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食器・調理器具輸入の注意点~中国輸入の場合~

【質問】
コロナ前から副業として人気だった中国輸入。今、参入者が増え過ぎて飽和状態です。
その為、検疫を通すような参入障壁の高い商品を仕入れようと考えてます。
そこで、今考えているのが、食器や調理器具です。
これまで、中国国内向けのECサイトで他のセラーよりも安く仕入れてました。
これから仕入れる食器、調理器具もこのサイトから仕入れようと思っております。
初めてなので、注意すべきことがあれば教えてください。

【回答】
ご指摘の通り、中国輸入転売は今飽和状態ですし、円安で非常に苦しいセラーばかりかと思います。
その中で、初めて他法令(食品衛生法、動物検疫法など関税法以外の輸入に関わる法律)に触れる商品を輸入されるとのこと、色々不安かと思います。
実際、耳にしたことがあるだろうし、経験もおありかもしれませんが、届いた商品が全然異なってたり、最悪届かないことも。。

申し上げにくいのですが、規制品輸入の場合は、さらにそのリスクが高まります。


理由として、、
①現地セラーは、工場や店舗だと宣っているが、実は、ただの転売ヤーだったりすること多々あるからです。
工場、店舗を名乗れば信用性が高まるため、勝手に名乗っているケースが非常に多く、ある中国代行業者の話によると、体感8、9割が勝手に名乗っている転売ヤーだそうです。

②転売ヤー故に必要な書類や製造工程表など持ち合わせてないからです。
彼らは、発注前に書類有無を確認しても、「書類はある」と言うことが殆どです。そして、発注して入金後、日本まで輸送されます。
通関前に検疫所へ食品申請をする際に、規定通りの工程で、製造されたエビデンスを提出する必要がありますが、当然ながら書類の用意などセラーができるワケがなく、検疫所で滅却という末路が待っています。

先ずは、仕入れする前に、製造工程表、材質表の有無を仕入れ先から入手できるかを確認しましょう。

他不明点や質問があれば以下へお問合せください。
World Trade Pronamix問い合わせ先

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