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隠される秘密を教えてくれよ

センスのいい友達に出会う半年だったと思う。
いままで幾分かは「ワードチョイスがいいな」とか
「そのスピードでその反応出来るんだ」と
思う機会はあったとはいえ、ここまでのレベルの
高さを感じる人に囲まれる時間はなかった。

人はいつまで経っても
センスが良い、人と違う、誰かに届く
そんな言葉だったり行動だったりを選ぼうとする。

私に関しては、現実からかけ離れた
「考えれば分かるだろ、そんなわけないだろボケ」を
確立して頻繁に使うようになっている。

汎用性が高くて瞬発力のある代物だ。
でも実際は、現実味にないことをギリ有り得る範囲で表現することや、類似する言葉に置き換えて、勘違いしてる振りをするのには、相当の知識と語彙が必要になる。時折、苦節に悩む。

そんな中、半年で出会った彼らは、
単純かつ真っ当に、相応しく正解な言葉を紡ぐ。
なんなんだろう、この差は。

決して勝ちたいわけでもなく、
真似してやろうとも思わないが、一緒にいたい。
憎くもないし、むしろ大好きだ。
だからこそ、これからも関心して、尊敬していたい。
そんな彼らと生きる毎日が、言葉の面白さに気づけるいいキッカケになっている実感があり、
それまた特段心地いい時間なのだよ。

頭の良さは学力を基準にするものの他に、
どれほど言葉で遊び、楽しみ、探り続けるか
可能性の範囲を広げながら、綴る言葉が彩られるのか、そういった類も含まれるんだろう。

あらゆる話題、場面を彼らと過ごし、
罵倒してされて、ボケてツッコんで、
秀逸を求めるが故に伝わらなくて。
それでいい。それがいい。

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