好感を持てます。

実は、性能面で期待していたところもあって、検証してみて、U301の別バージョンと判明した時には、ちょっと…という気持ちになったのも事実です。

このメモリー一番の売りを最後に書くのは、どうかと思いますが、
「MADE IN JAPAN」が欲しかったら、キオクシアの一択です。
こちらの製品も日本製です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?