ニンジャスレイヤーTRPGセッションリプレイ TEAM:orphanage「スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイテッド・クロウ」#1
◆注意◆これは、2月23~24日に行われたニンジャスレイヤーTRPGのリプレイです。また、NM(ANIGR=サン)のオリジナルのシナリオとなります。また、本リプレイはプレイヤー、そしてNM=サンから許可を取って掲載しています。この場を借りてお礼を申し上げます。
◆ダイスの表記が統一されていないですが原文をそのままに掲載しています。◆表現の都合上一部原文から内容を校正している発言がございます。予めご了承ください
◆RP重点な卓であるためにかなりテキストの分量が多いです。予めご了承ください。◆パルプ重点◆
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ニンジャスレイヤーTRPG
TEAM:orphanage セッション5
「スワン・ソング・サング・バイ・ア・フェイデッド・クロウ」
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#1 「オープニング・ブレイク」
(キャラクター紹介)*長いため読み飛ばしも可*
◆スケルター(種別:ニンジャ) プレイヤー名:しろい
カラテ:7 体力:8 近接ダイス:7
ニューロン:6 精神力:6 遠隔ダイス:8
ワザマエ:6 脚力:4 回避ダイス:8
ジツ:4(ヘンゲ) ハッキング:6
◇装備や特記事項
胴体防具:紫を基調としたボディスーツ(タクティカルニンジャスーツ)
サイバネ:サイバネアイ
消費アイテム:オーガニック・スシ、トロ粉末、ヒナコのおにぎり(体力1回復、手番消費なし)
選択スキルやジツ:★肉体破壊
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
ドクロニンジャクランのソウル憑依者。尊大な口調とそこそこなカラテを誇るが、
実際は決断力に乏しく小心なこともありよく失敗する。
イクサではヘンゲヨーカイによりドクロ頭の巨漢に変身する他、
ドクロ型のスリケンを投擲する。
キョートの下級貴族の長女「ムラサキ・ソウマ」が政略結婚から逃げ、
その途中にソウル憑依・記憶喪失→ラオモトに心酔という経緯を経てソウカイヤに。
元々跡継ぎとして男の振る舞いをすることを求められていた過去とソウル憑依のショックが絡み合い、
当初は自分が女性ということすら忘れていたが、キョートからの刺客に襲われる一件をきっかけに記憶を取り戻す。
普段は女性の姿でいるようになり、また実家やラオモトに盲従するのではない
「自由とはなにか」を意識するようになった。黒い長髪、白い肌、豊満を併せ持つ美しい女性。
ヒナコからプレゼントされた紫の蝶の髪飾りをしている。
◆殺◆
◆ブラスムーン(種別:ニンジャ) プレイヤー名:避雷針
カラテ:7 体力:8 近接ダイス:7
ニューロン:5 精神力:7 遠隔ダイス:6
ワザマエ:6 脚力:4 回避ダイス:7
ジツ:3(ムテキ) ハッキング:5
◇装備や特記事項
頭部防具:パーソナルジューズー・タリスマン(パーソナルメンポ)
胴体防具:タクティカル法衣(タクティカルニンジャスーツ)
レリック:ひび割れたゴホーのジューズーの一欠片(精神力、体力+1)
消費アイテム:オーガニック・スシ、トロ粉末、ヒナコのおにぎり(体力1回復、手番消費なし)
選択スキルやジツ:◎ディバイン・ソード
"◎ディバイン・ソード(宣言型スキル。スキル枠一枠消費)
【自分もしくは視界内の仲間いずれか1人】にダメージが確定したタイミングでのみ使用可能。
【精神力】2を消費しそのダメージを無効化する。(判定:NORMAL)
ただし無効化できるのは対象のダメージのみであり、連続攻撃等の場合は二回目以降のダメージは受けてしまう。
通常のムテキ・アティチュードと違い、発動後にムテキは継続されず、即座に解除される。
1ラウンドに1度のみ使用可能
(解説)
サンコ・ソードに纏わせたディバイン・オーラを盾状にして放出する。
オーラ盾はムテキに準ずる強力な防御力を持つが、ブラスムーンから離れているため一瞬しか維持できない。"
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
元スラッシャーの傭兵ニンジャ。かつてはブッダの救いを信じていた。今は己のカラテのみを信じる。
くすんだ真鍮色のニンジャ装束をボンズの装いで隠す。腰に下げたサンコ・ソード(三鈷杵剣)は
元いたテンプルの宝物が流れ流れて彼の彼の手に渡った物である。
ゴホー・ニンジャのソウルとシンクロするにつれて本来の高潔な精神を取り戻しつつあるが、
過去のスラッシャー時代の罪と向き合わねばならないという業も抱えている。
死にたがりだったハートレスを守ったことをきっかけに、親しい関係に。
彼女の強烈なアタックを防ぐために部屋の鍵をスゴイテック社の軍事用ロックにしたが無駄だったようだ。
◆殺◆
◆ドラゴンボーン(種別:ニンジャ) プレイヤー名:しげ
カラテ:8 体力:8 近接ダイス:8
ニューロン:6 精神力:7 遠隔ダイス:4
ワザマエ:4 脚力:4 回避ダイス:8
ジツ:2(カラテミサイル) ハッキング:6
◇装備や特記事項
近接武器:バトルアクス(カタナ相当)
遠隔武器:グレネード
頭部防具:パーソナルメンポ
消費アイテム:オーガニック・スシ、トロ粉末、ヒナコのおにぎり(体力1回復、手番消費なし)
選択スキルやジツ:◎チャドー呼吸、◎タツジン(チャドー)
"◎タツジン(チャドー)このスキルを持つキャラは、『近接武器』を装備していない場合に限り、
自分が近接攻撃を試みた際の相手の『回避判定』の難易度を+1する。
加えてこのスキルを持つキャラが『近接攻撃』に成功し、かつそこに出目6が2個以上あった場合、
『サツバツ!』の代わりに『ドラゴン・トビゲリ』を宣言してもよい。
『ドラゴン・トビゲリ』に対して敵は回避を試みられるが、回避難易度は+1される。
回避されなかった場合、この『近接攻撃』のダメージは+1される。
『サツバツ!:1』のように敵は後方の壁または障害物に向かって、何マスでもまっすぐ弾き飛ばされる(他のキャラのいるマスは通過する)。
壁または障害物に接触した時点で、敵はさらに1ダメージを受ける。このダメージも必中となる。
吹き飛ばせない巨体のキャラクターの場合は床にたたきつけられ1ダメージを受ける。このダメージも必中となる。"
◎チャドー呼吸 自分の手番開始時に【精神力】を1消費して使用、以下の効果を得る
・体力1回復 ・その手番のみカラテ+2
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
角付きヘルム型メンポにバトルアクスを装備したヴァイキングニンジャ。
リアリストであり、ソウカイヤに所属しているのは生存に有利だと踏んだため。
物事は自分に有益か無益かで判断し、有益と判断すれば容易に悪に手を染める。
一方でオーディンを進行しており、イクサでは勇敢に振る舞う。
パーティ最年長にして元湾岸警備隊、部下を全て失った経験を持ち、自らインガオホーと言う。
オーディーン信仰者で蜂蜜酒好き、子供に優しい気のいい男だが、
その経歴から極度のリアリストでもある。理不尽への抵抗に僅かな兆しがあるようだが……?
最近ソウルとのカラテを経てチャドーを習得した。
トライヘッズやドライアドのような少女に好かれる傾向がある。スガモ案件な……?
◆殺◆
◆ハートレス(種別:ニンジャ) プレイヤー名:マンタ
カラテ:4 体力:5 近接ダイス:4
ニューロン:3 精神力:5 遠隔ダイス:9
ワザマエ:7 脚力:4 回避ダイス:7
ジツ:4(カナシバリ) ハッキング:6
◇装備や特記事項
遠隔武器:ダイ・タタミバリ(ロングボウ)、グレネード
レリック:扇子(ブードゥー)
サイバネ:サイバネアイ、生体LAN素子
消費アイテム:オーガニック・スシ、トロ粉末、ウイルス入りフロッピー、ヒナコのおにぎり(体力1回復、手番消費なし)
選択スキルやジツ:◎シャープシューター、★モウドク・ダート
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
病弱でベッドから動くこともできなかったお嬢様にニンジャソウルが憑依
両親を自分のせいで亡くしたと思っており死にたがってたがいろいろあって生きようと思った
孤児院のみんなが大好き、ゆえに誰かが死んでしまうのではということを恐れている
なので彼女はみんなを守れるようにと頑張るのだった
自らの病弱さ故に家族を破滅させてしまった少女
罪悪感から自暴自棄になり死にたがりと言えるような振る舞いを見せていたが、
自らのソウルと対話したこと、ブラスムーンをはじめ仲間達に守られたことをきっかけに過去を乗り越える。
今はブラスムーンに好意を持ち、彼に激しくアタックをかけている。
実際ヤンデレであるがブラスムーンが鈍感かつ善人であることから良い関係を築けているようだ。
ソウルとの関係は恐らくチームで最も良好で、タタミバリに毒を付与するモウドク・ダートもスムーズに習得した。
◆殺◆
◆フリントアーム(種別:ニンジャ) プレイヤー名:黒鷺あぐも
カラテ:7 体力:7 近接ダイス:7
ニューロン:4 精神力:5 遠隔ダイス:4
ワザマエ:4 脚力:4 回避ダイス:7
ジツ:4(カトン) ハッキング:6
◇装備や特記事項
特殊:★ニンジャギア【液体爆薬搭載カトンジツ拡張サイバネ『レッドアーム改善』】
頭部防具:パーソナルメンポ「食」「通」
サイバネ:生体LAN素子、ジツ拡張サイバネ
消費アイテム:オーガニック・スシ、トロ粉末、ウイルス入りフロッピー、ヒナコのおにぎり(体力1回復、手番消費なし)
選択スキルやジツ:★カトン・パンチ
"★ニンジャギア【液体爆薬搭載カトンジツ拡張サイバネ『レッドアーム改善』】
・フリントアームのジツレベルを4に上昇させる。
・近接攻撃が命中した際に近接攻撃によるダメージとは別に、【精神力】2を消費して「レッドアーム」を宣言できる(判定:NORMAL)
・判定に成功した時、1~5までの任意の追加ダメージを与えることができる(必中)
この際、【使用者は与えた追加ダメージ-1】のダメージを受けるとともに、腕に激しい火傷を負ってそのセッション中カラテが-2される。
・この効果はセッション中1回しか使用できない。
・ヒサツワザ、「ボックスカラテ連打」、イアイ等近接武器、バイオサイバネを使用した際の攻撃には、この効果は使用できない。
・この効果を連続攻撃の1回目に使用した場合、2回目の攻撃は不発となる。
・このニンジャギアはジツ拡張サイバネとして扱い、ニューロン暴走リスクを負う。"
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
フード・ジャーナリスト「ヒウチ・カイナ」の正体はソウカイヤのニンジャ、フリントアームである。
火打石を組み込んだグローブをぶつける事で火を起こす。
相手を掴んだ状態でグローブを爆発させる「レッドアーム・ジツ」で相手を生きながらに焼くことを好む。
現在の目標はハラジュクの飲食店全制覇だ
ヒウチ・カイナというフードジャーナリストを名乗る食いしん坊。
年齢不詳な男だが、チームでは比較的上の方か。
普段のおどけた様子とは裏腹に本質的には渇いた視座の持ち主で、残酷なニンジャの世界で生き残るための力を求めている。
自分のゲニンソウルではジツに伸びしろが無いことを知り、試作兵器レッドアームの実験体としてジツ拡張サイバネに手を出した。
ソウカイラボ所属で担当サイバネメンテナンス員のナツナとは行きずりの関係。
◆殺◆
◆フォルブレイズ (種別:ニンジャ) プレイヤー名:hoprais915
カラテ:6 体力:6 近接ダイス:6
ニューロン:4 精神力:4 遠隔ダイス:8
ワザマエ:8 脚力:4 回避ダイス:8
ジツ:3(カトン) ハッキング:4
近接武器:耐熱カタナブレード(カタナ)
消費アイテム:オーガニック・スシ、トロ粉末、ZBRアドレナリン注射器、ヒナコのおにぎり(体力1回復、手番消費なし)
選択スキルやジツ:◎近接武器マスタリー、◎タツジン(イアイドー)
◎近接武器マスタリー
戦闘スタイル「精密なイアイドー斬撃」使用時に【ワザマエ】の値を近接攻撃ダイスの元々の値として適用できる
また、近接武器装備時の●連続側転の難易度上昇を無効化する。
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
シンケンイッタイのセイシンテキを尊ぶイアイドードージョー門下生にニンジャソウルが憑依。
苛烈なまでの「力」への執着を持ち、己の鍛錬以外のことに興味を見出そうとしていないつもりだが、最近ボロが出つつある。
ソウル由来のカトン・ジツとイアイドーを合わせた恐るべきアドバンスド・イアイの使い手。
精密なイアイドーに、彼は活路を見出しつつある。カラテの価値もまた、問い続けている。
ソニックブームによりスカウトされソウカイ・ニンジャとなっており、
カラテトレーニングにおける多大な成果を出しているためソニックブームの覚えもめでたい。
鋭いイアイを武器にした期待のルーキー。
ひたすら強さを求める若くストイックな青年で、口下手だが情に厚く決して悪人ではない。天然ではあるが。
チーム内ではトライヘッズと並んで最年少ということもあり、他のPCからは後輩として扱われることが多い。
ソウカイヤでのメンターはソニックブームで、彼には義理を感じている。
ハラジュク自警団のバキタにアニキと慕われ、カラテの指導をしてやっている。
◆殺◆
◆トライヘッズ(種別:ニンジャ) プレイヤー名:うーぱー
カラテ:8 体力:10 近接ダイス:8
ニューロン:5 精神力:7 遠隔ダイス:5
ワザマエ:5 脚力:4 回避ダイス:8
ジツ:4(ヘンゲ) ハッキング:5
◇装備や特記事項
胴体防具:タクティカルニンジャスーツ
サイバネ:クロームハート
消費アイテム:オーガニック・スシ、トロ粉末、ヒナコのおにぎり(体力1回復、手番消費なし)
フレーバーアイテム:手乗りバイオトカゲ(キューちゃん)、サイバーサングラス(カチグミモデル)
選択スキルやジツ:★アクマ・ヘンゲ
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
家族に恵まれていたが特に目標は見つからなかった無軌道女子高生がニンジャに。
ガヴァナー=サンの討伐の功績を認められ内諜部門に配属された。
ニューロンは1から成長したが相変わらず鳥頭である。けど根は結構マジメ。
ヘンゲにより名前通りの三頭のアクマになる。口癖は「ウンウン!ワタシ冴えてる!」
あほカワイイな女子高生に、恐るべき強大凶悪なソウルが憑依。本名ユイ・クレハ。
ソウル由来のカラテを持ち、師匠に恵まれ、家族も存命と幸福な立場で、
家族や友人の無事を気遣う天真爛漫な(だがあほだ)少女だったが、
自らの中に潜むトリニティ・ニンジャと会話してからは、
彼女に乗っ取られる恐怖と、抑えるためのエゴが自分にあるのかと思い悩んでいる。
部屋をハラジュクカワイイな装いに改装している。カワイイヤッター!
◆殺◆
◆ストーンカ(種別:ニンジャ) プレイヤー名:3g
カラテ:6 体力:7 近接ダイス:6
ニューロン:5 精神力:7 遠隔ダイス:5
ワザマエ:5 脚力:3 回避ダイス:6
ジツ:5(カナシバリ) ハッキング:5
◇装備や特記事項
胴体防具:タクティカルニンジャスーツ
頭部防具:パーソナルメンポ
レリック:ブードゥー
消費アイテム:オーガニック・スシ、トロ粉末、ZBRアドレナリン注射器、ヒナコのおにぎり(体力1回復、手番消費なし)
フレーバーアイテム:ネオンキンギョ(アカミ)、ミニバイオ水牛(オモチ)、忘れ物の女物パンツ(【万札】1で売却できるが売却時に【名声】-1)
選択スキルやジツ:★ココロ・スリケン、★★ココロ・ゲンジツ、○ユメミルテ
★ココロ・スリケン(ジツ4差し替え)
精神消費1、判定難易度NORMALで発動。
視界内の相手【4体】までに【必中】で【1ダメージ】を与える。(一体の敵に 2発以上集中させることはできない)
この能力は射撃ではないため隣接する敵にも使用可能。スリケン・射撃を対象とするあらゆるスキル、ジツ等の効果(強化、弱体化共に)を受けない。
このジツはその他の行動として扱い、手番を消費する(カナシバリ・ジツとの同時発動は可能)
【解説】
相手に攻撃を受けたイメージを与える強力なゲン・ジツ。原作ではメンタリスト等が使用。
発動と命中が同義であるため、いかなるタツジンであろうと回避は不可能。
いかなる原理か機械にも通用する。認識だけではなく現実を書き換えているのかもしれない。
○ユメミルテ(宣言型スキル、スキル1枠消費)
・このスキルを持つキャラは【近接攻撃】に関わるあらゆる武器、サイバネを装備することができない。また、たおやかなカラテが必要なため「タツジン(コッポドー)」、「タツジン(ボックスカラテ)」が習得不可となる。
・自分の手番開始時に宣言可能。次回手番開始まで有効。
・宣言時、【近接攻撃】威力+1
・宣言時、このキャラクターの【近接攻撃】は全て精神力へのダメージとなる。
・ユメミルテによる【近接攻撃】をしかけられたキャラクターは、命中の如何に関わらず攻撃一回につき回避ダイスを1消費する。(連続攻撃の場合は攻撃の回数分。)
・ユメミルテによる攻撃判定で2つ以上6が出た場合、サツバツ判定は行わず該当攻撃の威力を+1する。
・ユメミルテによる【近接攻撃】はニューロン+ジツで判定できる。(各種タツジンや連続攻撃2の効果は適用されるが、習得自体は通常通りカラテ7やワザマエ7で習得すること。)
※カウンターカラテは【近接攻撃】に含まれないことに注意すること。
【解説】
ストーンカに憑依したニンジャ、ウナイ・ニンジャの秘儀。ホウエイ・カラテとも呼ばれる。
自身の物理肉体と精神体の境界を希薄にし、物理世界にあって敵の精神を直接攻撃する。
攻撃を仕掛けられた敵は命中の有無にかかわらずローカルコトダマ空間をかき乱され、惑う。
このスキルが発動している時ストーンカの両腕は半透明になり、その輪郭は空気に滲んで01の飛沫を発する超自然的光景を見せる。
★★『ココロ・ゲン・ジツ』
自身のローカルコトダマ空間を部屋中の人間のニューロンと同期するゲン・ジツ。
心の内に他人を招き入れるため、ゲン・ジツとしての即効性は高いが非常に脆い。
効果はコブラ・ゲン・ジツに同じ。
◆忍◆
ニンジャ名鑑#???
発狂マニアックの放火事件に巻き込まれ、顔半分を焼かれたことでニンジャとなった。
焼け爛れた後遺症は誰にも見せる気はなく、単眼のキツネ・オメーンめいたメンポで顔を隠している。
カナシバリ・ジツと自分に対する自嘲からストーンカ(石化/単眼の怪物)を名乗っている。
理性的な刹那主義者、バイセクシュアル。
回避不可能なココロスリケン、相手の動きを封じるカナシバリ、発狂死させるユメミルテ、ローカルコトダマ空間を相手のニューロンに押し付け狂わせるココロ・ゲンジツと、
多彩なジツを用いる極めて強力なゲンジツ使い。しかしてその本質とは……
元々ビホルダーの部下であったが、彼の死後立場が浮いていたところをアルマゲストが強引に引き抜いた。
理性的な享楽主義者でギャンブル、酒、前後とダメ人間の鑑のような的な生活を送っており、他者への言動も身勝手なものが多い。
だがそれは壮絶な過去から来るものであり……? 彼女が帰るトコロを見つける日、そして仮面を外す日はいつの日か。
根っこのところでは以外と良識をわきまえた善人。
◆殺◆
(これまでのあらすじ)
アルマゲスト:「ソニックブーム=サンが死んだ」
ヒナコ:「ヤモト=サンを助けて……」
驚くべき、2つの言葉を同時に受けとった孤児院のニンジャ達
トライヘッズ:(ワタシ、どうしたらいいんだろう)
スケルター:「………」
フォルブレイズ:「・・・・・」
裏社会の掟と人間性、これまでも2つの間で揺れ動いてきた彼らは、
徐々に逃れ得ぬメイルストロムめいたニンジャ社会の濁流に飲まれ始める……。
◆◆◆◆ 【ハラジュク/孤児院アジト】
ヒナコ:「……ごめん、ちょっと動転しちゃって」友人とのカラオケから帰ってきたヒナコは珍しく動揺を欠き、目に涙を溜めていた。
トライヘッズ:(............ヤモト=サンって…)
スケルター:「う、ウム。ダイジョブだ」
フリントアーム:「整理しよう。助けてと言ったがどういう事だ?」
フォルブレイズ:「.....・・構わない。」
ハートレス:「…いったい何ごとよ、ヒナコが取り乱すなんて」
地の文@NM:PC達から促され、ヒナコは事情をポツリポツリと話し始める。
地の文@NM:彼女が学校の友人、ヤモト・コキ達と共にカラオケをしていたら、彼女が突如ヤクザ達に襲われたこと。
ドラゴンボーン:「……」 ヒナコに目を向けつつ、無言で蜂蜜酒を呷る
トライヘッズ:トライヘッズはヒナコの顔を見ることはできなかった。
地の文@NM:その途中で同じく学校の同級生であるショーゴーが命を落としたこと。
ストーンカ:「…………」スケルター:「…………」
地の文@NM:そして襲ってきていたヤクザは、明らかに人間とは違う……もっと強大な何かであったこと。
ブラスムーン:(ナムアミダブツ……)
ヒナコ:「そいつはリーゼントに、金糸のシャツ……そして鋼鉄製の仮面で口元を隠してた」
トライヘッズ:(間違いない…ソニックブーム=サンだよ…)
ハートレス:(…それって確か…)ブラスムーン:(ソニックブーム=サン…!)
ストーンカ:「……ソニックブーム=サンか」小声で呟く
スケルター:「…よく知らないな…」(あからさまにソニックブーム=サンだ…!)
フリントアーム:(やはり、ソニックブーム=サンのことか…)
フォルブレイズ:「・・・(抗争か?いずれにせよ状況を明らかにして・・・・何!!)」
ドラゴンボーン:「ほォー……」
スケルター:「……ヤモト=サンはその後どうなったのだ…?」
トライヘッズ:(そんなこと...そういうこと...なんだね…)
ヒナコ:「……2階建ての建物の屋上に飛び上がって、ヤモト=サンを追っていった」
フォルブレイズ:「・・・」(・・・スカウト、か)
ヒナコ:「ヤモト=サン、きっと昔の私と一緒で帰るところが無い子だから。あのまま追われていたら、いつかは……」
フリントアーム:「そのヤモト=サンは今どこにいるか知ってるか?」
ストーンカ:(女子高生に返り討ちにされたのか……)スケルター:「ヌウ…」
ヒナコ:「……」
トライヘッズ:「いつかは殺される...ってこと?」「アッゴメン…」
ヒナコ:トライヘッズの言葉にヒナコは静かにうなずきます。
ブラスムーン:「……」
スケルター:(余程強大なニンジャだったか…あるいは協力者の存在が…」
ヒナコ:「今どこにいるかは……」
トライヘッズ:(それも、私たちソウカイヤに...)
トライヘッズ:(やめてよ…言わないでよ…)
ドラゴンボーン:(……下手人の居場所は不明、か)
フォルブレイズ:「・・・・(おかしい、なぜソニックブーム=サンは死んだ?それほどに強大なニンジャなのか?」
ヒナコ:「ヤモト=サン、やっと、アサリ=サンとか……やっと友達見つけて、最近ようやく楽しそうにしてたのに」
フリントアーム:「そうか…(ソウカイヤがいずれは見つけ出すだろう。あるいは俺たちが探すのか)」
フォルブレイズ:「・・・・そうか」 ハートレス:「…」
地の文@NM:ヒナコはそこまで言うと言葉を切ります
スケルター:「…そうだな」 ストーンカ:「……」
トライヘッズ:(ヨカッタ...分かってたら...)
ドラゴンボーン:(わかればコイツらが話し込んでいる間にとっとと仕留めてきたんだがなァ……)
ヒナコ:「ごめんね、なんでもない。そもそもフリントアーム=サンの言う通り今どこにいるかもわからないし。なにより」
ヒナコ:「ヤモト=サンも、あのリーゼントも、スケルター=サン達と同じなんでしょ?」
ブラスムーン:(シックスゲイツを倒すほどのニンジャ……強大なニンジャソウルの持ち主か、あるいは……死神と出くわしたか……)
ハートレス:「…まあそうね」 トライヘッズ:「...そうだよ。」
フォルブレイズ:「・・・ああ、ニンジャ、だ」
ドラゴンボーン:「……ままならん、な。どうしてこう若者ばっかり重荷をよォ……」 小声で
スケルター:「………ヌウ…否定できない」
ストーンカ:(ソウカイヤからは討伐の指令が来るだろうし……ヘルカイト=サンのアンダーガードにでも全責任をおっかぶせる方法でも探そうかな) 「……まぁ」
ヒナコ:「うん、わかってる……きっと、私の知らない何かすごく大きな事情があるのも」
ブラスムーン:「……」 トライヘッズ:(.........)
ヒナコ:「だから一つだけお願いがあるの……」
地の文@NM:ヒナコはそう言うと、俯く。
スケルター:「…ウム、聞こう」 ストーンカ:「……聞くだけですよ」
フォルブレイズ:「・・・・なんだ」 ハートレス:「いうならサッサと言いなさいな」
ヒナコ:「……貴方たちだけでも、死なないで。そして、殺さないで……」
トライヘッズ:(.........)無言でいるしかなかった
フォルブレイズ:「・・・・」 スケルター:「ああ。」
ハートレス:「…まあわかったわよ」
フォルブレイズ:「・・・ああ、約束しよう」
ブラスムーン:「……わかった」
ストーンカ:「……わかりました」
トライヘッズ:答えることは出来なかった
フリントアーム:「…。出来ん約束はせん。考慮はする」
ドラゴンボーン:どちらも確約出来ないので無言でサケを呷る
地の文@NM:「ありがとう」PC達の言葉にヒナコは頷く。
フォルブレイズ:(・・・いずれにせよ、放置はできん)
地の文@NM:その時、スケルターのIRCが音を立てた。
ストーンカ:(……オツヤ・)
地の文@NM:着信の主は……アルマゲストだ!
スケルター:「…すまぬ。出る」IRC端末を手に取る
スケルター:「モシモシ」
アルマゲスト:「ドーモ、アルマゲストです。スケルター=サンか?」
スケルター:「ドーモ、アルマゲスト=サン。スケルターです。何なりと命令を」
アルマゲスト:「任務がある。それも極上のものだ。今すぐ全員連れてトコロザワピラーに来い」 スケルター:「…ハイヨロコンデー」
スケルター:「スマヌ。また仕事だ…いくぞ皆」
ストーンカ:「行きますか」 ブラスムーン:「……ウム」 ハートレス:「…面倒ねぇ…」 フォルブレイズ:「・・・ああ」 トライヘッズ:「...ヨロコンデ—。」
ヒナコ:「……イッテラッシャイ」ヒナコは席に座ったまま、PC達を見送った。
フリントアーム:「わかった。ヒナコ、先走るなよ」
トライヘッズ:「ヒナコチャン、ゴメン」そう言い残し、アジトを出た
ストーンカ:「まぁ、大丈夫ですよ……ヤモト=サンはナントカしますよ」
ヒナコ:「……ウン。ありがと」
スケルター:「では行ってきます」
◆◆◆◆◆◆◆◆
ストーンカ:(生きてればなんとかなる……ソニックブーム=サンは死んだけどな) フォルブレイズ:「・・・・」
ドラゴンボーン:(……ま、慰めが必要なタマじゃねぇか。それよりは火の粉を打ち払ってやったほうがマシだな) 無言で去る
トライヘッズ:「.........」 ストーンカ:(今日はやけに人が多いですね……)
ストーンカ:(リー先生に、淫乱女性、そして……サラリマン?)
【トコロザワピラー・アマツチの間】
ハートレス:(さて…どんな面倒ごとかしらね…)
アルマゲスト:「クハハハハ!来たか!」 「ドーモ、アルマゲストです」
ブラスムーン:(アレはオムラ……?何事だ?)
スケルター:「ドーモ、アルマゲスト=サン。スケルターです」
ドラゴンボーン:(この人数にあのメンツ!ロクな予感がしねェ…)
フリントアーム:(あれがリー先生か。皆にゴリラ退治を依頼したとかいう…)
ブラスムーン:「ドーモ、アルマゲスト=サン。ブラスムーンです」 ストーンカ:「ドーモ、アルマゲスト=サン。ストーンカです」 フリントアーム:「ドーモ。アルマゲスト=サン。フリントアームです」
トライヘッズ:(オイラン学校、ガヴァナー討伐、コロシアム、様々なシノギがリフレインしている)
フォルブレイズ:「ドーモ、アルマゲスト=サン。フォルブレイズです。」 ハートレス:「ドーモ、ハートレスです」
地の文@NM:一行の前で、アルマゲストはオジギをした。
甲冑を被ったその身体からは相変わらず恐ろしいほどのカラテが漲っている。
ストーンカ:(そういえば、ソニックブーム=サンの席が空いたな……次は私だろうな)
トライヘッズ:「ドーモ、アルマゲスト=サン…トライヘッズです」
ドラゴンボーン:「ドーモ、ドラゴンボーンです」 礼を失さない程度に頭を軽く下げる
フォルブレイズ:(・・・確かめなければならん、な)
スケルター:「………」ドゲザをしているが内心ヒナコの事で頭が一杯だ
トライヘッズ:(今言い渡されるってことは、一つしかないよね…)
アルマゲスト:「フフフ、クルシュウナイ。お前達、ソニックブーム=サンの死は聞いたな」
スケルター:「ハイ」頭を上げる ブラスムーン:「ハイ」
ドラゴンボーン:頷く トライヘッズ:「ハイ。ご冥福をお祈りします。」
フォルブレイズ:「はい、しかと」 フリントアーム:「はい。ソウカイヤにとって大きな損失です」
ハートレス:頷く ストーンカ:「ハッ」
アルマゲスト:「フン。情けないことよ。フォルブレイズ=サン。たしか貴様のメンターだったな?」
フォルブレイズ:「・・そうです。」
アルマゲスト:「クハハハハ! 喜べ、今回はならば貴様にうってつけの仕事だ」
スケルター:「……」(やはり敵討ちか…?)
ストーンカ:(そうか……フォルブレイズ=サンはメンターを失ったのか……もしも私を怒らせたらソニックブーム=サンの死で煽り倒してやろう)
地の文@NM:ソニックブームの死にも関わらず、アルマゲストの機嫌は上々だ。
トライヘッズ:(いつまでも俯いてても仕方ないよね…)
地の文@NM:それもそうだろう、ソニックブームの死により、アルマゲストはシックスゲイツ筆頭の地位を確かにしたのだ。 既にその立場はラオモト、ゲイトキーパー、ダークニンジャに続くナンバー4、実働部隊としては既にソウカイヤナンバー2となっていた。
地の文@NM:無論、そのカラテにおいてもそれは同じことだ……!
スケルター:「……」(上機嫌だが…いつ豹変するかわからぬ)
アルマゲスト:「今回の作戦は、私自らが、ソウカイヤの敵を根絶やしにするものだ」
ストーンカ:「……成程」
ブラスムーン:(……驕れる者は久しからず、ショッギョ・ムッジョの響あり……)
ハートレス:「!」(自ら!?)
ドラゴンボーン:(同期とか上官が戦死してなり上がる。軍じゃ珍しくも無いが、コイツはなまじ実力がある分厄介よな)
ストーンカ:(これは失敗すれば……ケジメどころじゃ済みそうにないですね……)
スケルター:「…!」 フォルブレイズ:「・・・!!」 ブラスムーン:「なんと……」
アルマゲスト:「ドラゴン・ドージョーが滅んだ今、西のザイバツを除けばソウカイヤに逆らうニンジャはニンジャスレイヤーと最近現れたヤモト・コキのほかは散発的なイッキ・ウチコワシの抵抗くらいしかいない。
フリントアーム:「アルマゲスト=サン、自らがですか!?」 トライヘッズ:「.........」
ストーンカ:(ヘルカイト=サンでも暗殺しないと、ヤモト=サンとやらから、目をそらせんぞ)
アルマゲスト:「そうだ……最近身体がなまっておってな……」
スケルター:「………」(ヌウーッ…)
アルマゲスト:ヤモト・コキはどうやら強力な協力者と動いているらしい。その協力者がニンジャスレイヤーである可能性は極めて高い。既にソニックブームのほか、バイコーンという実力者がやられている。貴様らも名前くらいは知っているだろう。
トライヘッズ:「ヤ...ヤモトチャ...=サンはどうなるんですか!?」
ハートレス:(…ニンジャスレイヤー…?)
ストーンカ:「なっ!ニンジャスレイヤー=サンと!アレに協力者が!?」
スケルター:「ハ、ハイ…噂程度には」
フリントアーム:「あの死神と協力…ですか」
トライヘッズ:「...スイマセン…ナンデモありません…」
フリントアーム:(それは庇いだて出来んぞ)
ブラスムーン:「あの狂人が協力……?」
フォルブレイズ:(・・・・協力者がニンジャスレイヤーならば、確かにあるいは)
アルマゲスト:「ハッハッハ!そう急ぐな!ヤモト・コキ、当然殺す。だが協力者があのニンジャスレイヤーの可能性が高いとなればそう簡単にはいかぬ」
ドラゴンボーン:「死神」(ウェー、やっぱりロクな話じゃねぇ) サケを呷ろうとして、何も持っていない事に気づいてやめる
アルマゲスト:既に今回の作戦に参加する予定だったナッツクラッカーというニンジャが、ヤモトを補足するも殺害されている。これも恐らくニンジャスレイヤーにやられたものだろう。
トライヘッズ:(やっぱり殺すんだね…)
スケルター:「ハイ」 フォルブレイズ:「・・・・」
トライヘッズ:(ナッツクラッカー=サン…ワタシにマンゴージュース奢ってくれたのに…)
ストーンカ:「ナッツクラッカー=サンをも殺しますか……」
スケルター:「なんと…」
ハートレス:「…」(じゃあどうするのかしらね…)
トライヘッズ:(ヤモトチャン...敵...なのかな…)
アルマゲスト:ここからが今回の作戦だ。ニンジャスレイヤーとヤモトが協力しているのであれば両者を分断して各個叩く。
ブラスムーン:「手練をそれほど倒すとは……」
アルマゲスト:ヤモト・コキはまだ未熟なニンジャであり、既に足取りはつかめてきている。
フォルブレイズ:(・・・刺客を先手で殺害するとは・・・)
アルマゲスト:協力者……ニンジャスレイヤーをおびき出せば、ヤモトの方を殺すのは容易いだろう。
ドラゴンボーン:(確かにニュービーにしてはやる。殺りすぎる。協力者がニンジャスレイヤーという可能性にも頷ける)
ストーンカ:「まぁ、そうでしょうね……」 ハートレス:(げー…面倒な仕事ねぇ…) スケルター:「成程…その役目を私たちがやると…」
トライヘッズ:(約束...破るしかないのかな…)
フリントアーム:「そこまで既に作戦が立案されているとは…。」
アルマゲスト:そうだ。そこで今回貴様らには二手に分かれてもらう。
トライヘッズ:(だとしたら、もうあそこに私はいられないよ…)
アルマゲスト:「私と共にニンジャスレイヤーをおびき寄せ、奴を仕留めるAチーム」 「その隙にヤモトを追い、拉致もしくは殺害するBチーム」
ストーンカ:(Aは絶対に嫌だ……Aは絶対に嫌だ……Aは絶対に嫌だ……Aは絶対に嫌だ……Aは絶対に嫌だ……Aは絶対に嫌だ……)
トライヘッズ:(それとも...)(ソウカイヤをやめるべきなのかな…)
スケルター:「……チーム分けはすでに決まっているのでしょうか」
ブラスムーン:「二手……」(だがアルマゲスト=サンがいるのなら、あるいは……)
アルマゲスト:「ああ、既に割り振りも決めておいた。ありがたく見ろ」
A:スケルター、ドラゴンボーン、ブラスムーン、ハートレス
B:トライヘッズ、フォルブレイズ、フリントアーム、ストーンカ
スケルター:「ハハーッ、ありがたき幸せ」
ストーンカ:(……トライヘッズ=サンがか)
ハートレス:「…ハイ」(うわっ…面倒な方)
ストーンカ:(アイツ死ぬな)
トライヘッズ:チーム分けを見たトライヘッズは絶望した。
ストーンカ:「かしこまりました」
アルマゲスト:「Bの連中にはつまらぬ仕事をさせて申し訳ないと思うぞ? クッハハハハハハ!」
ブラスムーン:「……了解いたしました」
フォルブレイズ:「ハイ、了解しました」
ドラゴンボーン:「アー……有り難く」
トライヘッズ:「...ワタシはAチームが」
ストーンカ:「トライヘッズ=サン!アルマゲスト=サンの決定に口を挟むな!!!」
地の文@NM:ヒュン!
フリントアーム:「いえ、謹んで承ります」 トライヘッズ:「...ゴメン…」
地の文@NM:トライヘッズの鼻先を鎖分銅がかすめた!
アルマゲスト:「今、何か言ったか?」
ハートレス:(…まあそうなるわよね…)
スケルター:「……すみませぬ、部下の教育がなっておらず…」
トライヘッズ:「アイエッ...何も言ってません…」
アルマゲスト:「気をつけろ」
スケルター:「あとで言い聞かせておきます」
トライヘッズ:「アッハイ…」
ストーンカ:「このイディオットの教育不足です、後でスケルター=サンが責任を持って謝罪します」
フォルブレイズ:(・・・・・)先刻から考え込んでいる!
ブラスムーン:(トライヘッズ=サン……)
フリントアーム:「申し訳ございません!」(90度のオジギ)
アルマゲスト:「……そして、私は油断して死んだ他のシックスゲイツとは違う。十分な戦力を集める」
スケルター:「ハイ」 トライヘッズ:無言のままフリントアームに倣い90度のオジギ
ハートレス:(さーて…あの人はどうするのかしらね) ストーンカ:「ハッ」
アルマゲスト:ヤモトにはまだ協力者がいるとの情報もある。ゆえにBチームには腕利きの傭兵”シルバーカラス”を加えておいた。感謝することだな。
ストーンカ:「シルバーカラス……なんていうか、強そうな名前ですね」
アルマゲスト:「シックスゲイツにも匹敵するという噂だ。どこまで本当かは知らんがな」
ハートレス:「…聞いたことがあるわ、たしかサイバーツジギリを生業にしているって」
スケルター:「…たしかサイバー・ツジギリのプロだとか…」
ブラスムーン:「シルバーカラス!腕利きのツジギリ!」
トライヘッズ:(そんな人まで女子高生を...)
スケルター:「頼もしいですね…」
ストーンカ:「頼もしい限りです」
ドラゴンボーン:(アー。ガキどもの手を汚さないようにBに行きたかった気もするが……まあ運命よな)
アルマゲスト:「せいぜいイサオシを奪われないようにすることだ」トライヘッズを見て暴虐に笑う!
フォルブレイズ:「・・・(ソウカイヤは本気、だな)」
トライヘッズ:(..................)
アルマゲスト:「そしてニンジャスレイヤー……ネオサイタマの死神と戦うAチームだが。オイ」
スケルター:「ハイ」 ブラスムーン:「何でしょう」
フリントアーム:(ソウカイヤ外の戦力も導入とはたしかに本気の様だ)
ハートレス:「ハイ」
地の文@NM:アルマゲストが合図をすると、オムラマンが進み出た
オムラマン:「ハイッ!イオモお世話になってオリマス!」
スケルター:「お世話になっております」
トライヘッズ:(あからさまに怪しい)
ストーンカ:(オムラマンということは……クソ兵器が出るのか?)
ブラスムーン:「お世話になっております」
ドラゴンボーン:無言で会釈 ハートレス:「ドーモ」オジギ
オムラマン:「エー……今回はですね? 前回我が社の裏切り者がした迷惑行為……ホラ、例のヤクザクランにモータードクロを売りつけた件です。その罪滅ぼしをしにまいりました」
フリントアーム:「オセワニナッテマス」右腕にさわる
フォルブレイズ:「・・・・ドーモ」噛み噛みな発言に気づかない!
スケルター:「フム。それはそれは」 ブラスムーン:(アレか……)
ハートレス:(?)知らないのだ ストーンカ:(……へぇ、そんなことがあったんですね)
オムラマン:「量産試作型モータードクロ3体!3体おもちしました!」
トライヘッズ:(色々あったんだね…) ストーンカ:(クソ兵器が3体も!) スケルター:「ウム。ありがたい」(全く信用ならん…!) ハートレス:「…ドーモ」(絶対暴走するわね)
フォルブレイズ:(・・・それで確実にニンジャスレイヤーを掃討する、ということか)
ブラスムーン:「それはそれは……」(死神相手に役に立つのか?)
オムラマン:「ええ、ネオサイタマの死神も1体相手に苦戦したとの報告があります。つまり3体もいれば確実に仕留められる……アッ!モチロン!アルマゲスト=サンのご助力あってこそですが……」
地の文@NM:オムラマンはアルマゲストにモミテしてオジギ!
スケルター:「…聞いたことはあるが…」
ドラゴンボーン:「ハッハ、あのFBM…ゲッホゲッホ…シツレイ」 fu○kin' big mech
フォルブレイズ:(・・・あれに?苦戦??)
トライヘッズ:(随分変な足し算だね)
ブラスムーン:(初見であれば苦戦もしようが……)
アルマゲスト:「……さらにだ」 ハートレス:(…まだ何かあるの?)
アルマゲスト:「リー先生も最高傑作のズンビーニンジャを参加させるそうだ。そうだな?リー先生」
ハートレス:(ウワッ…だめそう…)
スケルター:「………頼もしい次第で」(ゾンビ—ニンジャ…聞いたことはある)
地の文@NM:アルマゲストがリー先生の方を見る。すると稀代のテンサイは恐ろしい笑みを浮かべ叫んだ
リー先生:「勿論だネェー! この前最高の素材が届いたからねェー!あれはジェノサイド以来の大傑作だ!」
ブラスムーン:(ズンビーだと!?)
ストーンカ:「ズンビーニンジャ!?」思わず声を上げ、「失礼」と口をつぐむ。
フォルブレイズ:(・・・何やら怪しげなものを作っているようだな)
トライヘッズ:(ズンビ—!?)
ハートレス:(どのみちろくなものじゃなさそうね…)
ブラスムーン:(素材だと……!?)
リー先生:「本当ならあれ一体でも十分なんだがネェー!!キミ達なんて必要ない!本当は必要ないんだ本当は!だが勉強のために見ていくといい!」 アルマゲスト:「なんだ?ズンビーニンジャを知らぬやつがいるのか?」
トライヘッズ:(コミックやシネマだけの存在じゃなかったの...!?)
スケルター:「アッハイ。勉強になります」(…ダイジョブなのか)
ハートレス:「不勉強で…ゴメンナサイ」
ストーンカ:「閑職にいたものですから」
ドラゴンボーン:頭を抱えたくなるのを必死に堪える
トライヘッズ:「...アッハイ」
アルマゲスト:「ククク……アレは最近のサンシタ共の代わりとなる新しいニンジャよ。死体にニンジャソウルを憑依させることで、不死身の超兵士を作る」
リー先生:「超兵士なんてありきたりな言葉で片付けないでほしいネェー!あれはまさに世紀の発明で」 ブラスムーン:(……ふざけた事を!)
アルマゲスト:「……」
フォルブレイズ:「・・・・」(拉致、と言っていたな。作戦目標は。・・・・・)
スケルター:「スゴイ技術だ…」(いつもこうなのか?)
ハートレス:(…死体…そんなものまで使うなんて…)
トライヘッズ:(効率的...だね…)
ストーンカ:(永遠の命が手に入るなぁ……)
ハートレス:(あの人は怒ってそうね…)
地の文@NM:その時である!
IRC通信機を持っていたフブキが唐突にリー先生の頭を自らの豊満に挟んだ!
フブキ:「アーン先生!バッドニュースですわ! 例の最新作が脱走をしたと!」 リー先生:「ナニィーッ!?」
フリントアーム:(焼いても食えないうえに、なにも食わない同僚はお断りだな)
スケルター:「……」無言で見つめる ストーンカ:「…………えぇ」
ドラゴンボーン:「実際理想的な兵器だな……制御できるなら」 小声で
リー先生:「ど、どういうことだ!こうしてはおれん!すぐに捕まえに行かないと!」 ハートレス:「…エッ今?」 フブキ:「ハイ先生!」
ブラスムーン:(脱走……?自我がまだ有るとでも……?)
ストーンカ:「まだ我々のようなサンシタが働かなければならないようですね」 トライヘッズ:「それワタシが…アッ...」
リー先生:「キミ達も見つけたら捕まえておいてくれ!頼むぞ!」
スケルター:「……あ、アッハイ」 トライヘッズ:「ワカリマシタ。」
地の文@NM:リー先生とフブキは部屋から走って出ていった
ストーンカ:「アッハイ」 フォルブレイズ:「・・・・・」
アルマゲスト:「……」 ブラスムーン:「……ヨロコンデー」
ストーンカ:「…………」 ハートレス:「アッハイ見つけたら」
ストーンカ:(この空気どうするんだよ!) フリントアーム:「…」
ドラゴンボーン:(ワカル。湾岸警備隊のクソ技術屋共もこんなノリだったなァ。ワカル。ワカル) 眉間に皺が寄る
オムラマン:「……!?アバババババ!」アルマゲストの殺気にうたれてオムラマンが失禁!!
トライヘッズ:「ダイジョブ?」
スケルター:「…作戦はこのま決行で…アイエ!?」
アルマゲスト:「……。フン。私と貴様ら、そしてモータードクロ3体。それでもヤツを討つには十分よ」
ハートレス:(わー…超不機嫌…)
地の文@NM:アルマゲストは咳払いをし、PC達を睨みつけた
スケルター:「ハイ!実際問題ないです!」
ハートレス:「…ハイヨロコンデー」
ストーンカ:(同情しますよ……)
ブラスムーン:「万全の体勢です!」
ドラゴンボーン:ドラゴンボーンは悟った。なるほどアルマゲストは"軍人"じゃないなと。自軍戦力に不確定要素を喜んで入れる指揮官など……
トライヘッズ:「ハイ!実際ソウカイヤに立てつく者には容赦はしません!」
スケルター:(トライヘッズ=サン…)
アルマゲスト:「この作戦はネオサイタマにおけるソウカイヤに反抗する勢力をイチモダジンにするための恐るべき戦力を投じた大規模作戦だ」
ストーンカ:(うわ、トライヘッズ=サン……これ絶対やらかすな)
アルマゲスト:「これを成功すれば私の立場はダークニンジャを越え、ゲートキーパーにも迫る。この意味が分かるか?」
ドラゴンボーン:「ないですね、問題など」 アルマゲストに反逆しても!
トライヘッズ:「分かります!」 ストーンカ:「えぇ」
フリントアーム:「もちろん分かっております」
スケルター:「ハイ」(…なんたる出世欲か…)
ハートレス:「ハイ」 ブラスムーン:「わかります」
ドラゴンボーン:さいっ高の笑顔を貼り付けて頷く
アルマゲスト:「フン。貴様らをシックスゲイツにしてやることもできるということだ。今回の成果によってはな」
フォルブレイズ:「ハイ」
ハートレス:「…」(…そんなことどうでもいいわ…)
ストーンカ:ストーンカはトライヘッズの妙に振り切った態度を見て、最悪の悪寒を感じた。
フリントアーム:「アリガトウゴザイマス」
スケルター:「……」(シックスゲイツ…ムウーッ)
トライヘッズ:(そっか…ワタシ…そこまで来てたんだね…)
ストーンカ:「シックスゲイツ!?」
ブラスムーン:(シックスゲイツ?我々を?)
ハートレス:「…」(そんなに人材不足なのかしら…)
アルマゲスト:「喜んでる場合ではない。それだけソウカイヤの人材がクズ揃いになってきているということだ」 「レイザーエッジ、デビルフィッシュ、ウォーターボード、アルマジロ……今のシックスゲイツ候補はろくなカラテも無いクズばかりだ!」
フォルブレイズ:「・・・・」(確かに、もはや主だったシックスゲイツはニンジャスレイヤーに殺されてしまった)
スケルター:「…左様で」(ニンジャスレイヤーの仕業か)
トライヘッズ:「アッアルマジロ=サン生きてたんですね」(ヨカッタ...)
ストーンカ:(私アルマジロ=サンの次点かよ!)
ブラスムーン:(アルマジロ…ああ、あの鉄球か)
(簡単に分かるあらすじ)ストーンカ=サンがいる前でアルマゲストにトライヘッズ=サンが「これ、ストーンカ=サンからもらったお酒です!」と高級なお酒を手渡した!……・・・アルマゲストは微妙になった空気をごまかすために近くにいた適当なニンジャを捕まえて八つ当たり。そしてアルマジロは振り回されたのだ!「アイエッ!?グワーッ!グワーッ!グワーッ!アバーッ!」
ハートレス:(やっぱり人材不足じゃないの…)
ドラゴンボーン:(シックスゲイツ……クソの中のマシなクソだって言われてもなァ……)
アルマゲスト:「この作戦を成功させ、シックスゲイツを私の部下で固め、以って私はラオモト=サンの下でネオサイタマのダイカンとなる。今回の作戦はそのサキガケよ」
スケルター:「……は、ハイ」(…ナムアミダブツ!)
ストーンカ:「成程……つまり我々はチーム・サキガケ……」
*注釈:もちろん違います。*
ストーンカ:(?)
フォルブレイズ:(やはり、不動の地位を確立するつもりか)
トライヘッズ:「.........ハイ…」
ブラスムーン:(ダイカンで済ますつもりには見えないな……)
ハートレス:「ハイ」(欲望まみれねぇ…)
アルマゲスト:「……そして、特にAチームのものは聞け」 「ニンジャスレイヤーを呼び寄せる方法についてだ」
ハートレス:「ハイ…?」 スケルター:「ハイ」
アルマゲスト:「ヤツはソニックブームと戦う時に自ら言いおった」
ブラスムーン:「ハイ」 トライヘッズ:(ワタシには関係ないことだね…)
地の文@NM:アルマゲストは部屋の隅でUNIXを叩いていた奴隷オペレーターに指示し録音を再生する。
フォルブレイズ:(・・・・なんだ?) スケルター:「……ムウ?」
ストーンカ:「……」
地の文@NM:『あのノロシ。街中を走り回るクローンヤクザ。あれだけ騒いでおきながら私に理由を求めるとは、おめでたい奴よ。ソウカイ・ニンジャは所詮、狩られる獲物でしかないという事を理解した方がいい。』
ブラスムーン:「……」 ドラゴンボーン:「……ハッハ」 乾いた笑い
地の文@NM:恐ろしい、ジゴクめいた声が部屋内に響き渡る
スケルター:「……」(ジゴクからの呼び声めいている…!)
フォルブレイズ:(おとりになれ、そういうことか)
アルマゲスト:「ハハハ!言ってくれるものよな!」笑ってこそいるがアルマゲストの出すオーラは激怒そのものだ
ハートレス:(…すごい憎悪ねぇ…この人)
ストーンカ:(マジでAじゃなくて良かった!)
トライヘッズ:(アイエエ...声だけでも…コワい…)
フリントアーム:「舐められたものですな」
ハートレス:(…そこまでソウカイヤを憎悪するなんて何があったのかしらね…)
フォルブレイズ:(凄まじい気迫を感じる、これがニンジャスレイヤー、か・・・!!)
アルマゲスト:「つまりヤツの言う通りにしてやる。モーター・ドクロとクローンヤクザで適当な街を焼く。そうして罠とも知らず出てきたヤツを殺すという算段よ」
スケルター:「…!」 トライヘッズ:(......) ストーンカ:(…………)
ハートレス:「…焼く町はどこですか?」(私が効くしかないわね)
アルマゲスト:「街は私の支配地域であるハラジュク。下層民の多いウラバンブーであれば文句も出るまい。そもそもあそこは私の街だ。誰に文句を言われる筋合いもない」
フリントアーム:「街をですか…」 ブラスムーン:「!」
トライヘッズ:(そこまで…するんだね…)
フォルブレイズ:(強引な作戦、だな・・・)
ハートレス:(…よりによって…) フリントアーム:(ナムサン)
ドラゴンボーン:(街を?ソウカイヤが?策源地だぞ?) フォルブレイズ:(・・・・私の町、ね) スケルター:「……ハイ」
地の文@NM:なんたる恐るべき作戦か!本来ならばソウカイヤはこのような強硬策に出るはずはなかった。
だがクローンマッポ計画に失敗した今のソウカイヤに、警察機構に遠慮する必要はどこにもない。
元々幹部の半数は買収済み。メインストリートならともかく貧困街を焼いたところで問題になるはずもないのだ。
アルマゲスト:「当然、貴様らは略奪自由だ。日頃の苦労に報いてやる、好きなだけ儲けるがいい」 ハートレス:「…」(…あの人はどうするかしらねホント) ストーンカ:「……」 トライヘッズ:(あのアルマゲストって人...ヒドすぎるよ…) フリントアーム:「アリガトウゴザイマス」
アルマゲスト:「クハハハハハ! では出陣だ!行くぞ! Bのチームもイサオシを期待している!」
ドラゴンボーン:「滾りますな。私も昔は違法漁村などをよく焼いたものです。ハイヨロコンデー!」 笑顔!
スケルター:「アリガトウゴザイマス」
フォルブレイズ:(・・・・文句は出ない、ね・・出せないの間違いか、出す前に死ぬ、かだな)
ハートレス:「ハイヨロコンデー」 スケルター:「ハイヨロコンデー」
ストーンカ:「ハイヨロコンデー」 フォルブレイズ:「ハイ、ヨロコンデー」 トライヘッズ:(やるしか...ない......)
ブラスムーン:(…!……!)激情を表に出さないように耐えている
フリントアーム:「ハイヨロコンデー」 トライヘッズ:「...ハイヨロコンデ—」
ハートレス:(…ああ…やっぱり怒ってるわね…) ブラスムーン:「……ヨロコンデー」
トライヘッズ:(ヤモトを助けても…ヒナコチャンごと...)
孤児院のニンジャたちに下された2つの無慈悲なる指令。彼らを待つ運命は、果たして。 そして、彼らはどのような選択を下すのか。……彼らは、約束を守ることが出来るのか。
#2 「ブレイクショット・エイトボールズ」に続く
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