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銀河フェニックス物語 【出会い編】 第三十話 修理のお礼は料理です (まとめ読み版)
・第一話から連載をまとめたマガジン
・第二十九話「オレとあいつと彼女の記憶」
・<ハイスクール編>マガジン
フェニックス号で見る宇宙船レースは、映像も音も臨場感たっぷりで素晴らしい。
ティリーは満足していた。
きょうのS1も最高だった。
わたしの憧れ『無敗の貴公子』エース・ギリアムは危なげなく優勝した。
レイターが応援するプライベーターのチーム・スチュワートは相変わらずの六位で、レイターが不満げな顔でふてくされているのはいつものこと。
フェニックス号でレースを観る、という穴場情報を教えてくれたジョン先輩は、最近ここへ顔を出さない。おそらく週末は、彼女のサブリナとデートをしているのだ。
「きょうはこれで帰るわ」
わたしは席を立った。
「飯、食ってかねぇのか」
フェニックス号でレースを見た後、そのまま夕ご飯をいただいて帰るというのが定番なのだけれど。
「きょう、電気屋さんがうちへ来るの」
「電気屋?」
「壁面モニターの調子が悪いのよね」
先月あたりから、時々映像が乱れるようになった。
忙しかったから、だましだまし使っていたのだけれど、ついに、わたしが楽しみにしているレースチャンネルにまでノイズが走るようになって来た。
美しいエースの顔がゆがむのは許せない。
あわてて電気屋さんに連絡を入れたところ、きょうの夕方、修理に来てくれることになった。
「俺がみてやったのに」
とレイターが言った。
この人は器用で、町の電気屋さんで修理できるものなら直せないものはないのだろう。
でも、わたしははっきりと断った。
「結構です。いくらぼったくられるか、わかったもんじゃないもの」
*
レイターが自宅まで送ってくれた。
というか、わたしが夕食を一緒に食べないと聞いて、外で食べることを考えたようだ。
家の前でレイターと別れようとした時、ポストに赤いライトが光っていることに気がついた。
伝言サービスに言付けが残っている。
「何だろう?」
バッグから携帯通信機を取り出し、転送再生ボタンを押すと男性の声が流れた。
『本日、急にうかがえなくなりました。ご都合のよろしい日を再度設定してください。イイノエレクトニック』
「ええっつ!」
わたしは思わず大きな声を出してしまった。
どういうこと。こんな急なキャンセルってあり?
普通は直接連絡してくるでしょうが。
携帯通信機を操作したわたしは、頭を抱えた。
三件、メッセージと着信履歴が残っていた。
イイノエレクトニックからだった。
失敗した。レースに夢中で気づかなかった。
はあ、ため息をついた。
来週は仕事が忙しくてまとまった時間が取れない。しばらく、壊れたモニターで我慢しなければならない。
レースチャンネルに映るエースの顔にノイズが走ることを想像すると、気分が落ち込んだ。
「俺がみてやろか?」
レイターが横に立っていた。
「いくらで?」
レイターはにやりと笑った。
「ティリーさんの手料理でいいぜ」
現金の要求じゃないんだ。何かたくらんでる可能性はある。
でも、言葉通りだったらラッキーだ。
ちょうどきょうの夕ご飯には、クイックレシピで作ったポトフが用意してある。
電気屋さんが来るから外で食べられないと思って、作っておいたのだ。しかも作り置きをしようと思って多めに・・・。
「ポトフだけど」
「OK、OK」
レイターは二つ返事だった。
これで、テレビが直れば安いものだ。
ノイズの走るレースチャンネルを見ながらイライラすることもない。正直助かる。
「じゃあ、お願いしよっかな」
部屋はちゃんと片づけてあった。
わたしはそんなに散らかす方ではないけれど、電気屋さんが来るとなれば、念入りに掃除をしてしまうものだ。
「随分、古いバージョンだな」
リビングの壁を見てレイターがつぶやいた。
レイターは古いと言ったけど、ソラ系へ出てきたときに買ったものだから二年ぐらいしか経っていない。
「あなたが新しいのばっかり買い換えてるから、古く見えるのよ」
フェニックス号の映像システムは、わたしが知る限り二年で三台は変わっている。最新式の高級機種に。
それでレース観戦を楽しんでいるわたしも、恩恵に預かっているのだから、文句を言ったら罰が当たるのだけど。
レイターが聞いた。
「工具ある?」
わたしは引き出しの中から、ドライバーのセットを取り出した。
手に乗る大きさのケースの中に、アタッチメントの工具が入っている。
「これだけかよ」
レイターが不満げにつぶやいた。
フェニックス号に置いてある工具と比較されても困る。
普通、女性の一人暮らしには、この程度の工具セットしかないものだ。
レイターは袖をまくると、一メートル四方の壁面パネルを外し始めた。
「手伝おうか?」
「大丈夫さ」
リビングの床は作業がしやすいように、掃除したときに空けておいた。
レイターは一人でパネルを取り外し、床に置いた。
力強い腕。わたし一人では絶対に無理だ。
レイターは床に直にすわると、パネルの裏蓋をはずし始めた。
大きな手で小さなネジや部品を次々とはずす。
はずした部品はすぐ横にきちんと順番に並べられている。フェニックス号の作業場を思い出した。
他の部屋は散らかり放題なのに、あそこだけは整理整頓されていて、空気が張りつめている。
その作業場とよく似た雰囲気が漂っている。
いつものだらけたレイターとは違って、基盤をのぞき込む顔が真剣だ。
職人のような美しい所作と丁寧な仕事。器用に工具を使うその姿から目が離せない。
「ティリーさん、端末貸してくれや」
「はい」
ノートサイズのホストコンピューター端末を渡す。
レイターが基盤と端末をタッチケーブルでつなぐとソースコードの文字列が映し出された。
「ふむ。思った通りだ。チューナーの接続プログラムにバグが出てる」
机上デバッグだ。
工学プログラミングの授業を思い出す。こうやって実際に使えるとは思わなかった。
「564エックスをグリゴロン解析すると?」
突然レイターがわたしに聞いた。
「321.72」
条件反射的に答えていた。
わたしたちアンタレス人は計算が得意だ。
「ほんと便利だな。虫取りが楽だ」
レイターは優しく笑った。
思い出し笑いみたいだ。気になる。
「何、笑ってるの?」
「前もこんなことがあったな、って思っただけさ」
レイターは端末に数値を打ち込みながら答えた。
こんなことがあった、と言うけれど、レイターとこんなやりとりをした覚えはない。気になる。
「ねえ、何を思い出したの?」
「あん?」
レイターはねじをくわえたまま、チラリとわたしの顔を見た。
そして、視線を手元に落とすと、何も答えず作業を続けた。意識的にわたしの質問を無視した。
「ちょっと、気になるじゃないの」
裏蓋をはめながらレイターがつぶやくように言った。
「昔のことさ」
『愛しの君』の姿が頭に浮かんだ。
「フローラさん?」
「・・・・・・」
レイターは答えなかった。
間違いない、当たりだ。
さっきレイターが優しい表情をしていた。
だから、彼女のことに思い当たった。
フローラさんは、レイターの前の彼女。『愛しの君』と呼ばれている。アーサーさんの妹で将軍家のお嬢さまだ。七年前に亡くなったという。
レイターは、婚約していたという彼女のことを今も愛している。
先日、レイターと彼女が暮らしていた月の御屋敷に出かけて、そのことを強く確信した。
わたしには関係ない。
なのに、なんだろうこの不快感。
*
「ほら、直ったぜ」
レイターが壁面にパネルをはめ込んだ。
「レースチャンネルを映して」
ホストコンピューターに話しかけると、モニター画面が起動し、きょうのレース映像が映し出された。
見違えるように画像が美しい。それだけじゃない。
「あれ? 音が違う」
「あんた、折角のサラウンドシステムをなんで使わねぇんだよ」
「そんな機能がついてるなんて、知らなかった」
「マジ?」
レイターは部屋の家電に触りはじめた。
「ったく、もったいねぇなあ」
*
わたしはリビングとつながったキッチンで、二人分のポトフを温めた。
ジャガイモ、にんじん、玉ねぎ、キャベツをざくざく切って入れただけ。安いインスタント食品だけれど、香りがいい。料理が苦手なわたしの強い味方だ。
このクイックレシピのポトフが、修理の料金というのは悪い気がしてきた。電気屋さんの見積もりは結構、高かったのだ。
RRRRR
通信機が鳴った。
調理機を止めて、リビング側で受信する。
同期のベルからだった。卓上モニターに映る表情が真面目だ。察するにこれは仕事の話。
「ティリー。今、時間ある? 休みのところごめん」
「えっと、あると言えばあるけれど・・・」
ちょっと言葉を濁す。
「あら、お客さん?」
「お客さん、と言えばお客さんだけど・・・」
ベルの通信に気がついたレイターが、モニターの前にやってきて手を振った。
「は~い。ベルさん」
「あら、レイターだったの」
「これからティリーさんの手料理を食べるところ」
「ごめん、明日の仕事の話を、ちょっとだけティリーとしてもいい?」
「どーぞどーぞ」
ベルは、明朝予定されている会議の話を始めた。わたしも参加する予定の会議だ。ベルのクライアントは随分と難題をふっかけてきていた。
「代替案を示せってうるさいのよ。だから、ティリーも提示できることを考えて、援護して欲しいの」
「わかったわ」
会議は紛糾しそうだ。
「あの客、こんな休みの日まで連絡入れてきてさあ、最低だよ」
ベルが話す内容の大半は愚痴だった。
*
わたしとベルが通信をしている間、レイターがキッチンで何かしていた。
冷蔵庫を開ける音がする。勝手にのぞかないで欲しい。
電気屋さんが来ると思って部屋はきれいにしたけれど、さすがに冷蔵庫の中までは気が回っていない。
ベルはいつも長通信だ。
話がどんどん仕事の話から脱線している。
レイターを待たせていることは、気にしていないようだ。
そろそろ通信の終わりを切り出した方がいいかな、と考えた時、ベルは思わぬ言葉を口にした。
「で、ティリーはレイターといつの間にそういう関係になったわけ?」
「え? そういう関係って?」
一瞬、意味がわからなかった。
「隠さなくったっていいわよ」
ベルの言う「そういう関係」ってつきあっているって意味だ。
あわてて手を振って否定する。
「そんなんじゃないわよ。電気屋さんが急に来られなくなったから、レイターにモニターを直してもらったの」
こんな会話はレイターに聞かれたくない。
レイターはキッチンの奥で何かごそごそやっている。多分、ベルとの通信をあえて聞かないようにしてくれている。
「ふうん。でもティリーの手料理を食べる、って言ってたじゃない」
「だからお礼によ」
「普通しないよ」
「え?」
「だって、モニター直してくれたのが、カノオやフレッド先輩だったらどうするの?」
答えにつまってしまった。
・・・確かに手料理は出さない気がする。
「手料理って言っても、クイックレシピだし」
と口にしながら、言い訳じみていると思った。
ベルは少し声を落とし、わたしの目をのぞき込んだ。
「そもそも、わたしなら、彼氏でもない男の人を家にあげたりしないよ」
「わたしだってよ」
「でも、レイターがそこにいるんでしょ」
それだけ言うと、ベルの話は次の話題へとうつった。
ベルとの通信は上の空で、わたしは考えてしまった。
どうしてわたしは、レイターを部屋にあげてしまったのだろう。
もちろん、モニターを修理して欲しかったのだけれど、よく考えると、男の人をこの部屋にあげたのは、父をのぞくと初めてだった。
そんなこと、何も考えてなかった。
でも、レイターといると、時々そういうことが起きる。
異性だということを忘れてしまうのだ。
ボディガードと警護対象者だからだろうか。
レース鑑賞という共通の趣味を持つからだろうか。
異性だと意識していない、ということは、この気持ちは恋愛ではないということだ。
「じゃあね。また明日。よろしくたのむわ」
ベルの長通信が終わった。
*
キッチンからいい香りがしてきた。
レイターがフライパンを揺すると青い炎が舞い上がった。
「あれ? それって・・・」
メインディッシュが一品増えていた。
おいしそうな炒め物。
「あんた、賞味期限が切れそうなもの、何であんなに備蓄してんの?」
野菜室の奥に転がっていた、しなびた野菜や芽の出かかった芋たちが、豪華な料理に早変わりしていた。
「備蓄している訳じゃありません」
レイターがプッと笑った。
「さて、食べようぜ」
わたしが長通信をしている間に、ちゃんとテーブルセッティングがしてあった。
「ご、ごめん」
「あん? 熱いうちに食べちまおうぜ」
レイターと向かい合って食卓に座った。
何だか変な感じだ。
わたしの部屋に男の人がいる。
ベルとの会話のせいだ。急にレイターのことを意識してしまった。
「うまい!」
レイターが、わたしのポトフを食べてうれしそうな顔をした。
まずいはずがない、クイックレシピをそのまま温めただけなのだから。
レイターの作ってくれた野菜炒めを口に運ぶ。
「おいしい!」
思わず大きな声を出してしまった。
何ていい香りなのだろう。
こんな調味料うちにあっただろうか。さすが調理人。幸せな風味が身体中に充満する。
レイターがいい表情をして笑った。さっきの優しい顔に似ている。
ドキッとした。
それにしても、不思議だ。この野菜炒め、引き肉が味を引き立てている。
「お肉の買い置きはなかったと思うんだけど」
レイターはニヤリと笑った。
「クイックレシピのミートボール」
「あっ、忘れてた」
三日前に作った、というか封を切って温めたのだけれど、食べきれなかったミートボール。
冷凍しよう、と思っていたのに冷蔵庫の奥へと追いやられ、もう少しでゴミ箱行きになるところだった。
*
「そうだ、飲む?」
わたしは食品庫から、かわいいラベルのスパークリングワインを取り出した。デザインに惹かれて衝動買いしたモノだ。
アルコール度数は高くない。
ベルやチャムールが来た時に出そうと思ったのだけれど、まあ、いいや。お値段もそんなにしなかったし。
「いいねぇ」
「エースの勝利に乾杯!」
「フン」
レイターの作った炒め物にお酒がよくあった。 食が進み、話が弾む。
アルコールは魔法の水だ。
心に羽を生やし、浮き上がらせる。
なぜ、レイターを部屋にあげてしまったのか、というベルの言葉はいったん脇に置いておく。
モニターも直ったし、レイターときょうのレース映像を再度見る。
いつもより音がいい。レースの迫力が違う。
表彰式のエースに向かって手を振る。
「エース最高!」
「ちっ、ほかの奴が下手くそなんだ」
楽しい。
レイターはおしゃべりだ。話を聞いていて飽きない。
気を使うこともないから楽。
明日は早朝から会議。
ベルのクライアントとの協議は面倒くさいことになりそうだ。
だからセーブして飲んだ。
なのに、何だか酔いが回るのが早い気がした。
「明日、ベルさんとの会議、早いんだろ。これで失礼するぜ、ごちそうさん」
そう言ってレイターは席を立った。
「どういたしまして」
と答えてから、助かったのは自分の方だったことを思い出す。
「修理ありがとう」
「どういたしまして」
レイターは帰っていった。
*
ほろ酔い気分でわたしはベッドに倒れ込んだ。
ほんのりとした幸せ。
美味しい料理と楽しい時間の共有。
もし、レイターが彼氏だったら・・・。
いやいや、何を考えてるだ、わたしは?
酔ってるわ。
頭を振って、浮かんできた考えを否定しているうちに、そのまま眠ってしまった。
*
PPPPP・・・
翌朝、目覚ましのベルが頭に響いた。きょうは早朝から会議だ。
どうしたんだろう、ズキンと頭痛がした。風邪?
違う、吐き気がする。目が回る感じ。
これは、・・・二日酔いだ。
二日酔いになるほど飲んだ覚えはないのに。
ゆっくりと身体を起こし、急いで酔い止めの薬を飲む。
おかしい、速効性の薬を飲んだのに全然効かない。
とにかく会社へ出かける準備をする。
やたらと喉が乾く。
きょうは朝一番で、あのベルの厄介なクライアントとの会議があるのだ。頭をクリアーにしておきたいのに、どうして・・・。
キッチンで水を飲むときに気がついた。
取引先からお土産でもらった小さな瓶。「香高酒」が減っている。
香りが良くて、つい飲めてしまうのだけれど、アルコール度数が高くて、しかも抜けない珍酒だそうで、こんなものをもらっても困る、と思いながら、断れないでいただいたものだ。
もらってきてすぐに、封を切って匂いをかいでみた。
花が咲くような芳醇な香り。
目の奥まで沁み込んできて酔いそうになり、あわててふたを閉めた。
取引先の人は「香高酒」を飲めば二日酔い間違いなし、酔い止めも効かない、といらぬ太鼓判を押していた。
でも、昨夜このお酒を飲んだ覚えはない。
その時思い出した。
レイターが作った、おそろしく香りの良い炒め物。
青い炎が舞い上がっていた。
あれは、このお酒が燃えたのではなかったか。
我が家にある調味料で出せる味じゃなかった。
レイターはこのお酒を料理酒として使ったのだ。大部分のアルコールは熱で飛んだのだろうけれど・・・。
空っぽになった安物のスパークリングワインの瓶が、キッチンの床に転がっていた。色鮮やかなラベルが目に痛い。
アルコールは魔法の水だ。
幸せな時間で誘っておきながら、摂りすぎた分は毒となって身体を蝕む。
うううう。吐ける物は吐き、頭痛に耐えながら出社した。
*
会議室の入り口にレイターが立っていた。
「よっ、おはよ、ティリーさん」
片手を軽くあげ、わたしにあいさつをする。いつもと変わらない顔をしている。
この人はお酒に強いから、全然平気なのだ。
返事をするのもおっくう。
消臭ミントタブレットを食べてきたけれど、お酒臭くないかも心配だ。
「あん? 朝から何怒ってんだい?」
怒っているように見えるのだろうか。
週の始まりに、上司やクライアントのいる前で、二日酔いだなんて言える訳がない。
「何でもありません」
*
苦しい会議だった。
ベルの言うとおりクライアントは難題をふっかけてきた。だけど、発言を求められても頭がうまく働かない。
頭痛と吐き気を隠すのに精一杯だった。いつもなら、もう少しましな提案ができるのに・・・。
交渉は決裂した。
*
会議が終わった時には、お酒が抜けていた。
嘘のように身体は軽く、ああ言えばよかった。こう提案すればよかった、後悔だけが頭をよぎる。
これはレイターのせいだ。
誰が何と言おうと『厄病神』のせいだ。
わたしは、男性を家に上げたのではなく、『厄病神』を家に招いてしまったのだ。
会議室の前でおちゃらけているお調子者の姿を見ながら、二度と『厄病神』を我が家にあげたりすまい、と固く心に誓ったのだった。
(おしまい) 第三十一話「恋の嫉妬と仕事の妬み」へ続く
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