想定の範囲内希望
こんにちは、はいるです。寝ても覚めてもシフォンを焼く毎日です。今回のテーマは「旅行」でしたね。
旅行リスク高すぎ
何を隠そうわたくし、旅行が嫌いである。旅行は、行くところ、泊まるところ、食べるもの、基本的に全て選択と決定の連続だ。吟味するだけでも時間がかかるのに、行ってみて「はずれ」なんてことがざらにありまくる。
見知らぬ土地で美味しいか美味しくないかもわからない店に入ったり、人気の店に行ったら人がごった返して混雑していてイライラしたり、旅行雑誌で取り上げられている美しい風景やお店が実際に行ったらめちゃめちゃみすぼらしかったり、あんなにホームページ綺麗なのに旅館狭っ汚っとか、もう、これを書いているだけでいちいち泣きそうになってしまう。
いやいや、わかってますよ。行ったら行ったで思いがけない風景に出会えて感動したり、現地の美味しいものを食べて感激したり、ホテルや温泉でゆっくりのびのびするんですよね。良さはわかる。ただ、それが本当にそうなのか、選択している時点では確認する術がなくて、実際自分が赴かないと答えがわからないことが嫌なのよ......。(それが醍醐味だろって言われたらこの話は終わります)
さちこがキューバへの愛を語ってたけど、海外なんてなおのこと、まじ怖くて行けない。選択・決定が多いのはもちろん、言語通じないのに荷物紛失されたり飛行機の乗り継ぎ失敗したらどうしたらいいの?!??!異文化の料理本当に受け付ける???!!?想像しただけでパニック。想定外のこと、ただでさえ生きてて起こらないで欲しいのに、想定外しかないところに自ら赴くの、恐ろしすぎる。
はいはい、可哀想な人ですよ
こういう人、自分の世界がずっと日本だけで、価値観が狭くて可哀想......。旅行なんて、想定外のことに出会うことで自分の視野が広がったり、学びを得たりできるのに......。
はい、そんな読者の声が聞こえてくる。うんうん、気持ちわかる。でもわたしはいいの、日本に居たいの。想定内の生活の中で生き、死んでいきたいの。不慮の事故で死ぬにしたって、絶対に家が良いの。
キャンプは最高
その点、キャンプはいいぞ。
さちこに「キャンプは旅行じゃないの?」って聞かれた。「旅行」のWikiまで出してきて、「旅行とはよその土地へ行くこと」と定義まで教えてくれた。でもわたしの中で、「旅行」と「キャンプ」は明確に違う。
キャンプは選択肢が基本的にない。都内から近いキャンプ場なんてそもそもかなり限定的だ。キャンプ場の「綺麗」とか「汚い」ってまあまあたかが知れてる。泊まるところは持参のテント、食べるものだって基本的には自ら調理する。テント生活って別に快適じゃないけど、その分温泉はどこ行っても天国に思える。想定外のこと、起こらない。安心して見知らぬ土地と向き合うことが出来る。山の空気、美味しいなあ。川の音、安らぐなあ。朝陽がキラキラしているわ。鳥の声も、美しい。星が見て!あんなに沢山!自然ってなんて素晴らしいんでしょう!!!!
さちこと一緒なら行く
うるさいよね。ごめん。でもやっぱり、よその土地へ行くって、現実逃避の側面があるから。仕事とか生活のことからいったん離れて、リフレッシュするってこと。そういう意味では、「旅行」は選んだり決めたり、考えることが多すぎちゃうんだよね。わたしはキャンプで、なんにもないところで自然だけ感じて、自分のちっぽけさ感じるくらいが、ちょうどいいかな。
ということで、わたしがもし海外旅行に行くとしたら、さちこに1から10までアテンドしてもらわないといけない。かわりにキャンプはアテンドするよ!給付金で、1人でも立てられる、デュオキャンにぴったりのテント、買うから待っててね~!