「人にオススメできないエロゲ」をオススメする2(沙耶の唄編)
味を占めた。「人にオススメできない」というのはエロゲの話題は慎むべきであるという意味ではなく「オススメできないエロゲ」のお話である。
沙耶の唄(サヤノウタ)
2003年12月26日に「ニトロプラス」より発売された18禁ゲーム。2009年に当時の最新OSに対応した廉価版が発売された。今はWindows10にも対応したものも(2017年に)発売されているのでお買い求めはそちらから。ダウンロード版はDLsiteやDMMなどで販売されている。パッケージ版が3080円。ダウンロード版は2530円。今でいうところのロープラだな。当時はミドルプライスとして発売されていたのでプレイ時間は10時間前後。
公式のあらすじ
嘘ではないが本当ではない。簡単なあらすじをまとめる。事故により視覚等に重大な後遺症が残った主人公のお話。あらゆるものが醜悪で奇怪に感じられるようになった。建物は臓物を塗りたくった様に、人間は肉塊に見える。言葉は呻き声や金切り声に聞こえる。変わってしまった世界に於いて、唯一「正しく」見える人間との出会い。それらを複数視点で描く。主人公たちの行く先とは──って感じ。公式ジャンルはサスペンスホラー。キャッチコピーは「それは世界を侵す恋」
主な登場人物
匂坂 郁紀(サキサカ フミノリ)
医大生。交通事故で脳挫傷を負った。最新の技術による硬膜下血腫の除去手術によって身体的には回復したが、手術の後遺症により風景や人物が肉塊のように見えるようになった。そのストレスで性格も陰鬱となる。 狂った世界で唯一正常な姿に見える謎の少女・沙耶と出会い、行方不明である彼女の父親を探すことになる。
沙耶(サヤ)
郁紀の前に現れた少女。失踪した父親を捜している。郁紀の視界で唯一、正常な姿に見える。それにより彼の精神的な支えとなる。
戸尾 耕司(トノオ コウジ)
郁紀の親友でサークル仲間。 事故後に豹変してしまった郁紀の態度を不審に思いつつも、青海や瑤と共に以前の郁紀の人間関係を取り戻そうとしている。
高畠 青海(タカハタ オウミ)
耕司の彼女で瑤の親友。 事故後の冷淡な郁紀の態度に怒りを感じており、郁紀の言動により傷付いた瑤を心配している。
津久葉 瑤(ツクバ ヨウ)
郁紀のサークル仲間。 元々郁紀に想いを寄せていたらしく、青海と耕司の仲介で郁紀に告白したが、事故後の彼の陰鬱な変化に戸惑う。
丹保 凉子(タンボ リョウコ)
T大学付属病院の脳神経外科医で郁紀の主治医。定期健診時に郁紀が何かを隠している様子を不審に思っている。
オプションでCGをぼやかせたり暗くさせたり出来る。
音声は途切れ途切れでノイズ混じり。何を言っているのかは分からない。自分が一番最初のプレイしていた時、何故かたこ焼きを食べながらであった。背景CGを見て、え!これ、たこ焼きじゃん!となり、たこ焼きが2年くらい食べられなかったという事があった。
この部屋を目撃してしまった高畠さんは気の毒であった。
このゲームはこんな人にオススメです!
・ニトロプラスの作品をプレイしてみたい方
・虚淵さんのシナリオを読みたい方
・"""真実の愛"""を堪能したい方
・有名作を履修したい方
初心者にもオススメのニトロ作品と銘打っているので是非。前回も思ったけれど、これ何の紹介にもなってないよな。
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