第2段階 8時間目 みきわめ
7時間目に続いて連続でこの時間。
雨は降り続いている。
合羽を着ているのに股間のあたりが冷たい。
それらは終わってから考えよう。
まずはみきわめに集中。
この時間の先生は、K先生だ。
締めくくりはK先生か、卒検もK先生かな~なんて(笑)
まずはコース内をウォーミングアップ。
二輪専用コースでもウォーミングアップ。
なんとここで一本橋を失敗・・・
一本橋は、最初は凄く苦戦したがコツを掴んでからは、ほとんど失敗がなかった。この大事な時間でミス。
雨と疲労で集中力がなくなって来たかな?
先生から一度発着点に戻るように指示があり戻る。
「はい、ではこれからみきわめを開始します」
一本橋の失敗が頭にある中での開始宣言。
安全確認をして乗車し、一つ一つの動作に集中して、安全確認をしてからスタート。安全確認は先生に分かりやすくアピールするために大げさに首を左右振る。
自動車との共通コースは、安全確認とコースを間違えないように確実に。
コースは間違えても減点はなと聞いていたが、心象はよくないだろうから間違えないようにした。
第2段階の初期からみきわめコースは走っていたので、意識して走れば間違いようはない。
坂道での停止時、右足を着いてしまった。
私は坂道発進は苦にしないのだが、坂道での停止時に時々右足を着くことがこれまでの教習中にあった。
これは坂道での停止ポイントに上手く停止するのが下手だからだ。
平地だとクラッチを握ってもそれほど問題なかったが、坂道だと速度が落ちる。そのせいか狙った位置で止まれなかったりする。
これは減点だな。
坂道発進は、みきわめコースで一番最初にある大きな課題。
まだ最初の減点なはずだ、気持ち切らさないで確実に行こう。
いつもより強めにアクセルを開けて確実に坂道発進。
この後、自動車との共通コース内では大きなミスはしなかったと思う。
そしていよいよ二輪専用コース。
S字、クランクを通過して一本橋へ。
集中、とにかく集中。
乗り上げ時に少し位置が悪い。
橋の端に居るっぽい。
ニーグリップで耐えて橋の中央付近へ戻りバランスを取り安定させる。
無事に渡り終えてスラロームへ。
スラロームは割り切って確実に。
秒数は一切気にせず接触だけしないように。
そして急制動へ。
雨なので14mライン。
これはさっきの時間に練習していたので、ロックにだけ十分気を付けて確実に。
急制動を無事に終え、発着点へ戻る。
降車するまでが採点対象。
最後の最後まで気を抜くなと自分に言い聞かせて停止し、安全確認も忘れずに降車。
「はい、お疲れ様。みきわめ終了です」
「ちょっとした指摘はありますが、大きなミスもなく合格です」
ありがとうございます!
昨日までは大丈夫だろうと思っていたのだけど、直前で一本橋をミスするということもあって冷や冷やのみきわめだった。
先生が、この後はもう終わってもいいですし、練習するのであれば練習してもいいです。
そう言ってくれたので、一本橋に向かった。
いきなり失敗。
これは疲れているし、集中も切れているんだなと思った。
何本か練習したけど、成功と失敗を繰り返した。
一本橋とスラロームを連続した練習だけ繰り返して終了した。
とりあえずみきわめは合格。
週末の卒検に挑戦する権利は得れた。
K先生と少し会話。
「週末の卒検は、私は乗れないな」
え?どうしてですか?
「第2段階で私は4回担当したでしょ。50%以上受け持つと、卒検の担当は出来ないことになっているんですよ」
え~そうなんですか!
せっかくここまでK先生にはお世話になったので、最後も見て頂きたかったのですが。
「応援しています、頑張ってください」
先生はニッコリ笑ってくれた。
卒検の予約をして、帰路に着いた。
合羽を着ていたはずなのに、股間のあたりが漏らしたのか?というくらい濡れていた。。。
上は自前の雨具を来ていたが、下は教習所の雨具を借りていた。
穴空いていたのかな。。。
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