銀河フェニックス物語<少年編> 第七話 最終回 初恋は夢とともに
レイターはダグ・グレゴリーの下で『緋の回状』の手伝いをしていたという。
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・第七話「初恋は夢とともに」 (1)(2)(3)(4)(5)
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マフィアが見せしめのために公開処刑を行うという報告書を読んだことがある。恐怖と興奮で服従させるためのシステム。
「手伝いとは?」
レイターの言葉が止まる。躊躇しながら口にした。
「ボタンを、押すんだ……マフィアが集まった処刑場の観覧席で」
「処刑の?」
彼は苦しそうな表情で答え