人生におけるチャンスという言葉は、負け犬の使う言葉

　よく、「人生の中でチャンスが到来している。」と言う人が居ますが、それはだいたい通過点です。
　分かりやすく言えば、だいたいの人が口にする「人生のチャンス」という言葉は、これまでの人生の積み重ねによって結果が決定されることについて、失敗する可能性が高いことを「人生のチャンス」と口にします。

　簡単に言えば、人生における重大な分岐点だと分かっていたにもかかわらず。努力を怠っていたため、失敗した際に自分の行いに後悔しないために、チャンスという言葉を使うことで外的影響があったと言い訳しているんです。

　努力してきた人は「人生における重大なチャレンジ」と言います。

人生で積み重ねたことによって結果が出ることは挑戦（チャレンジ）。

　では、人生におけるチャンスとはどんなことかと言うと。

　自分自身の人生の積み重ねだけでは到底叶うことがないこと。
　そして、それを自ら失敗を選ぶことが出来ること。
　その失敗を笑って楽しんで済ませることが出来ること。

　上記でも、かなりぬるま湯な表現での例です。

ぶっちゃけ、人生におけるチャンスは宝くじが当たることですらない。

　宝くじが当たることですら、自分で買って機会を得るという努力をしていたり、他人に宝くじを貰うくらいの人間形成をしていたり、そういった人生の積み重ねがある。

人生におけるチャンスとは、この世に存在しなことに対する希望

　ここまでの話をまとめて、それでも人生におけるチャンスは存在するのか？
　人生におけるとまでというということは、そのことで人生が変わらなければいけない。人生を変える、それほどのチャンスと言うものなんでしょうか？

「人生におけるチャンス」という言葉ではなく、
「人生におけるチャレンジ」と言えるくらい人生に向き合わなければならない。

　人生におけるチャンスという言葉は、パンドラの箱と同様で、この世に存在してしまったがために、人々に幸福を持たせているように見えて、人々が最後ギリギリまでできた努力に手を抜かせてしまう言葉です。

　自分自身が人生に向き合っているとき、
　それが、「人生のチャンス」と思ってしまっている場合、それは負け戦です。
　今の自分は人生に対して「チャンス」と「チャレンジ」どちらを選択しているのか少しだけ考えてみてもいいのではないでしょうか。