REBOOT BiSH -幸せな時間をありがとう-

at 代々木第一体育館on 2020.12.24(THU)

感想としては出遅れちゃったし、カメコさんの素晴らしい写真がたくさんツイッターにUPされてるし、各WEBサイトでもレポートがしっかりされているので、自分視点での感想に絞ります。でも書きたいことだらけなので長文になるのはご容赦ください笑

まず、NHKの紅白担当者さんへ
今のこの6人を日本全国に広める年末のチャンスを今年見送ったことは、2020年最大の失敗だったな、と思う日がきっと来るでしょう。めちゃくちゃ後悔するがいい!!
そう言ってやりたくなるくらいの最高最強のライブでした♪

オープニングの”LETTERS”の圧巻さ。
生バンドだからこその、音を止めてのアイナさんの大サビ、そして幕開け。
もうここで涙腺にきちゃいましたね。視界が霞んじゃいました。
そこから、怒涛の本編だけで26曲。
アンコールの2曲を含めた28曲で、2時間半を超える内容。
そのうち、今年の新曲は4曲。
ひとことで言うと、5年間をすべて詰め込んだ、6年目初の有観客ライブといえるボリュームでした。

どの曲も素晴らしかったけれど、
親友が大好きな”Nothing.”
友人さんの大好きな”My distinction”
しばまるの大好きな”FOR HiM”
が全て来てしまったので、3人にとっては本当に大満足の大勝利でした👏🏻

特筆する点はめちゃくちゃあるのですが、全部書くととんでもないことになりそうなので、3つだけ。(いや多いだろ!)

まずやはりどうしても書きたいのは、
“My Landscape”ピアノメインverでの振付の変更。
大サビ前までが、すべて膝立ちまでの低姿勢での新たな振付に変更されていて、今までの曲の持っていたイメージとはかなり違う印象になってました。
自分は、2020年という今現在の時代を表した振付のように感じました。
誰もが傷つき倒れながらも、地下から湧き出る何かを抑え込もうとするような杭打ち。そこから大サビ後には以前の振付に戻して、未来に対しての希望を表現。
そんな風に捉えました。
アイナさんの振付は、観る人それぞれに意味を感じられるものが本当に多いし深いなぁ、ということを再認識させられましたね。

もう一つは、有観客と配信でのライブの両立というものへの配慮と、演出の緻密さ。
これは山田健人さんの考えまたはライブ設営側の素晴らしさでしょうけど。
ステージ左右の大型モニターに表示されていたのは、たぶん配信用の映像だったのかなと。そしてステージ上には中央に大型モニターと左右に正方形に分けられた変形モニターが設置。
配信用の映像には、引きでの全体映像は少なめで、メンバーそれぞれをアップで抜く演出が多用されていました。
そのなかでなるほどこれは!!と感じたのが”OTNK”。
ステージ左右の変形モニターには、映像の中に極大で歌詞が右から左へ流れていて、とても格好良い映像演出なんですが、配信用の映像ではステージの中央をアップで映し続けてて、殆どその演出が画面に表示されないんです!
もちろんメンバーの格好良いダンスや歌う表情がバッチリ捉えられてて見応えは抜群なんでしょうけど、配信で観ていた人でステージ上に歌詞が流れていたのに気づけた人は少なかったんじゃないかな。
でも会場ではあの演出を全員が目の当たりにしてたんですよね。
興奮度はかなり違ったと思います。
もしこの日のライブがBDでの有料発売される時には、きっとステージ演出が存分に観られるものに切り替わるのかな、なんて予想してます。

そして。
会場でも配信視聴でも誰もが感動したであろう"オーケストラ"の落ちサビ。
伝説とも言えそうな日比谷野音に並ぶくらいに、素晴らしい景色でしたし、アイナさん以外のメンバーも涙を堪えている姿に本当にグッときちゃいました。
企画を考えてくださった方々と、それに賛同して行った会場の清掃員さんにも感謝を伝えたいです。

帰宅直後のツイートでも書いたけど、この日はREBOOT=再起動・再始動なんて言葉じゃ表せないほど、各メンバーのライブにおける飛躍的な表現力の向上も見て取れたし、もはやUPGRADE BiSHだったんじゃないの?という印象になったステージでした♪

と同時に。
“楽器を持たないパンクバンド”というBiSHにとって、いかに客席側の声やコールが必要なのかも痛感させられたライブでもありました。
昨年の大阪城ホールのBD内で、アイナさんのダンスの師匠でもある奈津子先生もBiSHと清掃員との関係は共犯者的だというようなことを言ってましたけど、そのとおりですよね。自分でも、他のアイドルやバンドさん達と比べても、その側面は強いんだろうなと感じてます。
だからこそ、清掃員のコールや声援が無い今回のBiSHのライブは、両翼のうち片方の翼をもがれているような状態でのものだったんじゃないかな。それでも、この1年の間、爪を研ぎ続けてきたBiSHメンバーは、1月のNHKファイナルと比べてもまた一段と格好良さを増していましたし、最高のライブだったのは間違いありませんでした。
いつかまた、清掃員が以前のようにメンバーと共犯になれるライブが出来る日が来たら。。。それを想像するだけで震えるほどワクワクできます!
そうなれる日に備え、より多くの人にBiSH知られ、清掃員となってくれて、BiSHをずっと応援してくれると良いなぁ、なんて思ってます♪

2020年。
苦しい1年だった日々の最後に、最高のクリスマスイブを過ごさせてくれて、本当にありがとうございました✨
BiSHのメンバーも清掃員さんも、大好きです。

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