準備編 プエルトモントへバス移動
【アウステラル街道単発自転車旅日記②】
サンティアゴで自転車を購入したら、後はアウステラル街道始まりの街「プエルトモント」に移動するだけです。
サンティアゴからプエルトモントへは1,000キロ程南下します。今回は時間短縮のため夜行バスでワープしてきました。
サンティアゴのバスターミナル
このターミナルへ前日に行プエルトモント行の夜行バスのチケットを購入。
時間は13時間〜16時間程掛かり朝出発〜夜行までいくつかありました。
サンティアゴ〜プエルトモントバス値段(自転車料金も)
お金はシートや時間帯によって若干ばらつきがあるようで、「一番安いやつ」と伝えたところ21:05発〜翌10:30着のチケットを購入できました。
【値段】
・20,000ペソくらい(3,215円)
・15,000ペソ(2,411円)※自転車料金
ちなみに、このターミナルの真横にでかいTerminal Sur Santiago de Chileがあります。それに気づかずにTURBUSでチケット購入しちゃったので、もしかしたらこっちに入っているバス会社のほうが安かったかもしれません。
自転車は、前輪外すだけで乗せてもらえました。ガチチャリダーの人いわく箱に入れずに乗せてくれることは珍しいようです。逆に分解せずに乗せてくれる場合は箱必要ない事が多いよう。
前輪外す時にもどうすればよいか分からず、ゆーちゃりさんがテレビ電話で繋いでくれて助けてくれました。笑 至れり尽くせりです。
どうやら、マウンテンバイクでタイヤを外す時に工具が必要なことはほぼないようです。(基本的に手で外して手で付けられるよう。)「工具がないと無理…」と思ってしまって若干テンパりました。
実際にやってみると、すぐ出来ました。(途中優しいチリ人が自転車持っててくれたり助けられた。ありがとう)
サンティアゴバスターミナルまで出発
宿からバスターミナルまでは自転車で30分程ですが、余裕を持って18時には出発しました。(バスは21時発。余裕持ちすぎ)
というのも、サンティアゴの日の入りは20時くらいなのでそれまでに着きたかったのです。
ちなみに、大通りは人が多くて自転車を押して歩かないといけなかったりでのんびりしていたら1時間ちょい掛かりました。※割と自転車専用道路とかも合って走りやすいのですが…
僕は自分でテントを立てたことがなかったので、宿で一緒だった人に教えてもらいながら練習しました。うん、多分出来る。テント泊はこの旅では必須です。
海鮮の街プエルトモント
夜行バスはほとんど眠れず、翌10時30分に無事プエルトモントに着きました。
晴れてはいたけど、やっぱりサンティアゴよりは肌寒い気がします。
「よし、いざ出発!!アウステラル街道へ!!」…とはならず、プエルトモントでやらないといけないことがあり数日滞在予定です。
何かというとウニです。そう「ウニを食べなければいけない」のです。※他にも必要な備品を買い揃えないといけない。
とにかく、プエルトモントは海鮮が有名な街でウニを食べずしては出発できないということで「この街に2泊」する予定でバスターミナルから宿に向けて自転車漕いで行きます。
坂の上の階段崖の宿
ヨロケそうになりながら自転車で15分で着くとGoogleマップが言っている宿へレッツラゴーです。
プエルトモントのバスターミナルでまずはタイヤを組み立てて荷物を括ります。ノロノロとスタートです。10分くらい走ると坂に差し掛かり、速攻で歩きました。速攻です。やっぱり僕には自転車旅は向いて無いかもしれません。
そして、坂道を自転車で押すこと20分ちょっと。宿付近に着きました。
ですが、どこに宿があるか分かりません。住所がアバウトでBooking.comに登録されていて付近までしかいけないという旅あるあるに引っかかってしまいました。
重たい自転車を持ちながらウロウロしていても、どうしようのないのでオーナーに電話を掛けてみることに。
プルルルルrrrr ガチャ
僕「オラ」 オーナーおばちゃん「オラ」
僕「予約してる〇〇です。正確な場所が分かりません。家の番号教えてほしいです。(英語)」
オーナーおばちゃん「ノーイングリッシュ。◯☓△◯☓△◯☓△◯☓△」
ノーイングリッシュの後は、スペイン語で全く分かりません。こりゃ困ったなーと思って振り返ってみるとオーナーおばちゃんが手を振ってくれてました。
それを見ながら助かった気持ち反面、地獄に落ちた気持ち反面という感じです。なぜなら、宿がめっちゃ階段の途中にあるからです。そして、僕は荷代にクソ重い荷物を積んだ自転車です。
幸い階段の側溝が平らだったので、そこにタイヤを乗せてフルパワーで登って何度も自転車ごと滑り降りそうになりながら辿り着きました。
宿のおばちゃんは実家のおばあちゃんみたいで優しく、登りきった僕に水道水をコップについでくれました。
ちょっと怖かったけど、この家は水道水が飲めるようで美味しかったです。
部屋も一人部屋で綺麗だし、景色もいいしキッチンはオーナー家族と一緒で使いにくいけど個人的には最高でした。
備品を購入してウニ食べに
夜行バスで少し疲れてましたが、まだヘルメットとレインコート(ズボン)を購入していた無いことを思い出し大きなショッピングセンターへチャリンコで行きました。
チャリで走っていると、肌寒さを感じサンティアゴより南に着たことを実感します。
ヘルメットとレインコートはここで買いました。めっちゃでかいショッピングモールで何でも買えそうな雰囲気がプンプンしているところです。
中に、ゼビオみたいなスポーツ用品店が合ったのでそこで購入しました。ヘルメットは背に腹は替えられず一番安いテカテカのものです。ガチチャリダーとすれ違った時に笑われない事を祈るばかりです。
次は最大の目的であるウニを食べるだけなので、ティピコ・カレタ・デ・アンヘルモ市場までチャリンコでひとっ飛びしました。こういう時チャリは便利ですね。
ビーニャ・デル・マルの汐見荘でさんざん海鮮を食べましたが、やっぱり海鮮はテンションがあがりますね。
市場の中にあるお店に入り、ウニを注文したら「どえりゃあウニ皿」が出てきました。
ムチョ美味しかったです。でも全部食べたら少し「ムッ」となりました。もし食べるなら二人とかがいいかもです。
もうお腹すきすぎて値段を気にせず注文してたけど、こうやって振り返るとなかなか高くて複雑な気持ちになりますね。
なんか、前情報ではもっと小ぶりで300円くらいでウニを食べ歩き出来るはずだったんですけど僕が行った時は見当たりませんでした。
安くてもパックに入った大量の7,000ペソくらいのウニだけしかなかったように思います。
コロナ前の情報とはやっぱり大分変わってしまっているということですかね。
とりあえず、ウニも食べたしそろそろ出発せねば。
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