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白血病の母との家族旅行♪大三東駅の黄色いハンカチに、ますますの幸せを願う

今年の1月に、母が急性骨髄性白血病と診断されました。
それから、とても危険な状態が続き、私たち家族も覚悟を決めた時期がありました。

大変な1年でしたが、先日、両親と私たち家族で雲仙旅行に行ってきました♪


1年間に5回の入退院を繰り返した母


母は今年1年間に5回入院しました。
毎回、化学療法をして、何度も輸血もしました。
1年の半分以上、入院していたことになります。
詳しくは下記の記事に書いています。

医師によると、強い抗がん剤を使えない高齢者の白血病治療では、完治ではなく寛解(かんかい:骨髄内の白血病細胞を抗がん剤治療で減らし、正常な造血が回復してくる状態)を目標にするそうです。

血管がもろくなり、点滴の針をさしたとことから感染し、高熱が続いたこともありました。
白血球数がほぼ0になると、健康な人なら考えられないような箇所からでも感染し、命の危機にさらされることがあります。
入院中にコロナに感染したこともありました。

母は1回目の入院時は、治りたいという気持ちを強く持っていました。
ですが、何回も入退院を繰り返す中で、「ずっとこれを繰り返すのは嫌だ」と感じているのは見ていて分かりました。

雲仙に家族旅行


入院中の母に、生きる楽しみを持ってもらいたいと願い、家族旅行を企画しました。
予約した時点では、退院しているのかも分かりませんでしたが、母は旅行の1週間前に退院できました。

雲仙を選んだのは、熊本港から島原港までフェリーで行けて、寛げそうだと思ったからです。
私は船旅が大好きです!

フェリーでは娘はカモメに餌(かっぱえびせん)をやるのに夢中でした♪
鳥は自由に空を飛べるけど、フェリーに飛んでくるカモメを見ていると、必死さ伝わってきます。
フェリーを追いかけてくるカモメの力強さに圧倒されました。

雲仙に着いて、少し観光をしましたが、80代の両親は歩くのがきつかったようです。
ホテルの近くで地獄めぐりをしました。前が見えないほどの湯けむりに、雲仙にきたことを実感しました。

風に揺れる大三東駅の黄色いハンカチ


2日目に大三東(おおみさき)駅に行きました。
島原鉄道の大三東駅は「日本一海に近い駅」として有名です。

天気が良い日は真っ青な有明海と空に、鮮やかな黄色いたハンカチが映えるとSNSでも話題の人気スポット。

娘が黄色いハンカチのガチャガチャをしようとしましたが、500円玉しか使用できませんでした。

あいにく、500円玉の持ち合わせがなかくて困っていると、私たちの会話を聞いていた方が、両替して下さいました。
お陰様で、娘もガチャが出来て大満足♪

風に揺れる黄色いハンカチをみていると、この日を迎えることが出来た幸せをしみじみと感じました。

ちょうど黄色い列車も通過しました。

駅からすぐ海が見えるなんて、ちょっと怖い気もしましたが開放感一杯でした。

今年は私たち家族にとっては、年頭に母の病気がわかり、大変なスタートの年でした。
色々ありましたが、今回の旅行では温泉にゆっくりつかり、美味しいものをたくさん食べて幸せな時間を過ごせました。

この記事を読んで下さった皆様にも、たくさんの豊かさと幸せが届きますように!

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