投資家と労働者の働き方の違い
投資家と労働者の働き方の違いを比べてみると、
大きく異なることがわかります。
労働者は、自分の時間を提供することでお金を得ています。
ほとんどの場合は会社と労働契約を結んで働いていますが、
労働契約とは「自分の時間を差し出す代わりにお金を貰う」という契約です。
お金のために働き、他人が作ったルールに従います。
多くの場合、毎日決まった時間に起きて、決まった場所に出社し、
決まった仕事をこなす。
そうして、提供した労働時間の対価として給料をもらいます。
もらった給料からはまず税金が引かれ、
残ったお金で毎月のやりくりをすることになります。
何かを買う時や行動を決めるときは、
必然的に毎月の手取りの給料が予算の上限となるのです。
給料が増えればその分税金も増えるため、
実際に手元に残るお金はそれほど多くはなりません。
働くのをやめると収入もなくなるため、
貯金を切り崩したり保険に頼ったりすることとなります。
労働所得だけに頼っている状態は生殺与奪権を会社に握られているのと
同じなので、多くの人は辞めたくても辞められません。
一方、投資家は全く違った考え方やルールの下で働きます。
投資家は労働者のように、
自分の時間とお金を一定のレートで交換するような働き方はしません。
彼らは「価値のあるもの」や「他人の時間」をお金で買って
利益を生み出そうとします。
お金そのものではなく
「働かなくてもお金が入ってくる仕組みを作る」ことを目的に働きます。
ルールは自分に有利になるように、自ら作ろうとします。
自分が勝てそうにない誰かが作ったルールの上では、そもそも勝負をしません。
毎日起きたい時間に起きて、好きな時間に好きな場所で仕事をします。
時間とお金を交換するのではなく、
仕組みを利用しているので報酬の金額に上限はありません。
もらった報酬からは、まず自分に必要なお金を使います。
自分への支払いが終わった後にまだお金が余っていれば、
ようやくそこから税金を支払います。
使う予定のないお金はすべて投資に回し、
お金がお金を生む仕組みを更に増やそうとします。
もちろんこ、の2つの異なる働き方は完全に切り離されるものではなく、
同時に成立させることも可能です。
労働者として会社で働いて給料を貰いながら、
同時にその給料の一部を「価値のあるもの」や「他人の時間」に
交換することはできます。
そして、徐々に資産を増やしながら労働によって所得を得る比率を減らし、
投資によって所得を得る比率を増やしていくことも十分可能です。
【労働者】
自分の時間を差し出して、その対価として給料をもらう
【投資家】
お金で価値あるものや他人の時間を買って、利益を生み出す
まずはこのふたつの働き方の違いを理解することが、投資家への第一歩となります。
まずはこのふたつの働き方の違いを理解することが、投資家への第一歩となります。
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