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Listening Journy 今後の課題
「旅をしながら、各地で出会った音風景や音楽を届けたい」と思ってスタートした「Listening Journey」、第一弾は會田瑞樹さんを録りました。そこで見えた課題を、頭の整理がてらまとめます。
今回は、機内持ち込みサイズのキャリーケースに録音機材をおさめ、バックパックにはかんたんな撮影機材。ちまたの録音屋さんがハイエースでホールに乗りつけることを考えれば十分少ない荷物ですが、“旅をしながら” となるとハードルが高いことを実感しました。都市間の移動なら、キャリーケースのサイズと個数をアップすることで何とかなります。しかし、未舗装の道を行くとなると現実的ではありません。
つまり、バックパック1つに、旅の支度、録音機材、撮影機材、編集機材をまとめる必要があります(これで登山ともなると狂気の沙汰)。
とはいえ、ホール録音にはマイクケーブルがそれなりに必要……ケーブルの中身は金属なので結構重いし、長さが足りないと困るので余分に持っていくとなると、移動だけで疲労困憊でしょう。
音風景だけを録るなら何とかなると、信越トレイルを録り歩きしてわかりました。しかしそこに「音楽」が加わると、旅をしながらだと正直キツい……すべてをワイヤレス化、つまりケーブルを省けば可能性が見えてきます。反面、バッテリーの重さがのしかかってきますが。