当時の子どもたちの言葉を聞いて

今日、8/6は広島に原爆が落とされた日です。

あれから75年が経ちました。

あの日の原爆、あの日の戦争を、今では知らない人の方が多い。私もその1人です。

そんな私たちは戦争を"過去にあったこと"としか受け取れません。自分が経験していないことなのだから仕方のないことです。

しかし、仕方ないで済ませていいのだろうか?

仕方ないで済ませてしまったら、いつか戦争を知る人がいなくなって、人間はまた同じ過ちを繰り返してしまうのではないだろうか?と思いました。

そんな時、とあるTwitterのアカウントに出会いました。

https://twitter.com/nhk_1945shun?s=21

『ひろしまタイムライン』という企画で、戦争が起きていた75年前にもし、SNSがあって、広島の原爆にあった人たちがTwitterをしていたらという発想からのもののようです。

この「シュン」くんの他にも、やすこさん、一郎さんのアカウントがあります。

実際に当時の日記をもとにしてツイートを行なっているのだとか。

「シュン」くんは当時13歳で、今の広島大学附属中学校の1年生だった新井俊一郎さんがモデルになっているそうです。


リアルタイムで、75年前の広島の様子が、自分のTwitterのタイムライン上に流れてくるのです。

おかげでTwitterを開くたびに心が痛み涙が出そうになります。

でも、今まで過去の出来事でしかなかった原爆が、ほんとうに目の前で起こっているかのような、今まで経験したことのない感覚に襲われて、より一層戦争なんて今後起こしてはいけない。核兵器なんてこの世にあってはいけないという思いが強くなります。

現代におけるSNSの普及をうまく使った企画だと思います。


それから、こんな記事も見つけました。

「いたといたの中に はさまっている弟、 うなっている。
弟は、僕に 水 水といった。
僕は、くずれている家の中に、 はいるのは、いやといった。
弟は、 だまって そのまま死んでいった。
あの時 僕は 水をくんでやればよかった。」


当時の子どもたちは、己も原爆の被害を受け、友達や両親、近所のおじさんおばさんが亡くなるのを目の当たりにし、何を思ったのでしょう。

どんな思いでこの詩を詠んだのでしょう。

1年に1回でもいい。

過去に人間たちが起こした過ちを、振り返る時間をつくるべきだと、私は思うのです。



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