I.G.Y
ジャズではないですが、名曲ということで紹介させていただきます。
「I.G.Y.」とは、「International Geophysical Year」の略で、1957〜8年に渡って実施された国際科学研究プロジェクトの名称とのこと。
皮肉ともとれる歌詞をスティーリーダンのドナルドフェイゲン氏が歌い上げます。
この曲はエンジニアさんがサウンドチェックをするときに使う曲としても有名です。
おそらく、音抜けが良かったりダイナミックレンジが広いことなどがその理由の一つではないかと思っています。
私も、わからないなりにイヤホンの買い替えの時などはこの曲で聴き比べしてみたりしています。
この曲で聴き比べしていると、「わかっている人」と思われるかもしれないという謎の期待があったりもします。
ところで、過去に一度だけですが、スティーリーダンのライブに行ったことがあります。
曲調が曲調ですので、誰一人立ち上がるわけでもなく、淡々とライブが進んで行きました。
そしてアンコール。なぜか、客席総立ちでした。私も自然に立っていました。
じわじわと盛り上がって、アンコールで自然に総立ちになるという、不思議な体験でした。
そして、アンコールも淡々と演奏され、淡々と終わりました。
なんとも不思議な感覚と熱量が印象的なライブだったことをよく覚えています。