育休に「テーマ」を持とう
今回は、育休に「テーマ」を持つと、育休が充実したものに変わる、という話について書きます。
ボロボロだった出産直後
私は先日まで初めての育休を取っていたのですが、
出産したばかりの頃は、首も据わらぬ子どもを育てるのがおっかなびっくりで、この子に何かあってはならないと、いつも不安でピリピリ。睡眠不足もあって、身も心もボロボロ。子どもを連れ出して外出するのも怖くて、殆ど家から出ない生活を送っていました。
毎日リビングで見るともなしにテレビをつけながら子どものお世話だけしていたら、気がつけば夕方に…。
「こんな毎日を過ごしていていいのだろうか…。」
無駄に時間が流れて行く事に罪悪感を感じながらもどうしたらよいのかわからない…。そんな自分自身に焦りや苛立ちのようなものも感じていました。
育休コミュニティとの出会い
そんなある日にFacebookの友人のシェアで、「育休コミュニティ」なるコミュニティが立ち上がる事を知りました。そこには、「『なんとなく育休』をなくしたい。」というメッセージが。それは、まるで自分に語りかけているように思えて、思わず入会していたのでした。するとまず、主宰の栗林真由美さんが、「育休にテーマを持とう!」と、メンバーに語りかけてくれました。
育休に「テーマ」を持とう
コミュニティの最初の活動として、「育休のテーマ」を期日までに皆に発表することになりました。
さてテーマを設定しよう…
その時、自分にこんな問いを作りました。
「人生を終えようとするとき、あなたの人生にとって、『育休』はどんな期間でしたか?と聞かれたら、何と答えたいですか」
すると、
「『あの時は、子どもの事だけを本当に良く見ていたなー!!』と言いたい」
という思いが浮かんできました。
会社を休ませていただいている以上、
育休中には自己研鑽して復職したら仕事で貢献しなくては、
と頭では考えていたのですが、
心が求めていたのは、
「今、目の前にいるこの子に集中したい」
という事でした。
そこで、私の育休のテーマは
「お母さんの幼児期をよく生きる」
という事にしました。
母親になったばかりの私を母親としての「幼児期」と捉えるならば、
人生の中で最も感受性が高くなっているこの「幼児期」を、子どもをじっくりと観察し、成長に立ち会える喜びを感じて過ごしたい、という想いを込めました。
**育休のテーマを作ってみて **
「この育休は、子どもの成長を見守る時間にするんだ!」と決めた事で迷いがなくなり、それまで「ただただ無駄に時間を過ごしていた」と思っていた過去の毎日ですら、「あの時は、全力で子どもを守っていた時間なんだ」と肯定出来るようになりました。また、「子どもの心と体の発達によさそうなもの」「子どもと一緒に楽しめそうなもの」にアンテナが立つようになりました。
テーマを決めて過ごすことで、充実した育休の時間を過ごすことができました。
テーマ設定のコツは、本当に自分がしたいと思うことを定めることです。他人が見て充実してそうだと思われることをすることではありません。
「精力的にいろんなことをしてみたい!」、「一つの事に集中したい!」「この際、なーんにもやらないと決める!」いずれもOK。
今育休中の方、これから育休を取る方も、自分らしい育休を過ごせますように。
★私に育休にテーマを持つことの面白さを教えてくれた育休コミュニティ
★そうは言っても育休のテーマってどうやって考えればいいの?ひとりでは思いつかない方は、育休コーチみーまーにご相談ください。