人間関係構築が下手な人は、分類ごとに優先順位をつけると少しだけ、人間関係構築が上手になる
人間関係の構築は、日本においては必要不可欠な技術である。
だからこそ、「人間関係は広ければ広いほど良い」とも言われている。
しかしながら、この考え方は人を利用することが出来る人間の意見であり、もしあなたが利用される側の人間なのならば、沢山の人と知り合っても、その沢山の知り合いから消費されるだけになるので、自分が利用されることのない相手との人間関係を構築するべきである。
人間関係がド下手糞な人の特徴
人間関係が下手な人は、人間関係の構築が下手です。
自分自身の人間関係において、誰をどのくらい優先することができるか整理できていないのです。
分かりやすい例として、
友人Aから「4月10日に、割り勘でご飯食べに行こう!」と声をかけられOKします。
その後、友人Bから「あなたが、どうしても行きたいと言っていた4月10日にあるコンサートのチケットが、1人分余っているので行こう!」と誘われます。
友人Aと友人Bも知り合いで、友人Aの誘いを断って友人Bとコンサートを楽しんだ場合、友人Aは悲しい気持ちになることが分かっています。
この場合、上手に友人Aの誘いを断って、友人Bとコンサートに行くことが、長考もせずに出来るのなら、コミュニケーション強者です。
どうして、この誘いに上手に対応できない人が多いのでしょうか。
多くの人は人間関係の優先順位をつけられていない
人間関係構築が下手な人は、人間関係に優先順位をつける際に、
『自分がしてあげられること、与えられること。』
で基準を作ります。
もっと、簡単にします。
恋人、家族、親友、友人、知人、仕事の関係、仕事の上司、恩師。
人間関係を上記のざっくりとした分類に分けたとします。
多くの人は、この分類ごとに人間関係の優先順位をつける際にまで、『自分がしてあげられること、与えられること。』という基準で考えます。
こんな曖昧な基準をつけていては、人間関係なんて構築できません。
あなたが頭の中で考えていることなのに、なぜ偽善的な優しさが必要になるのでしょうか?
人間関係で優先順位をつける基準は、
「嫌われて困るか?」
相手を傷つけたら、自分も攻撃される。
そんなことを考えて怯える人が沢山居ます。
なぜそんなことを考えるのか?
非常に簡単なことで、本当は友達になりたいと思っていない相手とまで友達となって、自分の人間関係を広げすぎるからです。
まわりまわって自分の悪い噂が流れると考えて恐れているからです。
また、ここでは人間関係で優先順位をつける基準に、「嫌われて困る。」という言葉が伝わりやすいから用いていますが、正確には違います。
人間関係構築の基準は「相手に話を伝えて、理解して、納得して貰う。」この面倒くさいことをしたい相手かどうかが重要。
人間の権利は平等でも、自分の人間関係は平等に出来る訳がない。
それを理解してください。
「相手に話を伝えて、理解して、納得してもらう。」が出来ないということは、会話ができないということ。
会話が出来ないというのは、コミュニケーションが取れないということです。
コミュニケーションが取れないというのは、分かりやすく言えば、野生動物のことです。
熊など肉食動物なんかは、ただ同じ空間に居る間は穏やかかもしれませんが、あなたが食べ物に手を付けた瞬間、攻撃してくるかもしれません。
そんな人は、あなたにとって、その野生動物は人間として数に含めない方が良いです。
偽善者は嫌われるのではなく、利用される。
まず、人間関係を構築するにあたってお金持ちではない限り、誰かを簡単にはコントロールできません。
人間関係にストレスを抱えているという人は、人間関係構築が下手です。
人間関係構築が下手という人は、相手からは偽善者だと思われています。
あなた自身が、なにかしら利用しやすい、コントロールしやすい人間だと気づかれています。
人間関係を上手に構築するためには、
自分自身も優先順位をつけられていることを認識すること
周りからも、自分のことを優先順位をつけられていることを、しっかりと理解しましょう。
そうしないと一方的に「してあげた」「してもらっていない」などという押し付けが発生してしまいます。
相手からしたら、優先順位をつけているだけに過ぎないのです。
人間の権利に差別はない。
人間関係には差別がある。
あなたは神様ではないのだから、人間関係において優先順位をつける必要があります。
1人1人に優劣をつけることは難しいことなので、
恋人、家族、親友、友人、知人、仕事の関係、仕事の上司、恩師。
に優先順位をつけることから始めてみましょう。
今回は「嫌われてもいい。」という順番をつけ、そして可能であれば”理由”も考えて自分自身で理解すれば、ほんの少しだけ人間関係の構築が上手になります。