見出し画像

USBメモリーレビュー : SanDisk Extreme Pro

SanDisk Extreme Pro 128GBのレビュー

サンディスク Extreme Pro 128GBのレビューです。
モデルレンジは、ハイエンドモデル。サンディスクのUSBメモリーでは、トップモデルになります。ライバルは、トランセンド JetFlash 920です。



カタログスペック (メーカー公表値)

幅 : 21.00mm、長さ : 71.00mm、高さ : 11.00mm、重さ : 18.14gのスライド式メタルボディです。性能は、シーケンシャル読出速度 : 420MB/s、シーケンシャル書込速度 : 380MB/sです。


ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)

テスト結果は、Transcend JetFlash 920と同等の超速です。これは、カタログスペックからそうなるだろうなと予想していた速度です。項目別では、トランセンドと優劣がありますが、速度帯として考えるとほぼ同等かと思いますし、USBメモリーでは、超速です。

ちょっと残念だったのは、書込速度がカタログスペックとの乖離が大きかったことです。検証環境が異なるので、一概に言えませんが。でも、十分に速い速度です。

SanDisk Extreme Pro 128GB (FAT32)ベンチテスト

容量・リード・ライトテスト (H2testw)

リード・ライトテストにおいて、トランセンド同様に速度の大きい落込がみられました。ですが、USBメモリーとしては、格段に速度が違います。
普段想像しうるUSBメモリーと比較したら、気にならない速度落込です。

サンディスクのUSBメモリーは、そこまで書込速度が速くない印象だったのですが、こちらのモデルは、その印象を覆しました。トランセンドより速い結果だったのです。

SanDisk Extreme Pro 128GB (FAT32)容量テスト

Ubuntu インストール・ブートテスト

インストール(書込)テスト
インストールには、4分17秒要しました。検証済USBメモリー全体平均が28分14秒ですので、平均より遥かに速く、トランセンドより速い値という測定結果です。参考速度は、77.82MB/sになります。

ブート(読出)テスト
こちらは、参考として見ていただきたいです。実は、UUIの書込では、ブートできず、急遽、Rufusで書き込んだものを使用して、検証しました。
(検証のプロセスは、同じ)

ブートには、33秒かかりました。検証済USBメモリー全体平均が3分4秒です。高速起動したという結果で、USBメモリーでは、最速になる内容です。
参考速度は、242.42MB/sになります。


その他良い点、気になった点

良い : アクセスランプを装備している点

気になる : 他と比較しても、大きくて重いボディ
気になる : 表面加工のせいか、脱着時に手が滑りやすい

ボディは、正直、ごっついです。重量もUSBメモリーとしては、重い部類です。ただ、大きいことが悪いかというとそうでもなく、USB同士の干渉も考慮されていますし、目立つので無くしにくいという利点もあります。

アクセスランプが装備され、PC装着時に見やすい位置にあるという点は、ポイントが高いと思います。


SanDisk Extreme Pro 検証結果まとめ

ざっくりまとめると性能等は、以下のようになります。

  • ファイル読出 - ★★★★★ (USBメモリーの中では最速部類)

  • ファイル書込 - ★★★★★ (USBメモリーの中では最速部類)

  • アプリ系インストール - ★★★★★ (USBメモリーの中では最速部類)

  • アプリ系ブート - ★★★★★ (USBメモリーの中では最速部類)

  • コスパ - ★☆☆☆☆ (USBメモリーの中では高額部類)

※ コスパは、2024/7/14 平均販売価格を基に評価しています。

性能面では、文句なくハイエンドクラスですが、価格面もハイエンド。性能は、素晴らしいの一言ですが、ライバルのトランセンドと比較すると、価格面では、ちょっと悩んでしまうと思います。

コスパに関しては、43.31円/GBとUSBメモリーとしては、1GBあたりのコストが40円を超えています。

SanDisk Extreme Pro の検証テストを終えて
やっぱり速かった。という感想。もはや、USBメモリーでなく、外付SSD的な使い方があっているのだろうなと感じました。

トップモデルを続けて、検証してきましたが、価格帯の低いモデルを検証する時、これらのモデルを忘れるようにしないといけないとも思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?