ものつくさんのこと
昨年の終わりごろ、ものつくさんを知りました。それはクラウドファンディングについて調べていた時でした。調べものについては、その後、こういった形に落ち着きました。
こちらに辿り着くまでに、実際にクラウドファンディングはどんな感じになっているのか、サイトをいくつか拝見しました。
その中で、最も心惹かれたのがこちらでした。
最高の職人が見つかるサービス!
この表現、なんだか気に入りました。ものづくりに対する誇りが感じられました。プロジェクトのページを拝読し、素敵な取り組みだと思い、ものつくさんのサイトに飛びました。
ものつくさんのサイトには
ものつくは目的に合った最高の職人やメーカーを最短で簡単に見つけられるファッショングッズOEMメーカーマッチングプラットフォームです。
バッグや財布・ベルト・帽子など幅広い服飾雑貨に対応し、さらにロット・素材・納期など詳細な検索・依頼ができるので新商品開発やブランド立ち上げ・オーダーメイドなど多様なニーズに対応した今までにない新しいマッチングサイトです。
と書いてありました。
「つくれるもの」を開いてみると
バッグ(ビジネスバッグ、トートバッグ、ハンドバッグ、リュック、ボディバッグ、クラッチバッグ、ポーチ、その他バッグ)、財布(長財布、二つ折り財布、マネークリップ、コインケース、その他財布)、その他(ベルト、名刺入れ、キーケース、パスケース、帽子、手袋、スマホケース、靴、眼鏡、その他)
うわぁ。なんだかとても楽しそうです。
他にももっと私にピッタリのプロジェクトがあるかもしれない、と思った瞬間もありましたが、そんなことを言っていたら永遠に決まりませんし、これも何かのご縁と思い、支援を決めました。
話はプロジェクトのページに戻ります。
私は町工場が好きです。BtoBのラブレターのゴーストライターをしているうちに、様々な業種のお手紙を代筆することになり、その過程で町工場に魅力を感じました。最初は金属でしたが、素材は関係なく、製造業、特にキラリと光る技術を持った小規模の職人さんの世界がスキです。
というわけで、ものつくさんはドンピシャでした。微力ながら私のスキな世界を応援できるかもしれない・・・。自分で仕組みを考えることができなくても、自分で仕組みをつくることができなくても、自分のスキな世界をより良くしようとしている人を応援することならできる・・・。
それに、白黒のロゴにも惹かれました。白黒ええよんですから。勝手にご縁を感じました。
それから、リターンも納得いくものでした。あくまでも私の場合ですが・・・。
クラウドファンディングのサイトで様々なプロジェクトを拝見していると、色々応援したくなるのですが、リターンがピンと来るものでないと二の足を踏んでしまうことに気付きました。リターン無しでとにかく支援するのもありましたが、今回はリターンを受け取ってみたくて有りのを探していました。
クラウドファンディングは、プロジェクトを多くの方に支援していただく元気玉みたいな仕組みですが、ものつくさんのは逆に私が助けていただけるようなリターンでした。
これは凄い。
いつかこの先、クラウドファンディングをするなら、リターンは支援者の方々が本当に欲しいものにしようと思いました(欲しいかどうかを確かめるためにクラウドファンディングを利用するという方法もありますが)。
話が逸れますが、銀行口座に直接振り込んだ方が金額的にはたくさん支援できると一瞬思いました。しかし、色々考えてからサイトを通じて支援することにしました。長くなるのでここには書きません。そして、話を戻します。
ものつくさんは、将来私がもし何かつくっていただきたくなった時にもお願いできそうだと思いました。また、こうも思いました。1社1社(メーカーさんだけでなく個人の職人さんも含みます)、何かつくっていただき、それぞれクラウドファンディングを実施したら・・・?そうしたら、メーカーさんや職人さんも、ものつくさんも支援者の方々も笑顔になれるのではないか?makuakeさんやcampfireさんあたりが向いていそうです。
妄想は色々膨らみ、そしてしぼみました。
私にはクラウドファンディングを成功させる技術もノウハウもありません。笑顔になれるのは、ヒットしたら、でしょう。もちろん、失敗すると決まったわけではありませんが・・・。
それに、白黒ええよんとして出品して、その後の流れを考えたら、無事乗り切れるか自信が無くなってきました。大量に注文が入ったとして、正直なところ、それは、もう、工場や工房から出荷していただきたいです。お客様とのやりとりも、難しそうです。そうしたら、私ではなく、各メーカーさんや職人さんの名前で出品したらいいのではないか?しかし、その場合、私が関与する意味は・・・?
私は、職人さんたちの活躍の機会が増えたらと思っていただけなのに、なんだか難しい方向に話を進めてしまったことに気付きました。
クラウドファンディングには何か理由が必要です。人の心を動かす何か。
しかしそれは冒頭のTシャツづくりで悩んだような社会問題を解決するとかそういう大義名分でなくても、こんなお役に立つ商品を新しくつくりましたというだけでもいいのかもしれないと思いました。それに、差し当たり、大義名分を思いつきません。ならば、製造元が純粋に新商品として直接出した方が、利益もたくさんになると思いました。顧客という資産も手に入るでしょう。その分、手間も発生するかもしれませんが。
私はある部分では職人さんの気持ちがわかります。絵を描いたり、文を書いたりしているので、つくることに集中したいと思うことがあるのです。つくる人なら、きっと、そう思うことはあると思います。だから、顧客対応まで関わるのが難しいのかもしれません。
もし、お互いにそうだとしたら、つくる人、つくってもらう人、売る人みたいなチームがあったら、うまくいくのかもしれないとも思いました。つくってもらう人が売るところまでできればいいのかもしれませんが・・・。
私はこれまでのBtoBのセールスライティングの経験を活かして、プロジェクトページをつくってみたいと思っていました。クラウドファンディングの各サイトを拝見すると、プロジェクトページはお手紙風FAXの文面に写真などを加えたような感じでした。FAXだけでなく別のメディアにも取り組んでみたいと思っていたので、これならできるのではないかと思いました。
しかしそれも、よくよく考えてみればメーカーさんや個人の職人さんが自分でつくった方が思いが伝わるのかもしれないと思いました。
と、いうことは・・・私はひとまず個人的に一点物をお願いするだけにしておいたほうが良さそうです。珍しい素材、物語のある素材でつくっていただきたいです。つくっていただく前に、色々相談させていただいて、noteに書けることは書いたりしたいです。ゆっくりになりそうですが・・・。自分自身で使う何かを思いつかなかったら、プレゼント用にお願いしたらいいのかもしれません。
残り3週間を切りました。プロジェクトの内容もリターンも、ピンと来る人も来ない人もいると思いますが、ご縁のある方に届いたらいいなと思いnoteに書いてみました。思い浮かんだことをどんどん書いたので、いつもの通り、まとまりのない言葉たちになっています。
お金もさることながら、登録も増えますように。つくる側も依頼する側も、個人でもOKです。仲間が増えれば増える程、楽しくなりそうです。
革に絵を!とか思ったりもする今日この頃。しかし、それをどんな形でお客様に届けるか・・・・。こういう方に「よっしゃ、いっちょ売ってやるか!」と思っていただけるような何かをつくっていただきたいと思いますが、今のところ具体案は思い浮かびません。
つくっていただく前にお客様を集めておくのがいいのかもしれません。集めつつ、つくっていただきつつ・・・。
それから、ひょっとしたら私もいつか、うんと未来に職人の側で登録しているかもしれません。
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そして、みんフォト!
今回はものつくさんの白黒のロゴから、ジグソーパズル風の何かを描きました。形はピッタリ合っていますが、絵は続いていません。自分の境界を保ちつつも色々な人たちと協力して何かをつくる・・・そんな感じです。
ブラシは2020年冬のコレクションのうちピンと来たものを使用しました。
ありがとうございます。それでは、また。