見出し画像

不安の再検証:不安を味方につけてみる

不安は、誰もが持つ感情です。
私も日々、仕事やプライベートで「あれ、大丈夫かな?」と感じることがあります。
不安自体は悪いものではなく、むしろ私たちの生存本能が「危険かも」と教えてくれているサインです。
問題はその不安が大きくなりすぎて、生活や仕事に支障をきたすこと。

この記事では、不安とその影響を再検証し、不安を軽減する方法について考えてみたいと思います。



不安がもたらす影響とメカニズム

まず、不安がどのように私たちに影響を与えるのかを理解しておきましょう。
心理学的には不安は「未来の不確実性に対するネガティブな反応」と定義されるそうです。
この反応が起こると、脳の扁桃体(アーモンドみたいな形らしいです)という部分が活性化し、ストレスホルモンが分泌されます。
この状態が続くと、次のような影響が出ることがわかっています。

  1. 集中力の低下
    不安があると、脳は「目の前のタスク」よりも「未来の心配」にエネルギーを使います。
    そのため、例えば仕事中に「失敗したらどうしよう」と考え始めると、集中力が散漫になり、生産性が落ちることがあります。

  2. 身体への負担
    不安によって体が緊張状態に入ると、心拍数や血圧が上がり、免疫機能が低下します。
    慢性的な不安はこれらの影響を長引かせ、疲労感や体調不良を招くリスクもあります。

  3. 人間関係の悪化
    不安があると、相手の何気ない言動に敏感になりすぎたり、ネガティブに解釈しがちです。
    例えば、友人がすぐに返信しないと「嫌われたのかも」と思い込んでしまう。このような誤解が積み重なると、コミュニケーションがぎくしゃくし、関係性に影響を及ぼすことがあります。


不安を軽減するための具体的なアクション

では、不安を感じたときにどのように対処すればよいのでしょうか?
以下は、実際に効果があるとされる方法をステップごとに整理したものです。

1. 最悪のシナリオを考えてみる

不安の原因が漠然としていると、それが余計に大きく感じられます。
そこで、私が10代の頃から実践している方法なのですが、
何はともあれ一旦、「最悪のシナリオ」を一度想像してみる。ことをおすすめします。
そして、その最悪のシナリオを無理矢理にでも受け入れてみて下さい。
現実に起こりうるのはそれ以下の出来事です。

2. 不安を書き出す(ジャーナリングの活用)

頭の中で膨らんでいる不安を紙に書き出すだけで、脳の負担が軽減されるらしいです。
ポイントは「具体的に」書くこと。
たとえば、「仕事が不安」ではなく、「明日の会議で上司に指摘されることが不安」と書くことで、対処すべき対象が明確になります。
そして、それに対する具体的な行動(例えば、事前に資料を再確認するとか)を考えられるようになります。

※ジャーナリングに関してはYouTubeチャンネルでもおすすめしているものになるので、もしご興味があれば見に来て下さい。。。!

3. 身体を動かしてストレスをリセット

不安を感じたとき、軽い運動をすることでストレスホルモンが減少し、
気分が改善されることが証明されています。
たとえば、15分程度のウォーキングは、幸福ホルモンを分泌させる効果があり、短時間で心を落ち着けるのに役立ちます。
個人的には、頭が疲れてきたタイミングでお散歩に出かけるのがおすすめです。

おまけ:周囲に相談する

不安を一人で抱え込むのではなく、信頼できる人に話すことも有効です。
家族や友人に「ただ聞いてほしい」と伝え、自分の不安を共有するのも時には大事です。
あまりやりすぎてしまうのはおすすめできませんが。。。


まとめ

不安を完全になくすのは難しいですが、その正体を理解し、適切な方法で対処することで生活の質は確実に向上します。
最初は小さなアクションから始めてみてください。
たとえば、不安を感じたらまず書き出してみる。
次に、深呼吸や散歩で気分転換を図る。etc…
こういったものの積み重ねが、不安を適度な距離に保ち、
ちょうどいいストレスがハリのある生活を作り出してくれるよ考えます。

では、不安に支配されない日々をお過ごし下さいませ。。


この記事を書いた人


いいなと思ったら応援しよう!