愛すべきヨシタケシンスケ
愛すべきヨシタケシンスケ。
ヨシタケシンスケさんが好きだ。さりげないけど、フッとなるイラスト。絵本はさすがに買わないけれど、スケッチ集を持っている。300ページ近くにわたって、ヨシタケさんのスケッチが収められている。だらだら起きている週末の夜、気が向くとぺらぺらめくっている。見てるだけで面白いし、友人と同じポーズごっこをするのもなおよい。
わかったことや気づいたこと、思ったことや実際にあったこと。 こうだったいいな、とかやだな、とかおもしろいな、とか。 そんなことを書きとめたスケッチ、というかめもみたいのものがたくさんあって、人恋しさゆえにそれらを一冊の冊子にまとめた男がいます。 昔の私です。
と初めのページに書いてある。
なにを考えてたら、そんなにありそうでありえないきゅんとするイラストが描けるんだろう。”強風に飛ばされるミモザサラダ”なんて一生思いつかない。終始にやける。
好きなイラストの言葉の部分だけを少し書いちゃう。イラストはいわずもがななので、想像してみてほしい。あわよくば、そのあと書店で手に取ってみてほしい。
あの、ちょっとおたずねしますが、このへんに坂はありませんか。
よくあることをやってしまいまして、よくあるキモチでいっぱいでございます。
人は両手に同じモノを持っていると、頭が悪そうに見える。
ちょっとハッとした言葉はこれ、
秘密にするくらいならウソを言うわ
改めてどれが好きだろうと思いながらめくっていたら、愉快な気分になってきた。これが大人の楽しみ方なのだと思った。
おわり
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