2021年　ソフビの年を振り返る

　2021年が終わりました。
　去年を振り返ってみようと思ったが、まず個人的に大きかったのは2020年12月末に結婚してから、1月に新居に引っ越してきたこと。
　で、その次がソフビを買いまくったこと。というわけでソフビについて話しますよ。

　まず妻が1月にキングジョーを買った。
　中野ブロードウェイによく行くので、それまでも怪獣ソフビという存在は認知していたが、あんまりピンときていなかった。それが家に鎮座するようになった。
　こういう何の機能もないオモチャで数千～数万円もしたりするの、なんかとんでもない世界だなあと思った。めちゃくちゃ精巧なサイドショウのスターウォーズのとかで数万するやつがあるのとかは知ってたけど、こんなフニャフニャしたやつがねえ…という感想。この時点では。

　と思っていたら…　中野ブロードウェイの墓場の画廊で出会ってしまった。

　CCPのヘドラ　墓場の画廊バージョン
　ウワーーーかっけーー　黒のクリア素材でラメ。ギラギラ。
　上陸期(上の写真)と、成長期があって、成長期の方がでかかったが、こっちの方が動きがあってよかったのでこっちを買う。14000円くらい。
　こうして、何の機能もないフニャフニャのオモチャに万単位の金を払うようになってしまった。

ちなみに、でかい成長期の方も結局あとで買いました。こっちは動きがない代わりに単純に質量の迫力と、あと意図のわからない自然災害みたいな怖さがある。

　いままでグッズとかフィギュアとかにあんまり関心なかったが、これで怪獣ソフビを買うことを覚えたので、好きな怪獣であるグリーンモンスのとかを買ったりした。

　その後…　怪獣とかじゃなくて、オリジナルソフビの世界を知る。

　7月から妻がKAIEDA(旧dune)のソフビや、HUMAN ROBOTのソフビなど食品系キャラのオリジナルソフビを集めるようになった。
　で、いろいろ抽選に申し込んだり、買うために並んだりとかを端から見ていたので、そういう世界があるのかぁ～　ふーん　と思っていた。

　そしてある日、秋葉原のケンエレスタンドに展示されていた山崎若菜デザインの「ドラゴン」「魔法使い」のソフビにピン！ときた。
　その時はオオッと思っただけだったが、ずっとこのソフビが忘れられず。こういうレトロゲーム的な正統派のデザインってなかなかないよね～ということで、欲しくなって、ネットで調べたりして、最終的に東京駅のVINYL TOKYO(ケンエレスタンドと会社一緒)で在庫があったので即購入(これは2ndカラー)。
　俺もオリジナルソフビの世界に脚を踏み入れた！
　これめちゃくちゃいいのだ。あと色が目が痛くなるほどビビッドなピンク。

　その後…11月のデザインフェスタで妻がKAIEDAのソフビを買いに行くというので、まあ着いていくか…俺は買わないけど。と思って行った。

　いっぱい買っちゃった!!
　手前のが　アマプロ「エビフラゴン」
　あとは左から…
　HANAMUSIC「さし美」
　Chima Group「カニコロ怪獣サプライズ」
　スカルチュラ「ウツボカエル」
　ペインターネット「フトアゴン」

　というわけでまんまと買ってしまった。というか、ソフビ界が初めてすぎて、界隈では有名とか歴が長い作家さんとかもいるけど自分にとっては「すべてが平等に新刊」状態だったので、とにかくピンと来たのを買った。ピンと来すぎ。
　事前にネットで見たときはそんなでもなかったけど、実物見たらウオーーみたいなのもあったし、当日会場で始めて見てどうしても欲しくなっちゃったのも。
　このデザフェスを期に完全に沼に落ちた。
　で、まあこの他にもちっちゃいのから大きいのまで、怪獣のもオリジナルのも、ピンと来たら買ったりしてます。

　で、ハマってみてわかったのは…自分にとって理想の立体物がソフビだったんだ、ということに気づいた。いままでフィギュアとか興味なかったし、どんなにリアルでもなんか違うな～と思ってて、むしろちょっとフニャフニャしたダースヴェイダーのフィギュアとか、デッサン狂ったミッキーとか、昔のやる気ないのとか、が良いなあと思ってたので、ああ、そういうの今思えばソフビっぽさじゃん、と。
　成形の制約条件含めて、デフォルメだったり、突き詰めない造形というか、大味さというか、おおらかさというか、なんか適度に首回ったり腕動いたりするけどリボルテックではない感じとか、ブンドドしやすさとか全部。これだーーーっていことでした。腑に落ち。

そういうわけでソフビの2021年になってしまったんでした。

で、これは今年になってからなんだけど、ネットで過去の販売情報やら購入者のツイートやらを見つけてどうしても欲しくなったソフビ…
　One up.秋葉原店の初売りで、朝から並んで買ってきた…
　サンガッツ本舗「羅梵」

　これあまりにもでかすぎてやばい。体高40cmあるんだけど質量感からして60cmくらいの迫力がある。他のソフビと並べると笑っちゃうくらいでかい。

　というわけで年始からぶっちぎりスタートを切ってしまったので今年もソフビ年になるんじゃないでしょうか。
　楽しい世界に出会いました。おわり。