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銀河フェニックス物語

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舞台は宇宙。恋あり、笑いあり、アクションありのハードボイルド小説「銀河フェニックス物語」の連載マガジンです。最新話をすぐ読めます。
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2022年3月の記事一覧

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(12)ムーサの微笑み

ヌイのファンだという女性がライブを聴いていた。 銀河フェニックス物語 総目次 <少年編>「…

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(11)ムーサの微笑み

ランニングをしていたバルダンは美しい声に魅かれて足を止めた。 銀河フェニックス物語 総目…

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(10)ムーサの微笑み

久しぶりのオフ。港町公園でギターを演奏しようとレイターがヌイを誘った。 銀河フェニックス…

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(9)ムーサの微笑み

座標示す音階暗号符を教えるためにヌイは不協和音を鳴らした。 銀河フェニックス物語 総目次 …

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(8)ムーサの微笑み

ヌイは機密に当たる鍵音符をこっそりとレイターに教えた。 銀河フェニックス物語 総目次 <少…

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(7)ムーサの微笑み

ヌイから音階暗号符を教わったレイターは楽しくて仕方がなかった。 銀河フェニックス物語 総…

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(6)ムーサの微笑み

速弾きが好きなレイターは母親から人前でピアノを弾くなと言い付けられていた。 銀河フェニックス物語 総目次 <少年編>「ムーサの微笑み」 (1)(2)(3)(4)(5) <少年編>マガジン *  ある日のこと、たまたま僕は自室に仕事を持ち込んでいた。  好奇心の固まりみたいなレイターが見逃すはずがない。 「ヌイ、それは何? 楽譜?」 「これは教えられないな」  音階暗号譜の符丁記録だった。僕は直ぐに鍵を掛けて片付けた。もう使用済の記録だが一応機密だ。 「わかった、暗号だ

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(5)ムーサの微笑み

ピアノを母親に教わったというレイターは驚くほど器用に鍵盤を操った。 銀河フェニックス物語…

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(4)ムーサの微笑み

ヌイはバルダンから文字入力のキーボードを借りた。 銀河フェニックス物語 総目次 <少年編>…

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(3)ムーサの微笑み

レイターは通信兵のヌイに教えてもらいながらギターに触り、Cコードを鳴らした。 銀河フェニ…

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(2)ムーサの微笑み

歌が上手い通信兵のヌイにレイターは「どうしてプロにならないの?」と聞いた。 銀河フェニッ…

銀河フェニックス物語【少年編】第八話ムーサの微笑み(まとめ読み版)

 戦艦アレクサンドリア号、通称アレックの艦。  銀河連邦軍のどの艦隊にも所属しないこの艦…

銀河フェニックス物語<少年編>第八話(1) ムーサの微笑み

マフィアから逃げ、アレクサンドリア号に密航したレイターはそのままアルバイトとして乗艦する…

銀河フェニックス物語<少年編> 第七話 最終回 初恋は夢とともに

レイターはダグ・グレゴリーの下で『緋の回状』の手伝いをしていたという。 ・銀河フェニックス物語 総目次 ・第七話「初恋は夢とともに」 (1)(2)(3)(4)(5) ・<少年編>のマガジン  マフィアが見せしめのために公開処刑を行うという報告書を読んだことがある。恐怖と興奮で服従させるためのシステム。 「手伝いとは?」   レイターの言葉が止まる。躊躇しながら口にした。 「ボタンを、押すんだ……マフィアが集まった処刑場の観覧席で」 「処刑の?」  彼は苦しそうな表情で答え