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ADHDな大人の幼少期のこと【第1章 別れ編】その1

大人になりADHDだと気がついた1977年生まれの中年男性が今振り返ると、幼少期はなかなか大変でした。毎日のように起きる喘息の発作、フルーツを食べると起きる喉のかゆみなどのアレルギー反応。呼吸ができなくなるたびに「生きるのって辛いな〜」と思っていたことを思い出します。

私は少しアスペルガーも入っていたのか、家族揃って車で出かける度に「交通事故に遭わないなんて私達はすごいね、ラッキーだね!」と繰り返し発作的に同じ発言をし、両親にたしなめられることも度々でした。

もう一つ印象に残っているのが「蝶々結び」の練習のことです。結婚前に学校の先生だった母親は繰り返し結び方を教えてくれたのですが「固結びでいいじゃん!」と、思っていた私がいつまでも蝶々結びを覚えない事に、母親が若干ヒステリックになりつつ、ムキになっていた事を覚えています。

生きにくいな〜と幼心に思っていた幼少期は私が小学生四年の秋に起きた事件で激変を迎えるのですが、興味のない蝶々結びを練習しなければならない状況下でこの時の私はただただ「蝶々結びの必要性が理解できないんだよな」みたいなことを考えているのでした。
続く
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