20歳、シルバニアデビュー
ついにシルバニアユーザーになった。
大人の間でシルバニアファミリーが流行し始めて数年、周りの人間がこぞってシルバニアの赤ちゃんを持ち歩くのを眺めながら、今日までお迎えすることなく生きてきた。流行りに乗るのが少し苦手で、みんなが持っているとなんだか持ちたくなくなってしまう逆張り精神もあったと思う。
別に可愛いと思わないわけではなかった。Instagramのアイコンを使用フリーのシルバニア写真にしていたこともあるし、他人の撮った写真を眺めていたこともある。だけど幼少期から絵を描くことと本を読むことばかりをしてきて人形遊びに親しまずに生きてきたし、自分がお迎えしてもろくに遊ばず持ち歩くこともなく終わる気がして、なんとなく無駄にするのが嫌で、そうしたらなんとなく買えなくなって数年が経ち今に至る。
が、つい昨日、仲のいい人がTwitterに投稿していた写真に写っていたフェネックの赤ちゃんを見て衝撃を受けた。なんだこの大きくて愛おしい耳は!
本当に、一目惚れ。いてもたってもいられず、朝から近くのおもちゃ屋さんでフェネックのふたごをお迎えした。耳が大きい!かわいい!
愛おしすぎて、大学の机に並べたまま授業を受けている。しかも写真に撮るとさらにかわいい!私は今までフェネックの赤ちゃんという存在にどうして出会えなかったんだろうか。悔しい。
写真の加工でまた違った可愛さになるのも愛おしい。心の安寧。
一番最初に一番かわいいと思う動物をお迎えしてしまったのでこれから先ほかの動物をお迎えできる気がしないけれど、当分はフェネックたちを愛でて暮らそうと思う。QOL、上がってきた!
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