銀河フェニックス物語 <ハイスクール編> 第六話 不可思議な等価交換(中巻)
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・<ハイスクール編>不可思議な等価交換 (上)
「通報すれば、警察が将軍家に捜索に入る。将軍家始まって以来の不祥事だ。俺は少年だから名前が出ることはねぇが、ジャックは困るだろうな。監督不行き届きって。でも、そんなことにはならねぇ。あんたの通報はその前にもみ消される」
「あなたって人は・・・」
わたしは絶句した。
わたしの通報が意味を持たないことを、計算に織り込んでいる。
「軽蔑して