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USBメモリーレビュー : SanDisk Ultra
SanDisk Ultra 32GB のレビュー
SanDiskは、Western Digitalの1ブランドになります。USBメモリーの他にSDカード等を同ブランドで発売しています。
SanDisk Ultraは、USB 3.0規格のUSBメモリーとしては、バリュー~ミドルグレード帯の商品になり、公表スペックは、シーケンシャル読込速度 最大130MB/sとなります。
ベンチマークテスト (Cristal Disk Mark)
![](https://assets.st-note.com/img/1698905498570-75Uv5elXbf.jpg)
シーケンシャル読出速度は、公表スペック以上に出ています。反面、シーケンシャル書込 (SEQ1M Q8T1)速度の落ち込みが気になります。
容量・リード・ライトテスト (H2testw)
![](https://assets.st-note.com/img/1698905867292-7XnE3b2Fyz.jpg)
容量テストは、問題ありません。このテストでの転送速度は、Cristal Disk Markよりも30%程度減の数値になります。そういった意味では、読出速度は、Cristal Disk Mark比30%減の113MB/sです。一方で書込速度は、Cristal Disk Markで気になっていた速度の落ち込みがこちらのテスト結果に反映されたという結果になりました。
Ubuntu インストール・ブートテスト
インストール (書込) テスト
インストールには、30分17秒かかりました。Cristal Disk MarkでのWrite性能
が高くないことをインストール時間でも証明した形となります。2023年11月の順位でいうと、11機種中6位ですので、可もなく不可もなくといったところになります。(30分をどのように捉えるかは、別問題とします。)
ブート (読出) テスト
ブートは、43秒でした。2023年11月の順位では、11機種中2位でした。1位とは、1秒という僅差でしたので、実質1位くらいの読出性能があると思います。ブート後も以外とさくさくUbuntuが動作します。読出性能が低いと逆にもっさりとした動きになるので、この点は、優れていると感じます。
その他の良い点、気になった点
外寸の実測値は、幅約22mm 長さ約57mm (端子収納時) 厚み約11mmです。
今回テストした機種では、幅と厚みは、大きい部類になります。
良い点
大き目のボディは、持ちやすく、スライドロック機構もカチッとした
手ごたえがあり、ロックホールドも良好でした。
気になった点
大きく厚みのあるボディの影響で、横並び、縦並びでも、隣のUSB端子間隔が8mm程度スペースが必要と思われます。これ以下では、接続する機器にもよりますがUSB端子同士干渉する可能性が高いです。
USBハブ等では、単独の差し口が無ければ、他のUSB機器との併用を諦めるか、USB延長ケーブルを使用するしかなさそうです。
SanDisk Ultra 検証結果のまとめ
SanDisk Ultraは、読出 (読込)に特化したUSBメモリーといえます。
2023年11月度の比較テストにおける順位分布もそのような結果となります。
![](https://assets.st-note.com/img/1701307881596-vrCf0WAfne.jpg?width=1200)
詳細を見てみると、読出 (読込)は、特筆すべき性能です。他の部分は、どちらかというと、中位に位置しており、可もなく不可もなくという感想です。
![](https://assets.st-note.com/img/1701308333388-1WwRIdYR2k.jpg)
SanDisk Ultraは、どんなシチュエーションに向いているのか
書込したファイルを繰り返し使用する場面において相性が良いと思います。
例として、
・ テンプレートファイル置き場としての活用
・ 音楽ファイルの再生
が挙げられます。