家族というより恋人
このようなご時世の中引目を感じつつ、、
毎度登場する私の文化的活動()の仲間と制作合宿と称して知り合いの民宿へ二泊三日。三日間貸切で贅沢な時間を過ごしました。
多くの時間をともにするチームメンバーですが、3日間ずっと一緒にいることは珍しいことで、また昼夜を問わず活動に関わることができる。活動の進捗にとっても、メンバー間の関係にとっても必要な時間だっだと改めて感じます。
2週間ほど前、メンバーの一人がチームを抜ける宣言(それも私のセンスが気に入らなくて)をして、全体ミーティングをして、、なんていういざこざがあったことから、正直今回の合宿は気が重くて重くて仕方がなかった。結局しばらくは脱退に関して保留、となった彼ももちろん参加しているし。
さらに私の解せないポイントは、先日のミーティング時から、彼が、彼らが、何事もなかったかのようにあっけらかんとしていること。キャッキャしていること。私はこーーんなにも傷ついて、ムカついて、食欲も失せて!毎日泣いていたのに!!!
みたいな。笑
それは人それぞれでいいんですけれど、合宿当日までチクチクしていた私の心とは正反対に、当たり前のようにバスの隣の席に座ってくる彼。なんにも無かったかのように話して、おふざけをしてからかってくる。
いやお前、この前「(私)に将来性を感じない」「(私)の活動が好きじゃない」って言ったよな??
その言葉、ぜってぇ忘れねぇからな!!!
とは思いつつ、私ばかり怒って殻に閉じこもるのもなんだかなあと思い、彼とは普通にいつも通り仲良く過ごそうと決めた、というより、そうせざるを得ないな、と思いました。
でもそんなこんなで、合宿&制作は始まり、私にとってはかなり嬉しいことがありました。
抽象的に説明するのはかなり難しいですが、、(身バレ防止のために)
私の文化活動のチームは10人弱いて、その中でセクションが分かれているのだけど、私に関してのみ、他のセクションとはちょっと違う要素、着目点、視野?が必要になるもの。つまり必然的に私・私以外のメンバーという結束が生まれやすい。
とはいえ一つのチーム。チームとして頑張るには各々がベストを尽くした上で、互いに歩み寄ったり他のセクションに対しても意見交換をしていくべきだ。
そんなようなことを先日のミーティングで話したのだけど、
今回の合宿から見事に、「チームがみんなで一つのモノを作る」、という意識が芽生えていたこと!!今までなんにも言ってくれなかった私の担当分野にも、みんながいい意味で首を突っ込んでくれて、アイデアを出してくれた。
同時に、私自身もっとみんなに意見できるようにならなきゃ、なりたいと強く思った。
特に辞める宣言の彼。
彼は、チーム内でも特にその分野に対する勉強をしている男であり、インプット量がピカイチ。なのにも関わらず、今まではメンバーに遠慮して意見を全くしてこない人だった。(誰よりもその活動に携わる歴が短く、引目を感じていたのだという)
今回、彼は誰よりも私に意見してきた。先日の揉め事でお察しの通り、口調は強く、それなりにダメージは食らう。
「いや、なんか違う」
「それどういう意味?(真顔)」
その度にHPのハートは一つずつ減る気がするけど、これくらいならいくらでも頂戴なもん。
溜めて溜めて「(私)に将来性がない」じゃあ一発ゲームオーバーですから。。
そんなこんなで、私はがむしゃらについていこうと、ずっと焦りながら考えて考えてチームの中で生活していました。常に脳味噌がヒリヒリするような感覚。お風呂で一人になった時の開放感は忘れられないなあ、、笑
このチームの良くて悪いところは、とにかく友達感覚なところ。
制作が一頻り終われば、朝までめちゃくちゃお酒を飲む!くだらないゲームをしたと思えば、続々と潰れていき、3日目の明け方5時、私の辞める宣言の彼二人が生き残っていました。
2日間、当の本人含め誰も触れてこなかったあの揉め事について、お酒も後押しして、やはり話す流れになりました。
「今回合宿して良かったよ、今までのやり方と全然違う」
みたいに切り出したのは私ですが、もうこの一文が始まった段階から涙腺が壊れて全然うまく喋れない。笑
というのも、バスに乗る直前まで、私たちの根本的な関係性は完全に終わった!!と思うほど、彼に距離を感じてしまっていたから。逆にこれまでが一番と言って良いほど距離の近いメンバーだったから。
こうしていつも通りに接して、むしろお互いに以前より歩み寄れていることが嬉しかった。そして一人でずーーーっとモヤモヤ抱えていた心の中を彼に共有できることが嬉しくて?。
言い方難しいけど、傷ついたから泣いたんじゃない!!笑(ここにきてプライド)
そして突然号泣し始める私に彼はびっくりしていて、
「今まで遠慮して何も言ってこなかったけど、意見したらそれをすぐ形にできる(私)の能力値を改めて知ったし、言い方が悪かったのもごめん」的なことを言った。そして先日のミーティングでは言えなかった私の価値観や彼とは異なる考え方の部分、全部話すと、私の考え方として、それはそれで理解もしてくれた。
その上で、知識も人生経験も豊富な彼は客観的に私に必要なことを教えてもくれた。
「(私)は真面目で、人にどう思われているかずっと気にしているから。もっといい意味で何も考えなくていいんじゃない。」「もっと自分の中で固める前にアイデアを共有して欲しいよ」「がむしゃらにみんなについていこうとしてるのすごくいいし、一人で背負うものも大きいのはわかるけど、もっと堂々としてて欲しい」
こんな感じに。
うんうん、すっっっごく納得するから。そう言ってもらえると。
今回の合宿が無かったら、お前の言葉は「センスない」「将来性がない」で一生上書きされぬまま私の心に残るところでした!!!!(何度でも言う)
こんな感じで私に関する話?揉めた発端となった話は解決したのかな。
私には課題が残るので、完全な解決とはならないけれど、二人の間の蟠りは解消された!と言えると思う。あとは私の行動でもう一度、彼にこのチームが必要だって再認識させるしかない。
私に対する不満、の件を話し終えたあとで、もう一度チームを辞めたいのはどうするかについて聞くと、これはこれ。まだ悩んでいる最中だそうだ。
それも、この間知らされた以上に沢山の理由があって、一つ一つ納得もできる説明があった。どんだけ口下手なんだ。前回ここまで話してくれよ。と思った。
私はこれらに対しできるだけロジカルな解決策を提案しつつ、それでも最終的には
「どうこう言ったけど結局は感情論だよ〜〜〜〜辞めて欲しくないよ〜〜〜〜〜」って泣き喚いた。
大の大人が。
恋愛でも正直な言葉を発せられないこじらせ女が、初めて?人前で号泣して感情論をぶつけまくった。笑
でも私にはこう言う側面足りなすぎるから、たまにはいいのかな。。
そんなこんなで、一頻りお互いの考え方、目標、プロジェクトのこと、不満!この前の怒り!どんだけ私が凹んだことか!いろいろ話して恋バナもして、2時間弱経っていたのかな。
完全なる徹也で最終日の私は全然使い物にならなかったけど、これだけで今回の合宿に来て良かったと思える時間だった。
帰りのバスでは、チーム内で一番の人格者?(笑)少し能天気すぎるほどイイ奴な同期と隣の席になり、こちらもまた良い話を沢山することができた。
「イライラしたり、怒ったりする感情ないの?」と聞いたら、
なんの曇りもなく、
「あーないね!俺は人の良いとこ探すのうまいからさ!!(爽やか笑顔)」
なんやそれ!!素敵すぎるやろ!!!
同期の彼からも、なんか良いこと学んだ。とは言え私に怒りの感情は備わってるんだけど、、
一人一人個性があって、しっかり関わるからこそ色んなことが見えてくる。そして私も見せられるようになる。良いとこも悪いところも。
今回の合宿は、ただただ「めっっちゃ楽しかった〜〜メンバーラブ!最高!」で終わるものじゃなくて(一年前はそうだった)
よりこのチームが濃ゆくなったような三日間だった。
すごく楽しくて、ワクワクして、お酒飲んで爆笑して、えげつないプレッシャーを感じて、お風呂から出たくないほどストレスもあって、焦って、泣いて、でもみんなが好きで、一緒にいたい。
もう、感情論以外の何物でもないわ。
感情論で手放したくないのなら、ロジカルに色んな戦略を立てて、私が強くなって、チームが強くなって、成功させるしかないんだ。
人生をかけるチームのメンバーとか友達のことを「家族みたい!」と言うことがよくあるけれど、「家族」と言うより「恋人」に近いなって最近思う。
だって所詮他人だもの。
言い方や接し方を間違えれば簡単に離れてしまう。
より深く繋がるためには色々傷ついたり、嫌なことも言い合って見せていかなきゃいけない。
そりゃ簡単じゃないぜ、制作だけしてりゃ良いってもんじゃないもん。
ろくに失恋をしたこともないけれど、多分この数週間の気持ちの落ち込みは失恋と似ている気がする。笑
だけどね、私はこの道を選んだ。
このメンバーなら大きくなれると信じるから、一人でだってやろうと思える活動をあえてチームで動いている。
信頼する。
だから信頼される人間になろう。
大事な大事な「彼氏」達を、これからは一人も欠かすことなく。
全員で強くなる。
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