頑張れエリンギ8
看護、介護の基礎編
最初から7まで、ぽーんと実習と記録をメインに書いてきましたが、どうも普通に講座が始まるようですので、こちらも普通に講座のカリキュラムに沿ってやっていこうと思います。
そもそも、介護ってなんぞや?と絶対聞かれますよね。看護とは?も。
やってる事はおんなじじゃん?はいおんなじですね。しかしこの両方の資格を取るための勉強をすると、全く違う視点、場所から同じ対象を眺める事だと気づきます。
まず言葉から。日本語はいいですねー。言葉に意味がある。
介、、中に入って関わる。間を取り持つという意味を持ちます。護、、まもる。
看、、見る、観る、診る 観察、注意深く見る。護、、まもる。
という違いがあります。はいその通り。とにかく中に入る、関わるのが、介護。観察することから入るのが看護です。
また、看護と介護には、その目的の優先順位が違うのです。
看護は生命を守る、生命の維持が一番優先されます。
介護は生活の質の向上です。
これは近くもあり遠くもあるため、大きな衝突が起きる事もよくあります。それでは病院で働く介護職はどう考えるのかですが、これは属する母体の特徴によりそれに沿った援助を行うべきなので、自分の職務の中での定義と組織の定義をちゃんと理解する必要があります。
両方の資格を持ちどちらにも属していた私の場合は、以前は病院では介護職は雑用、という扱いが多かったような感じがしていましたが、最近ではそういう事もあまりなく、むしろより近い所で直接援助をする介護職さん達の方がより良い気づきや目線を持っていたり、援助技術も優れていると感じる事もあります。
逆にいうと、看護師さんの中には、未だに助手さんという意識が高くそういう認識や行動が見れる事がありますが、実習生として病院など医療施設に入ることがありましたら、たとえ看護学生であっても、介護職の方々の動きを見るとその病棟や、システム、ルールなどがよくわかりますし、例えば受け持ち患者さんの事でより詳しい事、例えば嗜好だとか、体調の変化の兆候などをしっかりと把握しておりヒントになる事があります。
より近くのその人の姿を捉えている。という表現をしたらわかりやすいでしょうか?そういう認識を持ちましょう。専門化している目線以外のアプローチは物凄い情報となりえます。
介護職の強みというのはより近い、というのが一番わかりやすいと言って良いのではないでしょうか?
次は看護師の目線と接し方について