銀河フェニックス物語 【出会い編】第三十六話 クラスメイトと秘密の会話(まとめ読み版)
・銀河フェニックス物語 総目次
・第三十五話「わたしをバトルに連れてって」
「この小型船、わかります?」
研究所の資料室で、わたしはクロノスのエンブレムがついた二人乗り宇宙船の3D写真を広げた。
「うわあ、古い機種だね。百年以上前の型だ」
ジョン先輩は驚いた顔でわたしを見つめた。
「間違いなくうちの会社の製品だけど、型番とかわからないんだよね?」
わたしはうなずいた。
型番がわかればわたしでも検索できる。画像検索をかけてもうまく引っかからなかった。
「カタログ