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『縦スク小説』の可能性を考えてnoteで実験してみた
48ノ月(ヨハノツキ)です。
2020年1月1日から「銀河フェニックス物語」を毎日連載しています。
きょうで620日連続投稿となりました。
620日連続投稿!
継続は力なり。すばらしいです!
noteは横書きなので、携帯で読んでいる方にとって「銀河フェニックス物語」はケータイ小説に分類されるかと思います。
そんな中、あえて、縦スクロールの「縦スク小説」と称してみました。
コマ割りが縦一列でスクロールして読めるWebtoon(ウェブトーン)式「縦スク漫画」の小説版というイメージです。
こちらの記事、Webtoonについてよくまとまってますので引用させていただきますね。
「縦スク小説」を自称してみたわたしの投稿には自作のイラストがたっぷり入っていまして、本日(21年9月11日)投稿の見出し画像の右下を見てください。
画像の挿入枚数を示す数字が「+12」を示しています。
1,500字の文章に12枚のイラスト。ここまで増やしたのは初めてです。
実は、今日の連載には過去のシーンがフラッシュバックするという場面が出てきます。
こんな感じ ↓↓↓↓↓
仕事もたくさん助けてもらった。なのに、お礼も言ってない。
修理をするレイター、料理をするレイター、バスケをするレイター、あの笑顔は偽物だったの?
「俺のティリーさん」ってどんな気持ちでわたしを呼んでいたの?
いつもおちゃらけて、本心を見せてくれない。
けれど、時々透けて見える。孤独と戦っているのが。
ここに、過去のイラストを大量に挟みこむという形で表現をしてみました。
↓↓↓↓↓
仕事もたくさん助けてもらった。なのに、お礼も言ってない。
修理をするレイター、
料理をするレイター、
……
どうでしょうか?
わたしの脳内ではマンガやアニメのごとくキャラクターが動いているので、それを伝える手段としてイラストと縦スクロールを使って実験してみた、というわけです。
感想としては、読みやすさとの兼ね合いが難しいかな、と。
PC版ではイラストを縮小する、という工夫をしてみました。
*
普段はキャラクターが出てくるところで、イラストをいれています。
<出会い編>第三十九話「決別の儀式 レースの途中に」(28)
この日の投稿には10人のキャラが出てきました。
宇宙船レースが佳境に入り、次々とレーサーが登場。
イラストが入ることで、誰と誰が争っているのかがわかりやすくなっていると思います。
小説に漫画的要素を加えて、読み手の想像力を損なわない範囲で負担を減らすことを狙ってみました。
「銀河フェニックス物語」の登場人物はどんどん増えて、さっき数えてみたら95人。作者のわたしですら、忘れかけてたキャラクターがいました。
本当は言葉で書き分けられるのが理想なのですけれどね。
わたしがイラストを多用しているのは
言葉による表現力の未熟さをイラストで、画力の稚拙さを文章で、補完する世界へのご招待でして…。
「新たな表現への挑戦」ということにしておきたいと思います。
*
紙ではなくWeb小説だからできる実験としてもう一つ。リンクを張り巡らせる楽しみがあります。
「銀河フェニックス物語」も第四十話まできたので過去の物語とたくさんつながり始めました。
あれ、このセリフって? 前にも読んだ?
という以前のシーンにリンクが張れるのはWeb小説ならではの親切機能だなと。
伏線を見落としている人にも強制回収させることができちゃいます。
今日の連載では、11か所リンクを張ってみました。
ちょっと、多すぎるかなぁ…。
*
こんな感じでnoteの世界で少しずつ新しい試みをしていますので、楽しんでいただけたら嬉しいです。
「#宇宙SF」にも参加しています。
公式マガジンにも取り上げていただいたので、こちらもぜひ。
それでは、また。
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