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銀河フェニックス物語

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舞台は宇宙。恋あり、笑いあり、アクションありのハードボイルド小説「銀河フェニックス物語」の連載マガジンです。最新話をすぐ読めます。
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#ショートショート

銀河フェニックス物語 総目次

イラスト付き縦スク小説『銀河フェニックス物語』の内容が一目でわかる目次を作ってみました。…

銀河フェニックス物語 <番外編>  この街がすき ショートショート

「あなたの好きな街を教えてください。抽選で十名様に素敵なプレゼントを差し上げます」  フ…

銀河フェニックス物語 <番外編>  思い出の曲 ショートショート

 俺は、船も好きだが音楽も好きだ。  お袋は音楽教師で、地域のコミュニティセンターでピア…

銀河フェニックス物語 <番外編>  わたしの本棚 ショートショート

 わたしは本を読むのが好きだ。  幼い頃から両親はわたしが欲しいと言えば、おもちゃはダメ…

銀河フェニックス物語 <番外編>  おすすめ家電 ショートショート

 宇宙船フェニックス号は『銀河一の操縦士』であるレイターの家だ。  彼の住居登録は将軍家…

銀河フェニックス物語 <番外編>  おいしいお店 ショートショート

番外編ショートショート 「買ってよかったもの」「つくってみた」の続きです  一口食べてわ…

銀河フェニックス物語 <番外編>  つくってみた ショートショート

番外編 ショートショート「買ってよかったもの」の続きです  彼氏のレイターからもらった超高価なフライパンの調子はいい。クイックレシピの料理に自作のオムレツを添えると、食卓が一気にゴージャスなものへ変化する。  希少金属製で焦げ付かないから失敗したことがない。  レイターにお礼がしたい。このフライパンで作った手料理なんていいんじゃないだろうか。  今週末、フェニックス号へ宇宙船レースを見にいく。手作りのスイーツを持っていったら盛り上がるよね。レイターの驚く顔を想像するだけ

銀河フェニックス物語 <番外編>  習慣にしていること ショートショート

 はぁ。はぁ。息を吸う音が頭の中に鳴り響いている。あと、少し、ここさえ越えればゴールは目…

銀河フェニックス物語 <番外編>  最近の学び ショートショート

 十二歳の僕は最近学んだことがある。十二歳男子の扱い方だ。  自室で訓練の支度をしている…

銀河フェニックス物語 <番外編>  読書の秋 ショートショート

「はあ、面白かった。売れるはずだわ」  フェニックス号の格納庫でわたしはデジタル本を閉じ…

銀河フェニックス物語 <番外編>  買ってよかったもの ショートショート

 また、フェニックス号に通販の箱が届いた。 「今度は何買ったの?」  レイターは居間の床に…

銀河フェニックス物語 <番外編>  休日のすごし方 ショートショート

 わたしの彼は『銀河一の操縦士』でボディーガード。  だから、デートでも横に並んで手をつ…

銀河フェニックス物語 <番外編>  私の仕事 ショートショート

 私の仕事は銀河連邦軍の将軍補佐で、参謀を務めています。階級は少佐。私は世襲制のトライム…

銀河フェニックス物語 <番外編>  名前の由来 ショートショート

『裏将軍』と名付けたのは、大富豪ハサム一族の次男坊アレグロだ。  フローラを亡くしてハイスクールを中退し、将軍家を出た後の頃のこと。  『銀河一の操縦士』になる、というフローラとの約束だけが生きるよすがだった。船を操縦できればそれでいい。飛ばし屋として速い奴と戦えるのは願ったりだ。無免許を隠して飛ぶために、俺には別の名前が必要だった。 「妹に聞いたが、お前、将軍家のバカ息子なんだってな。『裏将軍』というのはどうだ。格好いいじゃないか」  ひねりがあるのか無いのかよくわ