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シネマ神戸で映画を観た話。

こんばんは、シネマ神戸にて『ストックホルム・ケース』と『グレタ』を鑑賞した。

この2本立てどちらも感情移入によって映画の中にどっぷり浸かれる作品であった。鑑賞した順番にて感想を書く。

〈グレタ〉
地下鉄の駅にて、カバンの忘れ物を見つけるフランシス。後日、カバンの持ち主グレタの元へ持っていき二人は次第に親密な関係となる。しかし、ある日グレタの秘密を知ったフランシスは距離を置くがグレタはフランシスにストーカーのようにつきまとい…

この映画は一言でいうと怖い…しつこくフランシスにつきまとうグレタはフランシスはもちろん、観客である我々もグレタの恐怖に怯えてしまう…記憶に残る怪演をしたイザベル・ユペールが凄い。今まで観た映画の中でも記憶に残るサイコパスなキャラであった。おそらく、夢の中でグレタが出てきそう…
フランシス役のクロエ・グレース・モレッツは最近は『トムとジェリー』での出演で久々に見て可愛く成長してびっくりしたが、今回の『クロエ』でも可愛いクロエちゃんが観れます!クロエちゃんいなかったら、ホント不気味な映画になっていたかも…可愛いクロエちゃんが唯一の救い。
忘れ物に手を出さないようにします…

〈ストックホルム・ケース〉
誘拐・監禁事件の被害者が犯人と長い時間をともにすることで、犯人に対し連帯感や好意的な感情を抱いてしまう状態を示す心理学用語「ストックホルム症候群」の語源となった1973年にストックホルムで実際に起こった銀行強盗事件を元にした映画。
物語の主人公ラースはアメリカへ逃亡するため銀行強盗を行う。そこで職員の女性ビアンカとクララを人質に取る。刑務所に服役していたグンナーの釈放に成功して仲間に加わり金と逃走用の車を警察に要求する。ラースと警察との攻防は長続きして次第にラースとビアンカには不思議な共感が芽生えていき…

ラースは最初はビアンカやクララ人質には荒っぽく扱っていたが、次第に紳士らしい優しくビアンカに接していく。特にラジオから流れるボブ・ディランの曲で二人の距離が縮まるシーンが印象的であった。
物語が進むにつれてラースはどこか憎めないやつに見えてくる…これがストックホルム症候群なのか?観客もラースの魅力に惹かれてしまいます。

是非、映画館で感情移入による映画体験をしてみてください!

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