「アウストラル街道単発自転車旅日記」①準備編 チャリンコ購入inサンティアゴ
2024年10月2日
遂にチリの首都サンティアゴで自転車購入しちゃいました。
購入した自転車は地域最安値の169,000ペソ(27,000円)です。見た目は「うーん。あんまりかっこよくないけど仕方ないわね。」という感じ。
※後で紹介しますが、その他備品合計で7万円くらいかかりました。
お店の情報とかをサクッと知りたい人は、目次で飛んじゃってください。
アウストラル街道単発自転車旅備忘録
なんで、自転車購入したかというと「アウストラル街道」を自転車で走るから。(今はまだ願望)
こういっちゃなんですが、僕はバックパッカーです。しかも、結構だらけたグータラバイタリティ低めのバックパッカーです。
自転車も、8か月前エジプトの王家の谷でレンタル自転車に乗って以来一度も乗ってません。(本当に走れるか不安…)
ただ、内心自転車旅への憧れもあって1カ国くらいどこかで「なんちゃってチャリダー」をしたいなと思っていたところ「アウストラル街道」なるものがあると聞いて南アフリカにいる時から密かにデビューの機会を伺っていました。
そして、南米旅終盤でチリに辿り着き自転車を購入して走り出すだけという状態までこぎつけたのです。(ずっとビビって半信半疑でしたが、買ったらやるしかねぇ状態ってやつですね…)
ということで、「単発チャリダー備忘録」としてチリでのチャリンコ購入から実際にアウステラル街道走るまでの日記をちょろちょろと書いていこうと思います。
※これを書いてる時点ではチャリダーとは言えず、アラサー髭面男がチャリにバックパック括り付けて跨っているだけという状態です。
アウストラル街道を簡単に説明
アウストラル街道とは、チリのプエルトモントから1240km程南下して辿り着くオイギンスまでの道のこと。
この道は国道7号線で繋がっており、「世界一美しいい林道」と呼ばれ世界中の自転車旅人(チャリダー)に人気です。大体チャリンコで1ヶ月くらいで走り切るみたいですね。
チャリンコ旅をしたことがないので、本当に世界一かどうかは僕には分かりません。でも、それはそれは綺麗な景色とガチチャリダーの人でも「うわっキッツ」というような道が用意されているようです。(ひっ…)
この道が美しいと言われる理由は、南部アンデスが長く南に伸び湖や美しい山々が覗き有名な「パタゴニア」へ続く道だからということでしょう。
ルートはフェリーで途中(チャイテン)までワープするルートなどいくつかあるようですが、僕はよく分からないので「国道7号線」をひたすら南下していきます。(※国道7号線ルートも数回のフェリーは必須)
アウストラル街道ベストシーズン
アウストラル街道(パタゴニア地方)のベストシーズンは12月〜3月と言われています。
南半球に位置するチリでは、この時期は夏で日中は涼しく夜も過ごしやすく、自転車旅行者も基本的にはこの夏のシーズンに集中しています。
4月後半〜10月までは南部(アウストラル街道の終わりから)アルゼンチンに抜けるフェリーが雪のため動かないのです。(正確な情報は分かりません。)
僕は11月から動き出すフェリーを目掛けて、2024年10月7日にプエルトモントを出発します。
アウストラル街道はどの月も雨が多いようで、10月も月の半分は雨とのこと。しかも、ベストシーズンは12月から。はい、僕の旅はいつもオフシーズン。(キリマンジャロ登山もオフシーズン過ぎて頂上は-20℃だったしなぁ)
本当は7月くらいに来る予定でしたが、「さすがにアルゼンチンへの国境が閉まってそう」という情報を聞いたので急遽ルート変更してチリを後回しにしてました。
10月の朝晩はまだまだ冷え込みそうなので、ヒィヒィ言いながら走ってきます。※本当は12月から走りたいけど、年越しを他の場所でしたくて致し方なくですね。
レンタル自転車もある
プエルトモントだけど、ここでレンタル自転車でアウストラル街道を走ることができるようです。
サンティアゴ自転車&備品購入情報(総費用7万円)
自転車旅グッズを全く持ってなかった僕がチリ サンティアゴで準備に使った費用は「457,200ペソ(73,503円)」です。
【自転車で購入したモノ:@334,200ペソ(53,729円)】
自転車(マウンテンバイク):169,000ペソ(27,170円)
荷代(キャリア):16,800ペソ(2,700円)※設置込
六角レンジ:3,000ペソ(482円)
パンク修理セット:3,000ペソ(482円)
サイドバック防水×2個:122,400ペソ(19,678円)※非防水なら安い
スピード距離メーター:18,100ペソ(2,909円)
空気入れ:1,900ペソ(305円)
※予備チューブと予備チェーンは同行してくれたガチチャリダーのアドバイス曰く「最大2ヶ月くらいの旅だったら必要ないかも」ということだったので買ってません。パンクはその都度治す予定。(パンク修理なんてしたこと無いけど)
あと、チェーンとかその他困ったら近くを通るチャリダーに「ヘルプ」すればどうにかしてくれるはずといいうアドバイスももらったので、その案を採用です。他力本願というやつですね。
【その他ショッピングセンターとかで購入したもの:@123,000ペソ(19,774円)】
テント:12,000ペソ(1,929円)
銀マット×2:10,000ペソ(1,607円)
寝袋:17,000ペソ(2,733円)
ガス×2:8,000ペソ(1,286円)
ガスバーナー:30,000ペソ(4,823円)
ヘルメット:15,000ペソ(2,411円)
レインコート:19,000ペソ(3,054円)
キャンプ調理器具:12,000ペソ(1,929円)
※小物達の多少の漏れがあるのであしからず
サンティアゴ自転車屋情報
自転車はこのリンクの店で購入しました。ここ一帯が長い自転車屋通りになっているので、沢山のお店から選べます。
僕がサンティアゴにいるタイミングで、ペルーのクスコの宿で一緒だったゆーちゃりさん(ガチチャリダー)がサンティアゴに偶然いて自転車購入について着てくれました。勝手に僕のチャリ旅の師匠と思っています。(ゆーちゃりさんインスタ Yuotube)※日本一周後世界一周してるガチチャリダー
これは本当に助かって、あれよあれよと1日で必要なものをほとんど揃える事ができただけでなくいろいろなチャリ旅のアドバイスも貰えてありがたい限りです。
(一人でいってたら、ただ自転車やでモジモジして時間だけが過ぎていたかもしれません。)
他にも、これまで出会ったガチチャリダーの方達もアドバイスをメッセージでくれたりとチャリダーの皆さんの優しさに触れているこの頃。なんちゃってミーハーチャリダーにも皆さん本当に優しい。
で、買った自転車に荷物を括り付けたのがこんな感じ。
ちなみに、この店に決めた理由は「なんだか店員のおばちゃんがいい人でおちゃめそうだったから」です。
最初は道場破りのように、手当たり次第店に入って「この店で一番安いマウンテンバイクはどれだい?」と聞いて回ってました。でも、ぶっちゃけ素人の僕は「安さ重視」だし単発旅でスペックどうこうは関係なかったのであんまりどこも変わらないかな、というのが正直なところ。
一応、ここの最安マウンテンバイク(27,000円)が聞いて回った感じだと新品で一番安かったですね。
安いチャリは見た目がテカテカしてて、僕が小学生の時に乗ってた初めてのマウンテンバイクみたいな見た目をしてるのが多く、一瞬少し高い(3,000円くらい)のを買いそうになりましたが「期間限定チャリダー」ということを思い出して辞めました。(かろうじてテカテカじゃないやつゲットできたし。かろうじてね。)
昼に購入して、店に自転車を置いたままキャンプ用品とかを買いに行ったところ、その間にスピードメーターとかボトルホルダーとかキャリアーとか全部つけてくれてました。(設置費も込みだったかも)
スピードーメーターとかは自分でつけると面倒そうだったので、割とありがたかった。
※店員のおばちゃんは、最初全部高いやつを勧めてくるので注意。まぁ、それがなんとういか商売の愛嬌があって嫌な気がしないのですが。明るくて良いおばちゃんでした。
サンティアゴショッピングモール
テントやら寝袋とかのキャンプ用品荷必要なグッズはここのショッピングモールで購入しました。大きなホームセンターが入ってます。
ホームセンターの安い奴らです。(ガスバーナーだけ高かった…)
銀マットはスリーピングマットとして使うやつで、ゆーちゃりさんのおすすめで2枚(750円/枚)買いました。地面から冷たさが染みるようで、ソレ防止です。
キャンプ調理器具はここで買いました。めちゃめちゃでかいモールで、アウトドアショップがいくつか入ってます。
僕が購入したのは、「Doite」というチリのアウトドアブランドショップです。
アウストラル街道出発の街プエルトモントにも、大きなショッピングモールがあるので購入できますがサンティアゴで購入しておくのが無難でしょう。
自転車もプエルトモントに売ってますが、サンティアゴほど大きな自転車屋の通りはありません。
宿&購入情報まとめ
今回の記事の情報である程度、アウステラル街道に必要なモノは揃うと思われます。
■27,000円で自転車購入
■キャンプ用品諸々が売ってるホームセンターが入ってるショッピングモール
■宿泊13,600ペソ/日 ※Landy hostelが有名ですがここもなかなか綺麗。ちょっと街の中心からは遠いけどサンティアゴは電車が便利なのであまり不便はないと思われる。
ちなみに、サンティアゴからアウストラル街道出発も街プエルトモントまでは1,000キロほど離れていて自転車でいかない場合はバスにチャリンコ乗せる必要があります。
その、あたりも次回の記事でまとめます。