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私を構成する9枚 9/9
地球上の皆さん、こんばんは。
善太と申します。
今回で最後、Twitterで投稿させて頂いた #私を構成する9枚 のタグから、カネコアヤノさんの『祝祭』をご紹介します。
カネコアヤノ/ 『祝祭』
カネコアヤノさんが好きすぎて、どのアルバムにするかとても迷いました。
最終的に、カネコアヤノさんのアルバムで初めて出会ったこのアルバムを選びました。
出会いは、サークルの後輩から勧められた時。それから、カネコアヤノさんのコピーバンドを組んで、何回も演奏を重ねました。
好きな人の好きな本だとか好きな絵だとか、その人を知る為に積極的に取り込み、その人がどんなところを好きなのかとか想像する癖がありまして。どんどんハマっていきました。
僕は、カネコアヤノさんの描く、小説のような日常的な歌詞に心惹かれました。愛らしい歌声から紡がれる音に惚れました。
歌心に寄り添う
コピーバンドのサークルに入っていた僕は、ベーシストとしての実力を磨くために、いろいろなジャンルの音楽にチャレンジしました。
王道J-POPをスタジオミュージシャンの真似をして演奏したり、メタルバンドを暴れながら弾いたり、シューゲイザーバンドで爆音を出したり。
そういう経験の中で、カネコアヤノさんとの出会いは新鮮で、大切なものでした。
ボトムスを固めつつ、ノリノリなメロディを奏でるベースライン。堅実な演奏だと思っていました。
ライブを生で観て、イメージは一新しました。
ベーシストの本村拓磨さんの、ヴィジュアル。
モヒカンサングラスに髭面。見た目通りの荒い演奏。
と思いきや、
こんな甘い音も出しちゃう。
歌詞に寄り添って弾いてるんですよね。
そうしてベースを使って、表現をしている。
刺激的でした。
カネコアヤノのコピーをする為に、髭を生やしてサングラスを着けてみた事があったんですけど、結局モヒカンサンまで至らず、特に誰にも見せずに終わった過去があります。
カネコアヤノ/ 『燦々』
先ほど掲載したYoutubeの『光の方へ』は、アルバム『祝祭』ではなく、こちらに収録されています。
この盤をとっっっっても紹介したかったんです。本当は。
全部の歌が大好きです。
『かみつきたい』とか『布と皮膚』とか少しえっちな歌詞とか。『明け方』と『光の方へ』の歌詞が、カネコアヤノさんを教えてくれた後輩に当てはまりそうだな、なんてところとか。『車窓より』のイントロのリバースリバーブだとか。『愛のままを』の歌詞が僕に染み込んできたり。
てかもう、カネコアヤノさんが好きなので、全部好きになっちゃうんです。
坊主憎けりゃ、袈裟まで憎い。なら、
坊主愛せば、袈裟まで愛す。
すべてが愛おしくなってしまいます。
話が脱線してしまいましたが、日々の生活の中に好きが溢れれば溢れるほど幸せになります。
そんな好きな音楽をもっともっと増やしていきたい。もっと巧い表現ができるようになりたい。誰かの歌に寄り添いたい。
そんな想いが広がった作品です。