Linkin Park : FROM ZERO
もう映画ブログでも何でもなくなってきたな(笑)
ただこの記事だけは書かせてくれ。
ただただ思いをぶつけるだけの記事なので、長文乱文誤字脱字にはいつも以上にお許しください!!
俺が死にたかった理由、それはチェスター・ベニントンが自殺したから。
もう消してしまったが、昔のブログには俺のLINKINPARKに対する思いと、チェスターの自殺についての悲しみを書いたことがあった。
あの当時の語彙力や文章力では、俺の気持ちの1割も表現できてなかったように思う。
今だって心の中にある俺の全ての感情を文章化することはできない。
それだけ俺にとって、LINKINPARKは特別で格別だった。
特にボーカリストが大好きな俺にとって、そんな偉大なバンドのボーカリストに強烈な憧れを持たないわけがない。
これほどまでに俺の人生に影響を与えた、カッコいいボーカリストはいなかった。
厳つい見た目と荒々しいタトゥーを背負っているのに、メンタルに傷を抱えた弱々しい性格
強烈なシャウトとデスボイスを放つと思いきや、囁くように優しい歌声
激しい音楽なのに、繊細な歌詞
ド派手で明るい見た目の印象なのに、曲調や世界観はそれとは程遠いダークな感じ
そんな相反する2つの要素を兼ね備えていた、20世紀最強にして最高のバンドだと俺は思っている。
辛い時、悲しい時、勇気づけてくれたのは間違いなくLINKINPARKだった。
そんなボーカリストが自殺した。
それからの俺の人生は、高額詐欺セミナーに嵌められ、彼女に振られ、両親の離婚、自身の発達障害発覚、職場での酷いイジメ。
チェスターのように美しく死にたいと願って当然の人生だった。
今だってそうだ。
だってチェスターはもうこの世にはいないのだから。
だがバンドは復活した。
しかも美しくカッコイイ女性ボーカリストをメンバーに加えて再始動したのだ。
今の時代に男女差別発言と思われるかもしれないが、まさかこんな選択肢があるなんて思いもしなかった。
チェスターの代わりが務まるボーカリストは存在しない。
coldrainのMASATOですら、crossfaithのkoieですら、ONE OK ROCKのtakaですら、SUM41のデリックですら、その穴埋めは到底できなかったと思う。
彼らがカバーした時、LINKINPARKのライブにゲストボーカルで出演した時、嬉しかったのは嬉しかった。
だけどそれと同時に、あぁやはりチェスターを超えるボーカリストなんて存在しないのだと痛感した。
それがまさかだ。
こんなキレイな金髪のねーちゃんが、俺の高すぎるハードルをぶち超えてくれたのだ。
衝撃だったし、感動したし、涙まで流れた。
男ですら出せなかった激しいシャウト、オーディエンスの心を惹きつける声を彼女は持っていた。
振り絞りながら出すシャウトが、時折り掠れつつも低音から一気に放つファルセットが、今までの誰よりもLINKINPARKの音楽にアジャストしていた。
何より、マイクを握りしめて、鋭い眼光で睨みつけるあの凛とした姿が、チェスターが乗り移ったようにしか思えなかった。
女性蔑視と思われる発言かもしれないが、チェスター・ベニントンの代わりを務めるのはどんな男性ボーカルだと勝手に想像していたからだ。
女性ボーカルを抜擢するというそのチョイスにも俺は度肝を抜かれたし、そんな発想があったのかと驚きと感動だった。
これからの新譜には期待しかない。
LINKINPARKを聞いてからの俺は、音楽の幅も広かったものだ。
ミクスチャーロックの良さを教えてくれたのは、LINKINPARKが一番だった。
ラップで伝えられる言葉、メタルならではのギターの歯切れの良さ、DJがいる事による音数のバリエーション。
その全てが今まで聞いていた音楽以外のジャンルやバンドに興味を持たせてくれた。
生きたい理由をくれたのもまた、LINKINPARKだった。
チェスター・ベニントンの自殺により、希死念慮が増大したのも事実だけど、この復活により何としてでも生きて、生きて、生きてこのバンドの音楽を聴きたい、感じたいと思えた。
ありがとうだけで伝えられないくらいの感謝だ。
この世の全ての言葉をかき集めても、俺の心の中にあるLINKINPARKの想いは表せないね。
だからこそ最後に改めてこう言いたい。
再結成してくれて本当にありがとうございます。
鼓膜が破れても、どうにかして聴いてやる。
燃えて灰になるその最後の瞬間まで俺の耳にイヤホンをつけて、LINKINPARKを流して欲しいね。
あ、俺がそんな綺麗に死ねるわけないか(笑)
孤独死決定だが、死ぬ瞬間までイヤホンつけときますわ。
ほなほな、ほなほな。