USBメモリーの選び方 2024
USBメモリーを購入、検証したモデルが50モデルに達しそうなので、「USBメモリーの選び方 2024」として、まとめとガイドとして、記事にします。
USBメモリーの最新機種は?
正直なところ、USBメモリーの新機種は、いくつか発表されていますが、そう大々的に宣伝されているわけでは、ありません。
Amazon等でも多くの種類が販売されていますが、新旧取り混ぜたモデルを扱っています。最新機種を選択するというのは、至難の業かもしれません。
一般的に最新機種は、高い。という傾向は、USBメモリーでも当てはまります。
USBメモリーも最新機種を選んだ方が良いのか?
ここについては、「No」です。
USBメモリーの性能は、USB規格のどれに対応しているかと容量で決まってきます。技術的進歩も特にどのUSB規格に対応しているかで、性能技術的上限が決まってきます。なので、最新機種であっても、バリエーションを増やしただけのモデルもあり、最新だからといって、高い性能を有しているかという点で見ると、そうでもない。という可能性もあります。
一方で数年前に発表された高速な性能を有しているモデルの方が、市場価格がこなれてくるので、以外とお得に入手できたりする場合もあります。
こちらの方が満足度は、高いかなと思います。
USB Type Cは、高性能なのか
結論からいうと、端子形状で性能の違いは、ほとんど、ありません。
USBメモリーに搭載されているUSBコントローラーというICチップとメモリーで性能の違いが出ます。なので、USB Type Cだからといって高性能の証ではないです。USB Type AとType Cを備えているUSBメモリーも端子形状で性能にほぼ違いは、ありません。(例外もありますが。詳しくは、下の記事を)
高性能モデルは、購入価値があるのか
個人的には、価値があると思いますが、使用用途で異なると思います。
画像や動画等のデータを頻繁にやり取りしたりする場合は、高性能モデルをお勧めします。やはり、読出、書込速度が速いという事は、それだけ転送時間の短縮になりますし、何より転送時間の長さからくるストレスから解放されると思います。
少ない容量のファイルをやり取りする場合は
数100KB程度のファイル(例えば、Excelファイル等)を時々読出したりするシーンが多いのであれば、100MB/s~150MB/sくらいのUSBメモリーでも十分かなと思います。速度的には、HDD並みですが、使用頻度とコスパを考えるとちょうど良い選択肢かと思います。
プレゼン資料を入れて活用したい場合は
Power Pointのプレゼン資料を入れておいて、プレゼンに使いたい、顧客にPCの中を知られてはいけない場合等にUSBメモリーを使用したりするケースもあると思います。こういった資料は、画像等多く使用され、ファイル容量自体、数MB~数10MBになるケースも多いと思います。プレゼン開始時にファイルの読み込みが遅いと気まずくなるものです。
やはり、ファイル容量が大きくなると、それなりに読出速度が速いものを選ぶことをお勧めします。性能目安として、200MB/s以上のモデルを選択しておきたいところです。速度的には、HDD以上SATA SSD未満です。
動画ファイル等を転送したりするメディアとして活用したい場合
動画ファイル等は、大きいものでは、数GBになったりするものもあると思います。転送時間の短さが最も求められる性能であり、読出速度や書込速度にこだわりたいところです。性能目安として、400MB/s以上のモデルを選択したいです。速度的には、SATA SSD同等です。
大容量モデルの選択について
これは、使用用途によって異なると思いますが、恒久的なストレージには、ならないのがUSBメモリーです。なので、一時的にデータを移動する最大量でUSBメモリーの容量を決めるのが良いと考えます。
画像類を恒久的に保管したい場合は、外付けSSDやHDDを検討されることをお勧めします。
大容量モデルは、高性能が絶対条件
1TB、2TBと大容量のUSBメモリーを見ることが多くなりました。
やみくもに大容量モデルを選択することは、お勧めしません。やはり、容量が大きくなると、そこにあるデータ類を読出したり、書込みするには、それなりの時間を要します。
大容量だけど、読出速度や書込速度が低い場合、一晩経っても読出や書込が終わらないという状況も出てきますし、そういったモデルもあります。
大容量モデルを検討する際には、速度性能にもこだわるのが重要です。後々、作業ストレスを低減してくれるはずです。
正規ブランド品の価値
USBメモリーも正規品と並行品があります。為替状況では、並行品がとてもお得に思えることもあると思います。では、正規品のメリットは?
正規品のメリットは、サポートと保証に尽きると思います。
USBメモリーも正規ブランドになると、3年程度の長期間の保証が付与されています。アフターサポートも日本に窓口があるので、万一の時でも安心して相談ができます。初期不良は、販売元で対応してくれます。
販売証明となる領収書と保証書は、大事に保管しておきましょう。
並行ブランド品のリスク
一方で並行品には、こうした保証は、付与されておらず、販売者の対応次第となるケースが多いと思います。(初期不良以外は、対応不可の場合も)
仮に海外で購入した場合は、その国のサポートに依頼しなければならないというハードルもあり、返送費用は、購入者負担になるケースもあり、国際配送の手間と料金を考えると更にハードルがあがります。
USBメモリー購入ガイド
これまで検証してきた中で、どんなモデルを購入すれば良いかという点、コスパの観点も加味した上で、購入するならば、このブランド、モデルが良いという形で紹介していきます。
また、検証した結果は、毎月ランキングとして、記事をリリースしていますので、そちらも参考にしていただければと思います。
それとは、別に機種毎にレビュー記事も投稿しています。気になる機種の性能が知りたいという方は、併せて、参考にしてみてください。
大容量・高性能モデル
このクラスは、アメリカや台湾ブランドのモデルがラインナップも充実しており、性能も申し分なく、動画ファイル等の大容量ファイルを扱うにも良いと思います。
ブランドとしては、サンディスクやトランセンドを筆頭に、キングストン、韓国のサムスンが挙げられます。
日本ブランド・MADE IN JAPANモデル
日本ブランド(バッファロー、アイ・オーデータ、エレコム)は、なんといっても安心感がありますが、反面、大容量、高性能モデルになると、コスパが上記に挙げた海外ブランドより遥かに見劣りします。
日本ブランドは、いわゆるボトムラインにあるUSBメモリーがコスパが最も良く、容量、性能が上がるにつれ、コスパが悪くなります。
どうしても日本製USBメモリーが欲しいという方は、キオクシア一択です。
一部、上位モデルには、台湾製も含まれていますので、購入時には、生産国の確認が必要です。
ボトムライン
USBメモリーとしては、一番売れているのがボトムラインだと思います。
上記で挙げたブランドの他に台湾ブランドも検討に加えたいところです。
ブランドしては、シリコンパワーやエーデータです。
書込速度もあり、ボトムラインとしては、優秀かなと思います。
間違っても中華ノンブランド品に手を出すな
商品名にブランド、メーカー名が記事されていない中華のUSBメモリーは、絶対に購入しないことをお勧めします。過去にもいくつか記事にしましたが、詐欺的な商品が多く、安物買いの銭失いを実践するような商品ばかりだからです。
中には、きちんとした商品もありますが、見た目だけでその性能や偽装の有無を判断できる訳でもないのです。価格やコスパが良いからという理由だけで判断するのは、危険であり、最初から購入検討から除外するのが、賢明かと思います。
買ってよかったと思ったUSBメモリー
ここでは、購入、検証した中で性能やコスパが良かったと思うUSBメモリーを10モデル挙げていきます。(高性能・大容量からボトムラインまで)