祖母の葬儀を通して

4月17日祖母が亡くなった。

92歳。まぁまぁ長生きだったのかな。それでもまだまだ生きていてほしかった。

今回の祖母の死はいろんなことを感じさせた。備忘録も兼ねて。思ったことをつらつらと書いていきたい。

最初は…、老人保健施設について。祖母は目がほとんど見えず、耳もほとんど聞こえない。ラジオが好きだったが、耳が悪いので音量を上げないといけない。そうなると他の入居者の迷惑になるのでと聞くことができなかった。そのため、外的な刺激が少なく、認知の低下も早かった。認知を低下してからは大声で歌を歌い出すことが多かった。そうなるとますます隔離される。ラウンジへは連れて行ってもらえず、個室で過ごすことが多くなった。すると今度は足腰が弱くなる。その結果転倒して骨折した。それから入院となった。

退院して特別養護老人ホームへ。こちらはいい対応をしてくれた。

そして、二度目の入院。転院をし、最後の病院へ。容体が悪くなって、連絡をいただいた。病院に着いたら亡くなっていた。目を開け、口を開けたまま。閉じてくれていればよかったのに。死亡診断書は、日付の字だけ違う。事前に書いてあったのだろう。不快になった。

葬儀屋では、プランをたてる際に、こちらの意図を全く汲まない営業にあたった。最後だからどう見送ろうか整理がついてない中で、必要のないものを勧め、こちらの相談には一切のらない、時計ばかり気にしている。葬儀当日についてくれた職員はとても親切だった。

今回の件は自分の仕事と照らし合わせて考えてみた。相手の気持ちに沿うってこういうことなのか、相談する側の意図を汲むことがクレームを減らす大切なことなんだなと。

伝え方一つで気持ちがこんなにも変わるのは怖いと思った。慎重にならないと。

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