銀河フェニックス物語 <ハイスクール編> 第六話 不可思議な等価交換(下巻)
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その日もフローラは、散らかったレイターの部屋にいた。
レイターは、机の上に置かれた大きな戦艦のプラモデルを指さしながら、わたしに問いかけた。
「こいつのエンジンの推力をあげたいんだよ。APバーナー使ってみるってのはどうかなぁ」
アマ星の石の密売によって、この部屋に存在しているプラモデルだ。
違法行為を黙認していることについて