学生時代に触れて欲しい演劇
皆さんは演劇って観たことがありますか?
演劇に触れる機会ってなかなか、ないのではないかなぁと思います。
劇団四季や宝塚は有名ですが、セリフをストレートに投げ合ういわゆるストレートプレイと言われるものは観たことがないという方も多いのではないでしょうか?
今回は、ぜひ学生時代に触れて欲しい演劇作品をご紹介します!
今回ご紹介したいのはこちら。
ままごと『わたしの星』
2014年8月21日(木) - 8月31日(日)に三鷹市芸術文化センター 星のホールにて初演が行われた作品です。
劇団ままごとの旗揚げ作品で岸田國士戯曲賞も受賞している新しい音楽劇『わが星』。ままごとを象徴する作品ともいえる、時報を合図に、少女と星の一生を描いたこの作品の世界観を受け継いで誕生した作品がこも『わたしの星』です。
(『わが星』のオープニング。上演中は音楽がずっと流れていて、ミュージカルのような、音楽と台詞が融合したような、ラップと台詞を行き来するような、不思議な時間が流れる)
『わたしの星』に出演していたのは、オーディションで選ばれた高校生たち10人。大人の力を感じながら、スタッフにも高校生が参加します。
火星への移住と、文化祭の発表をめぐる高校生たちの1日を描いた作品になっていて、地球がだんだんと住むことができない星になっていく中、別の星に移住するとか、地球に残るとか、そんな話を高校生がしていて、もしかしたらそんな日が実際に来るのかもしれないと思いをはせたり。そう思えば文化祭の発表どうするの? なんて現代でもよくある会話をしていたり。それらを全て、本当の高校生たちがしているということがものすごく青く映り、感情移入をしてしまいます。
また、ラストシーンでずっと一緒に過ごしながらお互いがお互いを羨んでいたことを告白するシーンがあるのですが、それがものすごく印象的で美しいのです。なんか、わかるなあ、といいますか、自分に持っていないことを持っている友達ってものすごくうらやましく映るんですよね。
この『わたしの星』2017年にまた違うメンバーで再演されているのですが、初演とは全く別物になっていました。演劇は生ものなのだということを強く実感した瞬間でした。
戯曲は無料で公開されているので、気になった方はぜひ読んでみてください。
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