開業医は収入に対する税率は減らせないが、労働時間に対する税率は減らせることの証明
選挙前ですし、税金の話をします。
その辺にあるNISAとかふるさと納税とか小規模企業共済とかの節税話ではないです。
前提として
「時間は命そのもの」
であることを共通の認識とします。
我々開業医は自営業者ですので、
「自己労働時間=売上」
となります。
そして個人事業主で最高税率であれば
「自己労働時間×4/10=収入」
であり
「自己労働時間×6/10=税金」
つまり週5日働くうち3日は税金の為に働いています。
命である時間の60%を搾取されてる状況を改善するために、他者の労働時間を使います。
非常勤医師を1週間の午前・午後10コマのうち7コマ来てもらうとしましょう。
自分も出勤して同時に2診で見た場合、患者総数が同じとしたら
「自己労働時間は13/20に減少」
自己労働時間に対する税金の比率は
「自己労働時間×13/20×6/10=39%」
で約20%の削減ができます。
収入に対する税金比率を20%削減することは簡単じゃないですが、
自分の時間に対する税金比率を20%下げることは可能です。
さらに2診にせず完全に非常勤医師に任せた場合
「自己労働時間×3/10×6/10=18%」
これであればそもそも週に12時間しか働かないのですが、働いてる時間の18%であれば、
「税金の為に働く時間は週に3日間→2時間」
に減少します。
非常勤医師の人件費が年間1800万だとすると、手残りは約800万程減少します。
それでも、週24時間の国への奉仕が2時間に減らせると、年間で
「22(時間)×52(週)=1144時間の奉仕時間削減」
つまり自分の命を1時間7000円程度で買い戻せるとしたら、皆さんはこの投資の価値をどう考えるでしょう。
その時間を家族や自分の健康や趣味に使って今を楽しむこともできます。
これを実現する条件は
・任せられる医師を雇えること
・医師以外のスタッフが理解してくれること
・人件費が1800万円/年を捻出できること
などが挙げられます。
最後に
税金を払うことは別にいいです。
それが世の中の困ってる人のためになってるなら。
問題なのはその使われ方。
自分の命と引き換えに得てる対価を、政治家が誰のおとがめもなく無駄なことに使ってるのに納得いってない。
ただそれだけです。
皆さん政権を変えるために選挙に行きましょう!
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