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私を構成する9枚 7/9

 

僕の地元の先輩が、Twitterに動画を上げてバズっていました。なんでも、うちで踊ろうというタイトルで、いろいろなミュージシャンやアーティストとネットから繋がり、動画を作るコンテンツらしい。

 音楽から、踊りから、笑顔の輪を広げる空間を作り出した先輩を誇りに思います。


 音楽を聴いてると踊りたくなってしまう事ありますよね?

 さて今回は、そんな踊れるミュージックを作り出しているインストバンドを紹介します。

toconoma/『TENT』

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 toconomaは、日本のインストバンドです。

 このアルバムは、高校の時に同級生のT君に教えてもらってからずっと聴いていて気に入っています。

 僕は高校の頃、歌詞なんて読まずに音楽を聴いていました。言葉を介する事が阿呆らしくて。言葉を介する事で、認識の齟齬が、少なからず生まれると考えていました。

 斜に構えた人間でした。今でも同じような考え方ですが、こうして文章を書くようにまで成長しました。この事は次回の記事で、詳しく話したいと思います。


 言語を介さないインスト曲


 言葉を使うのはタイトルぐらいでしょうか。

 斜に構えていた僕には心地良いものでした。

 どんなタイトルであろうが、いろいろな解釈ができるし、発信側もそれを承知でしょう。認識の違いがある事が当たり前だから、齟齬なんて生まれない。

 屁理屈のようだけれど、僕には心地良かった。


 ダンスミュージック


 それとインスト曲は頭を空っぽにして踊る事もできる。

 学校の授業でこういったフォークダンスは踊りましたか?コロブチカ。日本ではCMソングなどでも使われる有名な曲です。元々は、行商人を歌った歌詞がついている曲ですが、訳の分からん言語の歌詞が有るよりも、無い方が踊りやすいですよね。

 修学旅行の時に、好きな人と手を繋ぐ事ができた思い出の歌です。

 そんなこんなでダンスミュージックがすきだった。家では父親がEarth, Wind & Fireを流しているから踊るしかないし。

 インスト曲ではないけれど、幼少の僕にとって異国のリズミカルな言葉が、楽器の一つのように感じていた。


 音楽と生きていく

 

 それと大好きなところがもうひとつある。

 それは、toconomaのメンバー全員が、社会人として手に仕事を持ちながら、音楽活動を続けているということだ。

 やれバンドマンは夢見がちだとか、やれ大人になったんだから音楽は辞めなさいだの。世知辛い世の中なのじゃ〜。


 音楽っていうのはそういうものではない。

 生活に寄り添うもので、

 人を支えるもので、

 人の背中を押すものである。


 だからこそ、toconomaの生き方は素晴らしく意義のあるものだと感じた。高校あるいは大学まで、部活やサークルで続けていた音楽を、社会人になるからと言って手放す必要は無い。

 誰かの為に、自分の為に、

 音を楽しむことを続けていい。


 そんな選択肢を僕に見させてくれたのが、toconomaでした。

 

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