ORβIT 1st FANMEETING
2020年2月に結成を発表したグループが、長い準備期間を経てようやく念願の1stファンミーティングを開催しました。
開催発表が出た当時も、というかファンミが始まる直前でさえも、ファン全員が「ファンミって何??何するの??」となっていましたが、
ライブでした。
もうこれはライブです。
ファンミ終了時に9月25日・26日にオンラインライブを開催することが電撃発表されましたが、私としてはこれは”ファンクラブ会員だけに先行公開したライブ”だと思える内容でした。
1曲目からの衝撃
正直に言って、7人が揃っていない状況でリモートでやるとなったら、全員で歌うステージは見られないんじゃないかと思っていました。「ファンミーティング」という名前だし、トークがメインで、合間にちょっとマイクをもって少し歌う、みたいな形かなと。
でも違いました。始まってすぐ披露されたのは、7人の生歌のステージでした。
アコースティックアレンジ:加藤大祐さん、パーカッション:舛岡圭司さん、キーボード:西野恵未さん。この方々の生演奏に合わせたアコースティックVer. のBloomがまずとても耳心地が良くて、大人で、温かくて。
そしてヒチョさんから歌い始めて。
もう無理でした。
私がORβITというグループを応援し続けている理由は沢山ありますが、そのうちの一つに「歌の実力が高い」ということがあります。7人は間違いなく歌が上手くて(後述します)、でもORβITはSNSなどであまり歌唱動画を上げてこなかったので、彼らの生歌は本当に本当に切望していたものでした。
よく「口から音源」という表現が使われますが、今回のファンミーティングでの歌唱はまさにこれでありつつ、アレンジが山ほど加わっていて(ていうかそもそも演奏がアコースティックアレンジだし)、「音源以上」でした。
《夢に見た景色の先に 君がいたね》
《夢見た場所に 連れて行ってあげよう》
出だしからこんなこと歌われてしまったら泣くしかない。
全曲を順を追って感想を書くと大変な量になってしまいますし私の情緒も収集が付かなくなりそうなので、メンバーごとにまとめて書かせてください。
文句なしに歌が上手い7人の歌手
優心くん
彼を語らずにこのファンミは語れません。
7人のパフォーマンスを観て、一番大きく心を揺さぶられたのは優心くんでした。歌もさることながら、その表現力、表情に、圧倒されました。
ステージの上でキラキラと輝いて、コロコロと変わる表情で、全身全霊でパフォーマンスを楽しんでいることが伝わってきて。
もう、優心くんの居場所はステージの上だけだと思えた。
あんなに地声が低くて、歌声は天使のようで、その使い分けがきっちりしているのって凄くないですか。彼にとって歌声は、地声とは別の”楽器”のようなものなのかな。
特に驚いたのはソロステージで、たった今まで歌っていたのにプツッと切り替えて地声でファンに呼びかけた場面。喉に2つ声帯持ってるの???凄すぎた。1オクターブの切り替えを平然と普通にやってのけてて、信じられません。何あの人。
しゅな
Crazy Loveで大声出ました。凄すぎた。まさか、安藤くんのパートを歌うなんて。
00からEnchantで歌唱力が一段とレベルアップしていましたが、Enchantの収録から今日まで更に二段も三段も飛躍しているように思えました。
しゅなはもう既に、キャラクターも、表現力もセンスもオーラも凄まじいものを持っている、才能の塊だなと思っていたのですが、こんなに歌が上手くなるようじゃ今後大変だ。一体どこまで行くんだろう。
オンラインライブの準備、グッズの準備もあっただろうに、歌手としてもこんな最高の姿を見せてくれるなんて、努力と才能の人だなと思いました。ORβITにいてくれて本当にありがとうございます。
潤くん
Double 20の生歌!!!!!!!!!!
念願叶いすぎて、もうここで死ぬのかと思いました私が。
息継ぎどこでしてるの????????????えっ、ていうかこのラップって生パフォーマンスできるんだ???????????録音とミックスを駆使して成立するものだと思っていましたけど、生歌で実現するんだ???????????
彼のラップの才能、マジで本当に意味が分かりません。このラップが出来る人、世界で彼しかいないと思います。いやこれは誇張ではなく本当に。上原潤のラップを聞ける時代に生まれてこれて、この命も捨てたもんじゃないなって思えますし、ORβITにいてくれて本当にありがとうございます。
でも欲を言うなら、私は潤くんの歌が好きなのでソロステージでもっと歌も聴きたかったです。Show Offでは歌パートは歌ってなかったですもんね。歌ってほしい!是非!潤くん君ならできる!!お願いします!!
オンラインライブでは極楽鳥花のスーパー高速ラップが聴けるんですかね???楽しみすぎます、、、
ユンドンくん
Show Offの衣装がとんでもなくべらぼうにカッコ良くて、登場してから記憶飛んで3人のダンスパフォーマンスが頭に入ってこなかったです(土下座)(アーカイブでじっくり見させていただきました)
ユンドンくんは「オールラウンダー」だとか「優等生」とかいう言葉が誰よりも似合うメンバーだと思っていて、その印象は今回のファンミでもぶれることはありませんでした。
歌も、ラップも、ダンスも、とても”確実”で”整っている”感じというか。
でもトーク中はいつもと同じかいつも以上にテンション高めで表情豊かで楽しそうで、それを見れて癒しももらえたし、キムユンドン…あなたという男は…
ちょっと話脱線しますけど、EαRTHって誰推しでも絶対みんなユンドンくん好きなんですよね。全員一回ユンドン君通るんですよ。そういう男なんですよね彼(何の話?)
十分すぎるほどパフォーマンスが見れたものの、もっと歌もラップも聞きたかった気持ちもあります。次回はソロステージもどうか!欲深くてすみませんが何卒お願いします!
あとCrazy Loveで一瞬ですが潤潤が1画面に映ったところがありましたよね。あそこで感動して言葉失いました。潤潤のコラボステージも是非お願いします。
ヨンフンさん
歌が上手い。
とにかくこの印象が決定的になりました。
歌が上手い。
数多くの曲の歌い出しを任されているだけあるな、と、今更ながらここで決定的にヨンフンさんの歌唱力に打ちのめされて、感動しました。
全く音がぶれない。まさに「口から音源」そのもの。
ORβITの活動開始時期に喉の調子を崩したこともあったけれど、素晴らしい喉・素晴らしい声帯が守られて良かった!!!と謎にスタンディングオベーションしました心の中で。
このまま、彼が歌いたいと思う期間はずっとポリープなんて出来るな!!!代わりに私に出来ろ!!!
いや本当にヨンフンさんの歌声、宝だと思います。正直に言って、こんなに素晴らしいって気付いていなかったです、今まで。なぜなら”音源”って、ある程度加工されたり補正されたりできてしまうじゃないですか。これまでその音源しか聴けていなかったので、こんなに生歌が音源そのもののクオリティだなんて知らなかった。ほんとにすごい。ほんとに。
これからも喉と頭皮を大事にしてください。
ヒチョさん
あの…………て、手紙………
ちょっとこの件に関しては、もう、何と言ったらいいか分かりません。
これまで沢山のコンテンツやインタビューでメンバーたちが言っていた通りの、表面的にはツンデレだけど本当は愛情の深い、深すぎるくらい深い人で、完璧主義で、話すのが苦手で、でも誰よりも多くのことを抱えて抱えて真摯に働いている人なんだなと、改めてそう思えました。
ヒチョさんはきっと完璧主義だからこそ、普段あまり自分の考えやメンバーへの思いを口に出さないタイプのようなので、今回ここで日本メンバー4人への思いや兵役の話が聞けてしまったのは少し意外でしたし、こみ上げるものがありました。
ORβITは家族であり友人であり仕事仲間であり同志であり、各々の道もあって、だけど確実な絆で結びついていて、その絆は誰よりもヒチョさんが離したくないと思っているのかもしれない、そんな風にも思えたりして。
歌唱力はもう、言うまでもなく、べらぼうに上手すぎました。
ヒチョさんの歌って”超絶技巧”って感じがするんですよね、個人的に。クラシックピアノのショパンとかの鬼難しい曲を奏でているような、技術的にかなり高い位置で安定感と(良い意味での)不安定感を持っているような。
自分の曲を3人で歌う時、サビを自分でなく2人に歌わせるパート割りだったのも彼らしかったですね。ていうか君へ、そのまんま音源かと思う歌声過ぎて逆に耳を疑いました。歌うますぎ。
安藤くん
私は安藤くんの歌がずっと大好きで。日プの頃から大ファンで。
上手いとか、声量が凄いとか、そういう所だけではなくて、フレーズの端っこでちょっと音を上げたりとか、ここはブレスを多くして…ここは地声で…とかの、安藤くんが色々考えて表現に工夫を凝らして真剣に歌と向き合っていることが伝わる歌が、そこが、本当に好きで尊敬していて。
だからあれだけ、例えばSTRAWBERRYとかのポップな曲でも真剣な顔になってしまうのだと思うのですが(笑)、そういう想いや切実さが今回は凄く伝わってきて、なんだか泣けてしまいました。
音源だと、そういう揺らぎだとか試行錯誤はきっと綺麗にそぎ落とされてしまいますよね。その補正が美しく綺麗な楽曲を生むのだと思うのですが、R&Bが好きな安藤くんのグルーヴ感が今回の生歌で存分に発揮されていたように思えて、心の底から嬉しかったです。
本当に、生歌が聴けて良かった。素晴らしかったです。
ずっと待ち望んでいたよりもずっと上の領域にいる安藤くんがそこにいました。カッコよかった。
Flor Lunarのヒチョパートの高音を果敢に地声でスパーーン!と狙いに行くところなんて、本当に素晴らしくて。
安藤くんがこんなに多様な歌を歌える世界線に来れて、歌いたい曲を好きなように、自分の望むままに楽しく歌えるグループにいれて、ファンとしてはこの上ない幸せです。
合間のトークタイムで一切喉を休める様子もなく大声でワーワー騒いでいる様子も含めて「これぞ安藤誠明だ」という姿が見れて最高でした。珍しくちょっと声が枯れてる安藤くんが見られたのも貴重でしたね。
次、ぜひShower SnowのジャズVer.とかどうですか。切実にお願いします。
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長くなりましたが、簡潔にまとめるならORβITの生歌が素晴らしいってことです。
よくもまあこんな7人全員歌が上手くて声質が多様なメンバーが集まったな。
奇跡としか思えないです。
そしてその声質の多様さを、例えばヒチョさんやヨンフンさんの歌い方、優心くんの歌い方、安藤くんの歌い方ははっきりと違っていて、そこが誰かによって矯正されずに個々の良さが尊重され、好きなように歌っていいというのも、グループで活動しているアーティストとしては凄いことですよね。
最高でした、本当に。
オンラインライブが楽しみ過ぎて、もうむしろ怖いです。
凄いものを見せてもらえて、
ここまで応援してこられて本当に良かったです。
こんな最高のファンミーティングを実現させてくれた全ての皆さま、本当にありがとうございます!!!
ORβIT、最高だー!!!!!!!
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備忘録:セットリスト
①Bloom(7人)~アコースティックVer~
②MOONCRYSTALPOWER(3人)~アコースティックVer~
③みずたまり。(YUGO)~アコースティックVer~
④Flor Lunar(TOMO)~アコースティックVer~
⑤君へ(3人)
⑥Double 20 & Show Off(JUNE)
⑦Crazy Love(4人)~アコースティックVer~
⑧Show Off(3人)ダンスパフォーマンス
⑨Lazurite(7人)
2021.07.03