週刊誌詐欺
悪名高い週刊誌の手口
芸能界では週刊誌に書かれることが、警察に捕まったということと同等の扱いになってしまっている。
スポンサーが離れ、テレビに出られなくなり、一部の過激な市民がテレビに出すなと運動を行う。
週刊誌を全て真実だと信じ込んでしまう人が増えていることも問題である。
人はなぜ週刊誌の嘘や虚偽を信じてしまうのだろう。
オレオレ詐欺という名で知られた特殊詐欺は認知度が高まっているにも関わらず、年々被害者は増え、被害金額は年間何百億にも及ぶ。
なぜ騙されてしまうのか。それは犯罪行為をする詐欺師が騙す方法を真剣に考えているからである。
週刊誌も同じである。
民衆を騙す方法を真剣に考えている。
かつてのゴシップ誌という流れをくむ週刊誌は、証拠がなくても、事実でなくても書くことができる。何を書いてもいい。
証拠がないと言えば、犯罪でも証拠がない場合があるといい、我々は警察ではないと開き直る。
それでも、民衆を騙すために様々な方法を駆使する。
書き手が人物を作り出し、A子さんやB子さん、◯子(仮名)、関係者談、など、自分が考えたことを、作り出した人物が話したことにする。情報提供者保護の名目で、その人物が特定されることはない。性に関することであれば、セカンドレイプなどという言葉を持ち出し、絶対に特定されないようにできる。
そして、第三者の証言として信憑性を持たせることができる。
また、芸能人であれば、かつてテレビで発言した言葉を引用するなどすると、より現実味を持たすことができる。
真実味を少し混ぜることで、全てが真実であるように見せるのである。
心理学であり、洗脳、民衆扇動のテクニックであるともいえる。
このように週刊誌は自分達に避難が及ばない方法を使い、民衆を騙すことに特化している。
そして、そこに人間の本能でもある野次馬根性、正義感などを利用して、いわゆる炎上を引き起こす。
週刊誌を相手にしてはいけない。
そして特殊詐欺の撲滅を心から願う。
〈了〉