人前に出るのが恐いと思う。
恐いと思う割に、すごく、出たがり。
なんでだろうなあ
それこそ、幼少期は発表会なんてあったら
ビービー泣いてしまって。
お面をつけると、お母さんがせっかく時間をかけて結ってくれた髪の毛が崩れてしまうのが嫌で ホッチキスが引っかかるきがして 先生に手を繋がれながらひとつも前を向かずステージにいたのです
せっかく家族でスキーに来ても お外に出ずお宿のベランダで雪遊びをしているくらいにはひ弱
そんな小娘が小学生になった時
新しい友達と沢山出会ったり、家庭環境が変わったり、ダンスを習い始めたりして少しずつ社交性というものを覚えた。
ただ、ダンスの発表会の時も、やっぱりお母さんに結んでもらった髪の毛が少しでも崩れると嫌な顔をしながらステージに立っていた
何がそんなに気に食わなかったのだろうか
お母さんにとっては、娘がステージに立ってニコニコ手を振ってくれるだけで幸せだろうに、
何を髪の毛ひとつで萎えちゃってたんだろうか
って、今なら思えますけども。
中学生になった時。
2年間学級委員長をやったのち、3年生で生徒会長をやった。
別に頭が良かったとかでもなく、友達がめちゃくちゃ多かったってわけでもない 結構幼少期の名残で人見知りではあるし。今もだし。
けど性別とか、グループとかあまり気にしない人間で、誰にでも分け隔てなく接してたので「こいつならいいか〜」って思われてたのかなって勝手に解釈
卒業文章には、有名になりそうな人1位に選ばれてたよ ならなくちゃなあ
早く結婚しそうな人にも選ばれてたけど全然当時のダチには先越されてますね残念!
今思うと何がきっかけで目立ちたがり屋に変身したんだろうとつくづく思う。
特段きっかけが思い出せないや。
高校でも3年間学級委員やってたな(委員会活動がなくて楽と気づいた)
高校生の時地元の新聞に載ったんです
「人前に立つ理由」みたいなテーマで文章が掲載された なんだそれ
その時なんて書いたんだろ〜って読み返してみたんですけど
「人前に立つ前は緊張でお腹痛くなる」
「自分の気持ちを表現するのはとても難しい」
「人に知って欲しいこと、見てもらいたいものを伝えることができるような仕事がしたい」
的なことが書いてありました。
正直今思ってることと変わらなかったです。
すごいね?10代の頃と信念的なものはブレていないらしい。
こうして、様々な経験を経て出た結論
私は多分、言葉と文字で物事を伝えるのが下手なんだ。人一倍脳みそが動きまくるため、経緯がグルグルしているのだが結論のみを伝えがちなせいで言葉で気持ちが伝わらないらしい。
普段はそれでいいとさえ思って過ごしている。
その代わり、人前に立つ時くらいはそこで感じた全てを伝えようとしている。
自分語りは寒いし、人から自分に向けられる感情がポジティブなものであれば特段気にしない。と世の中に溶け込む際の私は思っているけど、ステージ上では違う
物事の本質を捉えるということ
頭を使い、体を使い、気を使うということ
それが出来るようになるにはどうすればいい?
と考えながらライブをし、アナタに魅せている
まだまだ若造なのである。
10年後は、また感情ひとつで何を萎えてんだか
と言えるようになっていればそれでいい
10年前と違って私は、髪が崩れようが構わない と思えているよ
そうして人生を順番に歩んでいきつつ、
音楽で豊かな日々をアナタと共に過ごせますように