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頑張れエリンギ 7

前回は看護師の実習メインでかきましたので、介護の初任者研修、実務者研修などに即した実習の目標や記録について。

まあ、前で書いた看護師の実習レポートに比べてみると、正直言って大したことはないですが、おそらくほとんどの人がやった事をきちんと書くという作業は初めてになるだろうと思われます。正直、記録については仕事についてからとても苦労をすることになりますので早くから記録を書くことに慣れておきましょう。

医療、福祉の世界では、サービスの一つ一つに記録はついていきます。そしてアクシデントが起きれば、ヒヤリハット、事故報告書などにも及びます。これらは起きたらすぐに書くというルールがありますので、必然的に仕事が空いた時間つまり終業後に書くことになります。かけないと帰られないという辛いことになるので、勤務時間にサッと書く癖をつけましょう。

いわゆる5w1Hがあればよいのです。また、大切なことは主観を入れない事に尽きます。

例 お部屋の掃除の援助に入ったとします。(指示書や計画書があります。手順書もあるはずなのでそれを見てやる事を確認しておきます)

まだ涼しい時間帯であり、掃除と換気を実施しました。水回りの排水溝が汚れており取り除き洗っております。ゴミについても、ベット上に散乱していたので、ご本人にゴミ箱に入れていただき、ベット上を整備していただきました。指摘や声かけに対しては納得され、「きれいにしないといけないね」とおっしゃっていました。普段よりあまりお話をされたりはしない方ですが、やりとりはしっかりと返答されて、移動についても問題はありませんでした。

という感じで、この場合はおそらく午前中、居室内の掃除、特にベット上と洗面周りの掃除を指示されていると考えることができます。ベット上にゴミをそのままにしておくことが利用者の問題点なのでしょう。本人に自覚を促し捨てるように習慣をつけるように援助をしています。あまりお話をされないがしっかりとコミュニケーションをとって異常がないかを確認している様子もあります。またその中で居室内の移動についての危険はないかの観察もしています。

という具合に、掃除の中に、安否の確認、安全の確認、気分の変化、問題点、いつもとの違い、が入っています。ダラダラと長く書く必要はありませんが、これをチェックする、サービス提供責任者が作成した指示書に則しその場面がきちんと想起できる内容であれば良いです。本人の言葉を引用するとより客観的になります。

実習の記録についても同じ事が言えます。

次回に、介護施設での実習で、初日、利用者とコミュニケーションを取る、食事の介助の様子を見学する。(自分の目標が食事の介助なので、許可が出たら実習中に介助をやらせていただく心づもりでいる、)という状況での記録を書いてみましょう。

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