恋愛観

私にはとっても優しくて可愛い彼氏がいる。

今、彼について来てバイトしながら暮らしている。
ゆくゆくは一緒になれれば良いと思うけど人生だし別にダメでも良いと思っている。
未来の私がどんな気持ちでこの記事を見るのか、はたまた題名だけ見て削除するのかはわからないがアウトプットして脳みそを軽くしたいだけなのでどうでもいい。
ばかみたいなこと書いてると駄文生成罪で夜道刺されるかもしれないが誰も知り合いが見てないのを良い事に自分の頭の中をいっぱい書いてしまおうと思う。

まず私は性分として何に関しても一点集中型だという自負がある。そのくせ気が多いので気になったもの全てに首を突っ込んで手に負えなくなるのが常だ。そんな私が自分のやりたい事と彼氏というプライベートな存在を両立できるはずが無く最初はたくさん悩んだしとても邪魔なものに手を出してしまったと思った。

自分の中で恋愛というのは生きていく上で必須ではないし優先順位の低いものだったが、恋人を持つ友達の会話にもついていけないのがなんとなく馬鹿にされたようで悔しくて、恋バナなんてものはくだらないし本当にどうでもよかったけど”気になったものに首を突っ込む”という性分が働いて若い内だし失敗しても良いからやってみればいっか。という結論に至りマッチングアプリを始めた。

もっと言うと
マイナス面の動機としては

・恋人がいる友達の、恋人がいた事がない、恋愛に興味がないと自称する私への生暖かい目が嫌だった。
・恋人のいる友達同士の会話がワンランク上の別の世界での話に思えてなんと無く疎外感を感じていた。
・友達との付き合いが悪くなる、友達に100%の労力、金を割かなくなる。

プラス面の動機としては
・漫画で読んだ「ロマンス」が体験できるのではないか
・「私彼氏いるから」って言える(自慢)
・友達の恋バナに混じって知った口を利く事ができる

というのがあった。
マイナス面の動機は私がされて嫌な事だったので友達にはしないようにしたいのだけどなかなか難しい。。
・生暖かい目は多分してしまってると思う。上から目線で「あ〜あなたはまだだから分かんないよね〜」って言われるのが嫌だった。毎回「なんで色恋にうつつを抜かしとるお前が上なんじゃ!!私の方が真面目に生きてるのに!!」と思ってた。なんだかんだ色恋系の話になるとアドバイスする立場に回ってしまいがちなのが嫌だ。もっと同じ目線で物事を見て共感して話したいのにって思う。
・友達と彼氏と別の場所で予定のブッキングが進行していくからどうしても付き合いが悪くなってしまう。
あと私の彼氏は24時間ずっと一緒にいたいタイプの人なので隙あらば予定を詰めてくる。最初はしんどかったけどもう慣れた。彼の地元についてきて他に遊ぶ人がいなくなったので用事も彼と出かけるぐらいになってしまった。
それはそれで趣味や仕事の話ができないので日々考えた事を吐き出せず持て余してるところはある。友達〜〜〜見てるか〜〜〜見てたら電話してくれ〜〜〜君と話したいんだ〜〜〜〜

 恋愛っていうものはなんかどっか人生のタイミングで攫われていくものなんだと思ってるところがある。それまで普通に喋ってた友達がフワーーーってUFOで攫われるみたいにパートナーに引っ張られてどっか私の知らない生活を始める。そういう架空の話なんだと思ってた。
でもいざ自分が当事者になろうとしてみると結構現実の積み重ねで、それを知らない他人が側から見たらUFOで攫われてるように見えるんだねっていう話だったのかもしれない。でも大いなる流れでみると縁っていうのがあってそれに引っ張られてるような気がする。(急なスピ)


 私は思春期を二次元に溶かし恋愛に対して理想を抱きすぎていたところはあった。
恋愛って。思っていたロマンスではなかった。
漫画みたいになんかかっこいいセリフ言われて雷に打たれたように恋に落ちる訳ではないし(マッチングアプリ勢だったので尚更)少しずつ話てお互いの好きなもの、嫌なことを知って体裁のために妥協して頑張って築き上げた関係を崩さぬように、暗示をかけるように無心で「好きだ」と口にする。

初めから運命の赤い糸で結ばれていたのではない。少しずつ少しずつ、今にも切れそうな糸を弛まぬ努力(話を合わせる、セックス)によって撚り合わせ、切れては繋ぎ、股から流れる血と涙で赤く染めるのだ。
どうでも良くなってこの関係ごとバッサリ捨てようかなと思ったことも何度もあった。が自分がこれからやりたい事に対してその男の立ち位置がメリットを持っていたのと、その男が嘘偽りないとても善良な心を持った人間だったので諦めず、信じ粘り続けた。
こんな薄汚い私のような人間に利用され、ピヨピヨと餌を待つ雛鳥のように無垢に私を求める彼氏がいるだろうか。否、いない。と自分に言い聞かせここまでやってこられた。
辛い時は幸せな事を考えなさい、というのはあながち間違いではない。
実害がない限りは現実から目を背け理想に浸っていることで幸せだと思えるならそれが新たに現実になるだろう。

問、そうやって麻薬を打って自分を誤魔化してまで手に入れたいものなのだろうか、彼氏とは。
応、だが一人で生きるより二人で生きる方が楽ではある。今自分は下働きのようなアルバイトで正社員ではないがこれからこの日本で生きていくとなると、実家に離れて住む親以外に頼っても良い人というのは大きな心の支えとなってくる。親はいつか死ぬ。私もいつか死ぬが何もない限り順当に親が先に死ぬだろう。そうなったときに私には隣に誰かいるだろうか?社会にがんじがらめになった40代の女が一人で立っていられるだろうか。

結婚なんてのはね、若いうちにしなきゃダメなの!
物事の分別がついたらできないんだから!

って樹木希林さんも言ってたみたいだし。その言葉に結構背中押されてるところはあるかな。勢いで結婚しちゃえって思ってる。


結局の所、アモーレ!!!な彼氏の押しに負けて交際を始めてみて、邪魔だと思いこそすれ嫌な思いをさせられたことはないし(私は多分めっちゃさせてる)めちゃめちゃに良い人だったから楽しく続いてる。

けどいまだに私には恋愛感情というものがわからないのだ。
普通にタイプじゃなかっただけなのかもしれない。ドキドキしない。恋愛感情がなくてただひたすらに父親のような安心感だけがある。
セックスの時も心拍数は一定な気がする。

街中のスラッとした無印良品の店員みたいな男の子には憧れがあるし恥ずかしくて顔見られないから彼氏が本当にタイプじゃないってだけかもしれない。体の相性も良くて一緒にいるだけで眠たくなるんだけど別にドキドキしないしカッコイイとも思わないからあんまり言わない(ごめんと思ってる)(可愛いはいっぱい言う)

実際私は惚れやすいタイプだと思う。面食いでシュッとした人なら誰にでもドギマギする節操なし女なのかもしれない。線の細い美人がタイプだ。


うちの彼氏はいっぱい可愛いって言ってくれるし大好きって言ってくれるし部屋散らかしてても怒らないししんどい時はご飯作ってくれるし私のこと大好きなのを全力で伝えてくれるし話したことは全部覚えててくれるし全部私を優先してくれるし私には本当に勿体無い彼氏だ。
そんなエネルギーがどこから湧いてくるのか分からない、財産狙いとかしか思い浮かばないけどうち財産ないし本当に分からない。。。

グダグダと書いたがそんなに言い訳しなくちゃいけないような事をやってるつもりはない。彼氏可愛い!いつもありがとう!大好きだよ!って伝えてあげれば良いだけのことである。

終わり

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