#21 筋肉の潤い不足②
前回の投稿「#20 筋肉の潤い不足①」では、ここ最近の大量の汗から筋肉疲労を発症し、処方された漢方薬で改善したことを整理しましたが、今回はその続きです。
処方された漢方薬は疎経活血湯と四物湯でした。
疎経活血湯は解説書などを見ると、腰痛・下肢痛、関節痛や腫れ、神経痛などに処方されると書かれています。もちろん、これは間違いではありません。しかし、私が薬膳を学ぶ先生は患者さんの状態を聞きながら(問診)、本当の原因を探っていきます。だから、単純に腰痛や関節痛だから今回の漢方薬が処方されたわけではありません。
今回は夏の農作業で大量に汗をかいたこと、夏から秋に季節が切り替わるタイミングであったこと、もちろん私が肝脾不和であることも診断のポイントとなりました。
夏の炎天下での農作業での大量の発汗で気血津液の血と津液が失われました。それを補うために今回の漢方薬が処方されたのですが、同時にお茶を自分で組むことにしました。
今回、処方された疎経活血湯、四物湯ともに君薬は当帰、臣薬は地黄です。
当帰の効能には養血、活血があります。これをベースに自分なりにお茶を組みました。
養血としてまさに当帰と紅花、それを巡らせる活血としてうこんと鶏血藤(ケイケットウ)、補腎として旱蓮草(カンレンソウ)と女貞子(ジョテイシ)、これにベースのお茶としてライチ紅茶で組みました。
これらの生薬の名前は薬膳を勉強しなければ絶対に見聞きすることはなかったものです。 まずはこれで2日間過ごすこととし、今日は気温も秋らしくなり、さらに乾燥も入ってきました。今後は潤肺や潤腸にも気をつけながらお茶も組んで組んでいきます。さて、この結果はまた、今後整理したいと思います。
疎経活血湯は
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